リスニング力を伸ばす 英語学習法・トピック

【1日3分の英語多読】このリーディングでリスニング力UPの効果もありました

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英語の学習法『多読』って聞いたことありますか?

実はこの多読、やり方に注意して続けると、リーディング力だけでなくリスニング力も伸ばせる素晴らしい学習法です。

でも、

「意味の分からない英単語が含まれる英文をたくさん読むのは気が乗らない」

「Nativeが書いた英語は難しすぎる」

そう感じてなかなかやる気にならないですよね。

私もこの記事で紹介するコンテンツを使うまでは、気分が乗らず多読を避けていました。

しかし、記事を読むだけなら会員登録やメールアドレスの登録なども不要で、ブラウザでいつでもだれでも無料で使えるDMM英会話のデイリーニュース記事サイトを多読に使うようになってから変わりました。

最初から日本人英語学習者向けにまとめられ、『短い・読みやすい・面白い』の3拍子揃った無料英語コンテンツです。

楽に続けられるのでリーディング力だけでなくリスニング力もグングン伸びています。

そこで、リスニングUPに効果がある多読のやり方、注意点、実践法などを詳しくまとめました。

以下に紹介するやり方をマスターすれば、初心者や高校生が多読に挑戦するにしても、英語教室に通ったり多読用の分厚い本を購入する必要もありません。

 

\リスニング勉強法のすべて/

 

多読とは

英字新聞、小説、ビジネスドキュメントなどは、面白くないし難易度が高いので多読に向いていない

英字新聞、小説、ビジネス書は多読に向いていない

 

多読とは、文字通り『英文をたくさん読むこと』です。

でも、なんとなく中学や高校の授業で言われそうなイメージで捉えてしまい、以下のような印象をもっていませんか?

多読の間違った捉え方

難しい英語語彙が多く使われている長めの多読本や記事・新聞・小説・ビジネス書などを一生懸命努力して読み続ける

これ、全く違います

むしろ逆です。

 

多読の定義

多読を1文で定義すると以下のようになります。

多読の定義

興味がわく短めのコンテンツで、現状の英語レベルに合ったものを選び、返り読みをせずたくさんの英文を読んで内容を掴む練習をすること

 

多読におススメな教材の条件

つまり、多読におすすめな教材を探すには、以下のようなポイントが重要です。

一定期続けられるものでなくてはなりません。

多読を続けられる教材の条件

  • 内容が面白い・興味がわく
  • 1分~3分程度の短い時間で終わる
  • 語彙や英文の構造が自分のレベルに合っている(難しすぎない)
  • 日々コンテンツが増える

決して、長い英文のコンテンツを用意する必要はありません。

むしろ、たとえば同じ1000語の英文を読むにしても、『1000語×1コンテンツ』より『200語×5コンテンツ』のほうがいいです。

なぜなら、短い英文のほうが、途中で挫折しにくく学習を続けやすいからです。

 

多読のメリット

多読のメリットは以下のような点です。

多読のメリット

  • 日本語に変換することなく英文を前から後ろに理解できるようになる(英語脳の形成)
  • 練習を重ねることで、英語インプットの理解スピードが上がる(意味理解力の向上)
  • その結果、リーディング力だけでなくリスニング力も向上する(英語コミュニケーション力の向上)

 

多読がリスニング力の向上にも役立つ理由

多読の効果はリーディン力のUPだけではありません。リスニング力も向上します

なぜなら、返り読みをせず前から後ろに目に入ってくる順に英文を理解する練習を徹底することで、リスニングと同じ状況をつくれるからです。

TOEICのリスニング試験をイメージしてみましょう。

英文は一度しか読まれませんよね。

そして、途中で遮って、

今のところ、よく聞き取れなかったのでもう一度お願いします

というようなこともできません。

つまり、耳から聞こえてくるままに英文をインプットして、脳でその意味を理解するのがリスニングです。

リーディングでも以下の2点を徹底すれば、インプットの入り口に耳と目の違いはあれどリスニングと同じ状況になります。

  • 返り読みをしない
  • 途中で意味が分からない英単語があったとしても止まらず読み進める

 

ただし、インプットのスピードを決める主体が異なります。

多読の場合、読み進めるスピードは自分のペースです。

しかし、リスニングの場合は英語を話す相手のスピードになります。

つまり、多読の練習を繰り返して英語インプットの理解力のスピードを上げることができれば、そのスピード以下のリスニングは聴きとれるようになります。

多読によりインプット理解力が向上するのに従い、リスニングもスピードが遅いものから速いものへと聴きとれるようになる

赤い〇の部分でリスニングも理解できるようになる

 

