この記事では、『会社業績』に関連する基本的な英語表現をまとめました。
売上、営業利益、社員数などの紹介など、英語で自社の紹介プレゼンテーションをするときに、最低限頭に入れておきたい用語に絞りました。
雑談ネタとして話す場合にも、基本的なレベルに留めて関連英語をマスターしておけば十分だと思います。
会計知識も伴うような難しい用語まで一度に覚えようとするとモチベーションが下がってしまいますね。
早速、中身を確認していきましょう。
この記事を読むと分かること(After)
- 企業業績の英語表現
- 「増加した」、「減少した」などの企業業績の説明につながりの深い英語動詞
財務諸表の4W1H「いつの、何が、どれくらい、どうなった、どうして」
会社業績に関わる項目
- 誰の(Who):会社名
- いつの(When):会計年度(通年、半期、四半期)
- 何が(What):売上/利益/損失
- どれくらい(How much):パーセント/金額
- どうなった(Increse/Decrease):上がった/下がった
- どうして(Why):(例)需要が増えたから/コストダウンをはかったから
業績は英語でperformance、財務諸表は英語で"financial statement”です。
その期の業績が載る財務諸表は損益計算書ですね。
損益計算書は"income statement"です。
会社業績の話をするときはこの損益計算書の内容が中心です。
覚えておきたい用語
- performance:業績
- income statement(profit/loss):損益計算書
ちなみに、その他2つの主要財務諸表の英語は以下の通りです。
セットで覚えておくと良いですね。
- balance sheet:貸借対照表
- cash flow statement:キャッシュフロー計算書
いつの:fiscal year(会計年度)、half year(半期)、Quarter(四半期)
”いつの期間の業績か”を表す表現です。
年度、半期、四半期のいずれかが一般的ですね。
覚えておきたい用語
- fiscal year: 会計年度
- yearly: 年度の
- half year: 半期(の)
- quarter: 四半期
- quarterly: 四半期の
また、以下の英語も一緒に覚えておきましょう。
- the latest: もっとも最新の
- previous: 前期の
- next: 来期の
例:the previous income statement (前期の損益計算書)
何が:sales revenue(売上), operating profit/loss(営業利益/損失), net profit/loss(純利益/損失)
”会社業績のどの項目が”を示す表現です。
『売上』、『営業利益』、『純利益』が中心ですね。
覚えておきたい用語
- sales revenue: 売上
- earning: 利益・稼ぎ
- operating profit: 営業利益
- operating loss:営業損失
- net profit:純利益
- net loss:純損失
どれくらい:by XX%(〇〇パーセント)/by XX USD.(〇〇ドル)
パーセントまたは金額で業績が上がった/下がった”を表現するときの程度を表す前置詞には"by"を使います。
覚えておきたい用語
- by 20%: 20%ほど
- by 1 billion JPY/10 million USD: 10億円ほど
どうなった:increase(増)/decrease(減)
売上や利益が"増えた"、"減った"の意味でよく使うのは以下のような英語です。
覚えておきたい用語
増えた
- increase
- gain
- raise
- go up
減った
- decrease
- plunge
- go down
- drop
- decline
その他の関連する表現には、go black(黒字になる)、go red(赤字になる)などもあります。
また、”前期と比較して”と言いたいときは、"year-on-year"が使えます。
"compared with last year"と言い換えてもOKです。
\〇期・〇年連続の英語表現/
どうして:業績アップ・ダウンの理由と対策
業績が変動する理由やその後の対策でよくあるパターンの英語表現をリストしました。
覚えておきたい用語
- service demand is high/low:サービスの需要が大きい/小さい
- cut jobs/salaries: 従業員の給与をカットする
- cost reduction:コストを下げる
- dispatch employees to other companies:従業員を他社に出向させる
- turn around/recover the business:業績を回復させる
- raise capital: 資本を増やす
\グラフ説明の英語をチェック!/
会社業績と一緒によく使う英語表現
会社業績の説明によく使う表現
- recover company's performance:業績を回復させる
- company's performance is favorable:業績が順調である
- investigate the company performance:会社業績を調査する
- turn around the company:会社を立て直す
- highlights of this fiscal year performance:今年度業績の要点
- challenges we are facing:直面している課題
- the economy is sluggish:景気が低迷している
会社業績に関連する英語の例文
According to the latest income statement, your sales revenue growth went up by 500 million USD year-on-year basis.
(最新の損益計算書によるとあなたの会社の売上成長は前年比500億円の増加ですね。)
I saw the news that their operating profit decreased by 20% compared with that of last quarter.
(その会社の営業利益が前四半期比較で20%減少したニュースをみました)
That company suffers from decline in revenue for 3 consecutive fiscal years.
(あの会社はここ3年連続で業績悪化が続いてます。)
The company seem to target ¥100 billion in cost reductions in the current fiscal year.
(本会計年度内に1000億円のコスト削減を目標とするようです)
I am not sure if they can turn around the bad business situation.
(このひどいビジネス状況から回復できるのかよく分かりませんね)
They plan to consider raising capital for recovery.
(回復に向け資本増強を検討する計画です)
あとがき:財務諸表の英語は雑談にも役立つ
打ち合わせの開始を待つ時間など、仕事で英語を使って外国人と雑談する機会があると
と迷うことがありませんか?
こういうとき、あらかじめ雑談ネタのレパートリーを持っておくと対応しやすいです。
会社の業績に関する時事ニュースはそのひとつになります。
会社業績には以下のような利点があるからです。
- 会社業績は業種を問わずあらゆる会社に関わり仕事と親和性が高い
- 自社と相手に直接関係のない有名企業の会社業績は差しさわりがない
- ホームページやニュースで公表された公開情報なので安心して話せる
たとえば、コロナの影響でANAやJALの業績はダウンとアップが激しいです。
先日の電話会議の開始前に他の参加者の接続を待ちながらこのニュースについて外国人と話し、打ち合わせ前にお互いに緊張感を和らげることができました。