気をつけたい英語文法・語法

【不可算名詞】equipmentやfurnitureはなぜ複数形にならないのか

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英語に触れていると、すぐに呑み込めない不可算名詞に直面することがあります。

論理的かつ例外なく、『形や区切りの有無、ひとつふたつと数えられるかどうか』の観点ですべての英単語が可算名詞と不可算名詞に分かれているわけではないからです。

equipment(装置)furniture(家具)がその代表ですよね。

理解しにくい不可算名詞は、その語源を調べて不可算名詞の定義につなげて解釈することで頭に定着しやすくなります

そこで、equipmentとfurnitureについて調べた内容と不可算名詞の定義やポイントをまとめました。

 

目次

 

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なぜequipmentは複数形にはならない不可算名詞なのか

設備、装置、器具などを意味する英単語"equipment"。

ひとつひとつの装置や器具には、形もあり1台、2台、3台と数えられます。

また、"device"というほぼ同じ意味の類義語は数えられる可算名詞です。

Longman英英辞典では以下のように2つの英単語の意味が定義されています。

equipment: the special tools, machines etc. that you need for a particular activity or type of work (特定の活動や仕事に必要となる特別な道具や機械)

device: a machine or small object that does a special job (特別な仕事をする機械や小さな物)

 

辞書の定義だけをみても、equipmentに不可算名詞の一般的な3つの特徴が読み取れません。

不可算名詞の3つの特徴

  • 形がない
  • 区切りがない
  • ひとつ、ふたつと数えられない

 

そこで、equipmentの語源を調べてみました。

equipmentThe act of equipping, or the state of being equipped, as for a voyage or expedition.. Whatever is used in equipping something or someone, for example things needed for an expedition or voyage.

(出典:etymologeek.com )

 

equipmentは、18世紀にフランス語から入ってきた言葉で、遠征や戦争にむけて「装備すること」、「装備された状態」が本来の意味と説明されています。

もともとは、具体的な装置ひとつひとつを示す言葉ではなかったのです。

この語源説明を理解すると、不可算名詞である理由が分かりやすくなったと思います。

私たちがイメージする現代の多種多様な装置機器は、equipmentという単語が誕生したころには存在しなかったものです。

つまり、equipmentの本来の意味は「装備すること・装備された状態」であり、ひとつひとつの装置を示すものではありませんでした。

また、Longman英英辞典のequipmentの定義をよく見てみると、"the special tools, machines"と複数形になってますよね。

ひとつふたつと数えられるtoolやmachineが集まった集合を表していることも読み取れます。

不可算名詞"equipment"が装置の総称・集合を表すことを説明するイラスト

equipmentは「装備すること」を語源とする不可算名詞

 

まとめると、equipmentが複数形にはならない不可算名詞である理由は、以下のように捉えればよいと思います。

equipment

equipmentは、本来の意味「装備された状態」から転じて、現代英語ではひとつひとつの装置や器具にも使われるようになった。

けれど、不可算名詞であることには変わりはない。

 

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なぜfurnitureは複数形にはならない不可算名詞なのか

不可算名詞"furniture"が家具の総称・集合を表すことを説明するイラスト

"furniture"はなぜ不可算名詞なのか?

equipmentと同じ捉え方をしてみました。

日本語の感覚だと、家具は形も区切りもあってひとつふたつと数えられます。

けれど、英語の語源では、やはりそういう捉え方ではなかったようです。

調べてみると、furnitureは「部屋を装飾したり機能を向上させたりするために導入する動産物」という集合的な意味が起源でした。

そして、ひとつひとつの具体的な家具にはdesk, chair, bed, tableなどの個別の名前がつけられたと捉えれば良さそうです

 

Longman英英辞典の定義

furniture: large objects that you have in your house or office, such as chairs, tables, beds and cupboards.

 

furnitureの語源

(Noun) (firearms) The stock and forearm of a weapon.. (now usually, _, uncountable) Large movable item(s), usually in a room, which enhance(s) the room's characteristics, functionally or decoratively.. [...](firearms) The stock and forearm of a weapon.. (now usually, _, uncountable) Large movable item(s), usually in a room, which enhance(s) the room's characteristics, functionally or decoratively.. [...]

(出典:etymologeek.com )

 

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不可算名詞とは

ここから不可算名詞の説明です。

関連して迷いがちなポイントについても確認しましょう。

 

可算名詞や不可算名詞につなげる際に迷いがちなeach、every、all
eachとeveryは可算名詞とだけ使えて原則単数形。allは加算名詞・不可算名詞の両方と使え単数形と複数形がある。
【イメージ図】each、every、allは単数?複数?不可算名詞と使える?