とはいえ、リスニングは耳からの音がインプットなので、英単語の正しい発音ネイティブ英語独特のリエゾン(音の変化)のルールも覚えて英語音声の認識力を上げることも必要になります。

 

\英語音声認識力を向上できたアプリ/

 

多読と精読の違い

精読は、英文の意味や文法構造をしっかりと把握することを目的とした読み方です。

このため、意味が分からない英単語が出てきたら辞書で調べます。

また、わかりにくい英文を主語・述語・目的語・修飾語(説)・補語などに分解して文法の構造を明確にしたりします。

一方、多読ではそのようなことはしません。

英文全体の要旨をつかむことが目的のため、返り読みもしないし、意味がわからない英単語があってもあまり気にしてはいけない学習法なのです。

 

多読と速読の違い

速読は、文字通り文章を速く読むことを重視した読み方です。

そして、速読の一般的な定義では、速く読むだけでなく文章の意味を理解することも必要とされています。

速く読むためには、返り読みはNGです。

そういう点で多読と速読は似ています

内容的には近いけど重視している部分が違って、たくさん読むことを重視した言い方が多読、速く読むことを重視した言い方が速読ととらえておけばよさそうです

 

意味を覚える英単語は重要英単語帳に頼ろう

とはいっても、英語力の向上に語彙力は不可欠です。

でも、それはアマゾンや本屋で買える重要英単語帳を使って重要なものから集中的に覚えましょう。

語彙は市販の英単語帳を使って増やそう

語彙は市販の英単語帳を使って増やそう

 

多読のコンテンツでたまたま出てきた意味の分からない英単語を手当たり次第に覚えようとするのは英語力の向上に非効率です。

多読で出てきた意味の分からない英単語をそのままにしておくのが気持ち悪い場合以下のようにするといいと思います。

自分でこれと決めた市販の英単語帳(著者の場合アルク社のキクタン)のインデックスや目次を使ってその英単語が掲載されているかを確認し、掲載されていれば覚え、されていなければ重要ではないと割り切ってスルーします。

 

多読のやり方

多読のやり方はシンプルです。

興味がある英文コンテンツを用意し、返り読みをせず前から後ろに読むだけです。

 

① 興味がある英文コンテンツを用意する

自分の趣味・仕事に関わる内容など、内容が理解できると人生がが豊かになるようなものを選びます。

たとえば私の場合以下のようなコンテンツに興味があります。

  • 旅行・観光地
  • インターネット
  • 料理
  • MLB(大谷翔平・ヌートバー)
  • Apple製品

Googleで英語記事を検索するといろいろなものが出てきます。

しかし、英語Native向けのニュース記事などは、日本人英語学習者にとっては難しい語彙が多く使われておりすぐに嫌気がさすのでおススメできません。

このため、日本人学習者向けにおススメの英語コンテンツをこの後紹介します。

 

② 返り読みをせずに前から後ろへ黙読する

繰り返しですが、多読では前から後ろに読み進めます。

スラッシュリーディングチャンクリーディングと言わたりもします。

決して、返り読みをしません。

分からない英単語があったとしても無視します。前後の文脈や自分が既に保有している内容に関する知識からから「だいたいこんな意味かなぁ」、「ポジティブかネガティブかでいうとポジティブの意味の副詞だろうな」などと意味を想像するだけです。

そうすることで、文脈から意味を推測する力や全体の要旨をつかむトレーニングをします。

もし、わからない英単語が多すぎで嫌気がさしてきたらそのコンテンツは多読に合っていないです。読むのをやめましょう。

自分の現状レベルからみて難しすぎます。

別の読みやすいコンテンツを探して改めて多読の練習をしなおします。

やる気があるうちは「気合いだ!」と難しすぎるコンテンツでも多読を進めようとしてしまうかもしれませんが、それだと学習が長くは続かないと思います。

練習を繰り返すことで多読の量を増やしてインプットの理解スピードを上げることが一番大事な目的です。

 

チャンクリーディングとシャドーイングを1分程度の短いコンテンツを使って効率的に学習できるアプリ教材として、スタディーハッカー社の『ENGLISH COMPANY MOBILE』もおススメです。

 

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【使い倒した感想】ENGLISH COMPANY MOBILEはシャドテンの代わりになるのか

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(余裕があれば)③ 声に出して読む/Native音源でリスニングする

上記の①②で多読の練習は基本的に終わってOKです。

時間に余裕があれば、声に出して読んでみるNative音源で再生してリスニングの練習をしてみるなどをしてみましょう。

また、多読練習の途中で意味が分からなかった英単語を辞書で調べても構いませんが無理にそうする必要はありません。

英文の意味を完璧に理解することは多読の目的には入っていないからです。

私の場合、

どこかで出てきた結構重要な英単語のはずだけど意味をまだ覚えられていない、、、

と感じる英単語に限って調べる程度です。

 

\リスニング勉強法のすべて/

 

英語の多読におすすめサイト

個人利用であれば無料で使える多読におススメのコンテンツ2つと有料サブスク教材を1つ紹介します。

いずれも、読みやすい短さの記事が日々追加されるのでコンテンツ不足になることがなく英語学習者に役立ちます。

 

NHK World News

多読おススメコンテンツ

NHK World News

NHK World NewsのWeb画面

NHK World Newsのホームページ

 

日本の放送局が日々更新する英語ニュースです。

日本に関心がある外国人と英語を学習する日本人をターゲット読者にしており、どこか馴染みがあって安心感もあります。

海外のソース記事に比べると、難解な英単語はあまり使われていません。

またスマホはアプリも提供されているので入れておけば手軽に毎日読むことができます。

一部の記事はアナウンサーが読み上げる動画コンテンツもセットになっているためリスニングの練習も可能です。

 

DMM英会話のデイリーニュース教材

多読おススメコンテンツ

DMM英会話デイリーニュース

DMM英会話のデイリーニュース教材

DMM英会話のデイリーニュース教材ホームページ

 

DMM英会話のホームページにてデイリーニュース記事を読むことができます。

ネイティブキャンプやレアジョブなど、他の主要なオンライン英会話にも同様のコンテンツはありますが、スマホアプリをダウンロードしての利用が前提となっています。

この点、DMM英会話はSafariなどのブラウザでアクセスできるので手軽です。

そして、DMM英会話を受講していない人でも自由に学習に使うことができます

以下のような理由から多読にピッタリです。

多読に向いている理由

  • カテゴリ別/レベル別に記事を絞れるので興味がある自分に合ったコンテンツを探しやすい
  • 英語学習者向けの記事なので難解な語彙は少ない
  • 日々新しい記事が追加される
  • アーカイブされている数千の記事からキーワードで検索もできる
  • 1記事あたりの英単語数が300語前後と少なく短時間で読める
  • 翻訳ボタンを押せば、日本語訳もすぐに表示される

 

オンライン英会話のデイリーニュースを比較しました

 

スタディハッカー社『ENGLISH COMPANY MOBILE』

ENGLISH COMPANY MOBILEの教材一覧

音源教材一覧

ENGLISH COMPANY MOBILEのチャンクリーディング

多読用のチャンクリーディング

英語コーチングサービスを展開する成長企業が提供するリーディングとリスニングを同時に鍛えられるオールインワン教材です。

月4,378円で毎日教材が追加され、チャンクリーディングとシャドーイングを同じ音源教材を使って1日30分練習するアプリです。

多読だけでなく実際に聴きとれるかどうかも確認でき、目からウロコの英文法解説動画も見放題です。

100教材近くで学習した感想をまとめています。

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【使い倒した感想】ENGLISH COMPANY MOBILEはシャドテンの代わりになるのか

  シャドーイング練習をやると効率的に英語力を伸ばせると感じています。 特に勉強時間を十分にとれない社会人は試す価値ありますよね。 これまでプログリット社の『シャドテン』を主にサブスク利用し ...

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サンプルコンテンツで多読のやり方を紹介

DMM英会話のデイリーニュース記事をサンプルに多読のやり方を説明します。

 

① 記事を選ぶ

スマホの画面で記事の選び方を説明します。

 

DMM英会話のデイリーニュースサイトを開く

DMM英会話デイリーニュース

リンクから多読に使う記事を最初に選びます。

 

カテゴリから興味があるジャンルを選ぶ

カテゴリメニューを開き、『Travel & Lifestyle』を選んでみました。

DMMデイリーニュースのWebサイトでカテゴリメニューを開いた画面

スマホで開いた画面

 

難易度レベルの範囲を絞る

レベルを7(advanced)~10(Proficient)の範囲に絞りました。

英語学習者向けのレベル基準なので、advancedを選んでもそこまで難しくないですよ。実際に試してみてください
DMM英会話デイリーニュースのサイトで英語レベルをAdvanced~Proficientの範囲に絞った画面

スマホで開いた画面

 

興味がある記事を開く

一覧に表示された中からアメリカヨセミテ国立公園に関する記事を選んでみました。

英単語数は297です。

これぐらいの長さの記事であれば、嫌気がさすことなくなんとか最後まで読めるので多読に向いています。

DMM英会話デイリーニュースのサイトで「ヨセミテ国立公園」の記事を選択した画面

スマホで開いた画面

 

記事の内容

 

Article
Exploring the Great US Parks: Yosemite

The 63 national parks found across the US are some of the world's most beautiful natural spaces. And while Yosemite in California was the third official park to be named, it's where the history of the US national parks begins.