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不可算名詞の定義

可算名詞と不可算名詞の違いを説明したイラスト

可算名詞と不可算名詞の違い

 

英語の参考書で不可算名詞は以下のように解説されていますよね。

英語の名詞は可算名詞(Countable)不可算名詞(Uncountable)に分かれる。

不可算名詞の特徴

  • 形がない
  • 区切りがない
  • ひとつ、ふたつ、みっつと数えられない

 

不可算名詞は、総称、経験、物質、集合、量、価値などを表すもの。

 

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単独の不可算名詞は単数扱い

不可算名詞は単数扱いです

 

複数形にはならないので、単独の場合はbe動詞もiswasを使い、arewereとは使いません。(不可算名詞がandでつながった場合は複数扱いのbe動詞:次項参照)

不可算名詞が主語の場合、be動詞は現在形は"is"、 過去形は"was"、現在完了形は"has"で受ける

例文

〇 That information has been updated. 

× That information have been updated. 

 

andでつながる2つ以上の不可算名詞は複数扱い

Water and ice (  ) free and placed on the table.
(水とアイスは無料でテーブルの上にあります)

2つの不可算名詞がandでつながれた主語を受けるbe動詞はareやwereです。

Water and ice are free and placed on the table.

waterもiceも不可算名詞でそれぞれitで受けられますよね。

it + it = 2it = they

となって複数扱いとイメージしましょう。

 

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不可算なのでa, one, two, threeなどの数字で修飾できない

たとえば、newsという名詞。

 "I have a good news."としてしまいがちですが、冠詞は不要です。

例文

〇 I have good news.

× I have a good news.

 

不可算名詞は冠詞がなくても使える

可算名詞は冠詞など限定詞をつける必要がありますが、不可算名詞はなくてもOKです。

 

:I need water

 

※名刺には可算名詞と不可算名詞の両方で使えるものもあります。

可算名詞 A hair is floating on my soup.

不可算名詞 You have short hair.

 

不可算名詞の量を修飾する語句に注意する

不可算名詞の量の修飾には、以下のような形容詞(句)や限定詞を使います。

  • much ×many
  • little ×few
  • a little ×a few
  • quite a little ×quite a few
  • a piece of
  • some/any
  • a lot of

 

a lot ofは可算名詞でも不可算名詞でも使えます。

後につける名詞がどちらか迷うときは、「manyかmuchの代わりにいつもa lot of使う」と決めておけば文法的な間違いを避けられますね

 

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可算名詞/不可算名詞の確認方法

英和辞典、英英辞典で確認すればすぐに分かります
  • 可算名詞
  • 不可算名詞
  • 両方で使える

の3パターンがありますよね。

 

英和辞典の場合

オーレックス英和辞典を例にすると、”数えられない”の意味の"Uncountable"の頭文字『U』と表記されている。

オーレックス英和辞典における不可算名詞の表記のされ方

不可算名詞のマーク(オーレックス英和辞典)

 

英英辞典の場合

Longman英英辞典を例にすると、[uncountable]と英単語の下に表記されている。

英英辞典での可算名詞/不加算名詞の確認の仕方

不可算名詞のマーク(Longman英英辞典)

 

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不可算名詞の例

不可算名詞としてのみ使える頻出英単語をリストアップしてみました。

例えば、water, rain, snowなどは理解しやすいですよね。

「切っても切っても切れないものな~んだ?」

「水!」

子供の頃になぞなぞにもよく出てきましたし、数えられないことに疑問はありません。

よく出る不可算名詞

  • advice (アドバイス )
  • information (情報)
  • homework (宿題)
  • progress (進行)
  • news (ニュース)
  • luck (運)
  • fun (楽しさ)
  • work (仕事)
  • furniture (家具)
  • equipment (設備)
  • rubbish (ゴミ)
  • luggage (荷物)
  • accommodation (収容)
  • baggage (荷物)
  • knowledge (知識)
  • money (お金)
  • permission (許可)
  • research (調査)
  • traffic (交通)
  • travel (旅行)
  • weather (天気)
  • water (水)
  • thunder (雷)
  • rain (雨)
  • snow (雪)
  • harm (害)

 

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まとめ:不可算名詞のモヤっに囚われない

もやがかかった美しい街並み

 

こうしてみると、今の世界と語源に"ズレ"を感じる英単語は、数えらえる/数えられないの理解が難しいですね。

きっと、Nativeにも”モヤっと”したまま使っている人は多いのではないでしょうか。

たとえば、キャベツ(cabbage)は可算名詞と捉える国もあれば、不可算名詞と捉える国もあるようです。

(参考:cabbageのLongman英英辞典定義

 

数えられると感じる不可算名詞に出会ったら、

語源を調べて不可算名詞とされた理由を解釈しておく

こうすることで、モヤっとが少し解消され間違いを防ぎやすくなります。

 

不可算名詞の注意点

  • 不可算名詞は単数扱い。複数形の"s"をつけない
  • 不可算名詞の前に冠詞の"a"をつけない
  • 不可算名詞は1つの場合単数形の動詞で受ける
  • 不可算名詞は2つ以上andでつながると複数形の動詞で受ける
  • 不可算名詞の数え方の修飾語に注意する(例:○much ×many)

 

 

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