The idea of the US National Park Service began in 1864 when the government and President Abraham Lincoln named the Mariposa Grove of Giant Sequoias and Yosemite Valley as protected land.

This was the first time the US government decided to protect a piece of land so that everyone could enjoy its natural beauty. And on October 1, 1890, that land officially became Yosemite National Park — 18 years after Yellowstone National Park, but just six days after Sequoia National Park, located 175 kilometers to the southeast.

Yosemite National Park is over 3,000 square kilometers in size and is home to the highest waterfall in North America — the 739-meter-tall Yosemite Falls. And visitors to the park can also enjoy its cliffs, which seem to glow orange and red at sunset.

The park's giant sequoias, also known as giant redwoods, are some of the longest-living trees in the world, and can grow to over 80 meters tall. Yosemite's oldest tree is the Grizzly Giant in the Mariposa Grove, which is thought to be around 3,000 years old.

There are more than 400 different species of animals living in Yosemite. These include different types of fish, birds and reptiles, as well as deer, mountain lions, bears, bats and more.

Things to do in Yosemite National Park include hiking, climbing and cycling, as well as horseback riding, fishing and swimming. Or you could join the daily art classes that take place in the park from spring to autumn for anyone aged 12 and up.

(出典:DMM英会話デイリーニュース)

 

② 記事を返り読みせずに読む

記事を前から後ろに一方通行で読みます。

返り読みはしません。

意味の区切りでスラッシュを入れながら読み進めるイメージです。

私が読んで意味の切れ目と感じた部分に(スラッシュ)を入れてみました。

また、読んだときに意味が分からなかった英単語を赤色付けしてみましたが、記事を読み終わるまでは立ち止まることなく最後まで読み続けます。

  • Mariposa Grove
  • sequoias
  • waterfall
  • glow

 

Article
Exploring the Great US Parks: Yosemite

The 63 national parks found across the US / are some of the world's most beautiful natural spaces. /And while Yosemite in California was the third official park to be named, /it's where the history of the US national parks begins.

The idea of the US National Park Service began in 1864 /when the government and President Abraham Lincoln named the Mariposa Grove of Giant Sequoias and Yosemite Valley / as protected land.

This was the first time / the US government decided to protect a piece of land / so that everyone could enjoy its natural beauty. / And on October 1, 1890, / that land officially became Yosemite National Park /18 years after Yellowstone National Park, / but just six days after Sequoia National Park, / located 175 kilometers to the southeast.

Yosemite National Park is over 3,000 square kilometers in size / and is home to the highest waterfall in North America — the 739-meter-tall Yosemite Falls. / And visitors to the park can also enjoy its cliffs, / which seem to glow orange and red at sunset.

The park's giant sequoias, / also known as giant redwoods, /are some of the longest-living trees in the world, / and can grow to over 80 meters tall. / Yosemite's oldest tree is the Grizzly Giant in the Mariposa Grove, / which is thought to be around 3,000 years old.

There are more than 400 different species of animals living in Yosemite. / These include different types of fish, birds and reptiles, / as well as deer, mountain lions, bears, bats and more. /

Things to do in Yosemite National Park include hiking, climbing and cycling, / as well as horseback riding, fishing and swimming. / Or you could join the daily art classes / that take place in the park / from spring to autumn for anyone aged 12 and up.

(出典:DMM英会話デイリーニュース)

 

3分程度で読み終わり、記事の要旨は理解できました。

こんな感じで興味がある記事をどんどん選んで多読練習の量を増やしていきます。

 

DMM英会話公式サイト

 

あとがき

多読練習を通じた英語のインプット理解力の上げ方を紹介しました。

とりわけ、DMM英会話のデイリーニュースは、面白い内容に触れながら英語を学ぶのにとても役立つコンテンツです。

DMM英会話でデイリーニュース教材を選択して実際にレッスン受講すると、1万人近い多国籍講師から選んだ講師とマンツーマンで音読を通じた発音指導記事内容に関するディスカッションができます。

興味があれば2レッスンまで受けられる無料体験で実際にデイリーニュース教材でDMM英会話のレッスンを受講してみるとよいと思います。

DMM英会話公式サイト

 

\DMM英会話の特徴/

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも参考になればうれしいです。

 

\リスニング勉強法のすべて/

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