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【感想】ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンはイマイチ!

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レッスン受け放題のネイティブキャンプには『実践発音』という教材があります。

このレッスンを20教材ぐらいこれまで受講しました。

正直、この教材はイマイチと思いました。

どこが良くないと思ったのか、レッスンの流れ感想とともに詳しくレビューします。

ネイティブキャンプを受講されている方、今後受けてみたいと思っている方の参考になればと思います。

 

『実践発音』レッスン感想まとめ

  • ネイティブキャンプの『実践発音』は英会話初級者~中級者向け。上級者にはきっと物足りない
  • ネイティブ音源に続いての読み上げ発声練習が中心。発音チェックは講師の力量次第
  • 初級・中級・上級の違いは音源の単語数だけ
  • 発音の練習やチェックができるのは音源に登場する英単語。リンキング(隣り合う英単語どおしの関係から発生する音の連結)の発音チェックはおまけ程度
  • タイムトライアルは意味を感じない

 

NativeCampを受講した人

著者の紹介(企業で英語実務16年、TOEICスコア850-950点、3年間でオンライン英会話7社を利用)

いくつかのオンライン英会話を休会月を挟みながらローテーションして英語学習を継続しています。

 

続いて、レッスンの流れや『実践発音』レッスンのメリットデメリットを説明します。

 

\2社を受けまくった徹底解説です/

 

目次

『実践発音』レッスンの詳細

 

『実践発音』レッスンの流れ

レッスンの流れです。

 

step
1
前回レッスンの復習

実践発音の並びで前回のレッスンを受けていた場合、復習としてその音源の読み上げ練習をします。

私はいろいろな教材をランダムに受けていたので、スキップしました。

 

step
2
音源教材全体を1回読み上げる(1st Challenge)

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの1st Challenge リーディング

1st Challenge リーディング1回 ※教材にはぼかし挿入

自分のペースでその日のレッスン音源教材の読み上げを1回します。

 

step
3
5つ程度の重要英単語を講師の発音に続いて2回読み上げる

画面に発音記号と意味とともに表示されている”Words & Expression”の英単語を講師の発音に続いて2回読み上げます。

 

step
4
音源教材を1文ごとにNative音源発音に続いて2回読み上げる(2nd Challenge)

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの2nd Challenge 一文ずつの読み上げ

2nd Challenge 1文ずつ読み上げ2回 ※教材にはぼかし挿入

教材すべての英文を1文ずつNative音源に続いて、画面の英文を見ながら読み上げます。

 

step
5
音源教材全体のNative音源発音を1回聴く(3rd Challenge)

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの3rd Challenge ネイティブ音源のリスニング

3rd Challenge リスニング1回 ※教材にはぼかし挿入

 

step
6
35秒、30秒、25秒のタイムトライアルを行う(4th Challenge)

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの4th Challenge タイムトライアル

4th Challenge タイムトライアル(35秒→30秒→25秒) ※教材にはぼかし挿入

1回目は35秒以内、2回目は30秒以内、3回目は25秒以内を目標に教材を読み上げます。

時間は講師がストップウォッチでカウントします。

 

step
7
Native音源とあわせてオーバーラッピング練習を1回する(5th Challenge)

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの5th Challgene オーバーラッピング

5th Challenge オーバーラッピング1回 ※教材にはぼかし挿入

ネイティブ音源とタイミングを合わせて(音源に揃えて)読み上げる練習=オーバーラッピング練習を行います。

 

step
8
復習として最後にもう1回音源教材を読み上げる

最後に復習として心を込めて教材を読み上げるよう講師から指示があります。

 

これでひととおりレッスンは終了です。

時間が余ったら、質問するなり、フリートークするなり、レッスンを終了するなり自由に使えます。

 

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『実践発音』レッスンの数:91レッスン

 

初級、中級、上級ごとに30~31レッスンが用意されています。

 

レベル レッスン数
初級レッスン 30レッスン
中級レッスン 30レッスン
上級レッスン 31レッスン

 

1レッスンで扱う英単語数:50語~90語

初級、中級、上級から3教材ずつピックアップし、音源教材の単語数をカウントしました。

1レッスンで読み上げ練習できる英単語数です。

ざっくりこんな感じです。

ただし、英単語の重複は考慮せずカウントしています。

 

  • 初級:50~60語前後
  • 中級:60~70語前後
  • 上級:80~90語前後

 

 

レッスン 音源教材タイトル 単語数
初級No.1 Car in a Car Wash 59語
初級No.11 The Hidden Treasure Part 1 63語
初級No.21 Polar Bears Need Help 55語
中級No.1 Robbery in Paris 74語
中級No.11 The Secret of Giraffes' long legs 65語
中級No.21 Advice About Record-keeping 79語
上級No.1 An Unlucky Day? 78語
上級No.11 Snakes in a Cafe 91語
上級No.21 Try Something New For 30 days - Part 1 91語

 

 

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『実践発音』レッスンのここがイマイチ・デメリット

フィリピン人とインド人の講師のレッスンを受講した感想です。

アメリカ人やイギリス人のネイティブ講師から『実践発音』レッスンを受けたわけではありません。

自分の英語は完全に日本人英語です。

これまでシャドーイング、ディクテーション、英会話の実践を通じて英語の発音を練習してきました。

中級~上級者が利用した感想として目を通していただければと思います。

 

① 発音のチェックや指導は少な目

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの注意書き

 

画面に表示される教材には以下のように書かれていますが、実際に受けてみたところ講師によるバラツキが大きいです。

読み終わった後に、講師が発音、アクセント、イントネーション、音の連結部分を指摘します。

 

発音のチェックを積極的にしてくれる講師は少なめでした。

細かい発音の仕方に着目せず、意味が相手に通じる発音ならそのままOKとされます。

ハズレ講師は、

How was my pronunciation?

と聞いても、

Your pronunciation was good. I see no problem.

だけで終わりでした。

 

② 良い講師が見つかるまで何度が実践発音レッスンを受ける必要がある

発音の指導を多めにしてくれて自身の発音もきれいなノンネイティブ講師を探すのが大変です。

そういう講師を見つけるには、実践発音のレッスンを何度か受けて自分に合う良い講師を絞っていく作業が必要です。

ネイティブキャンプはレッスン受け放題ですし、5分単位でレッスン時間を決められるので、ハズレと感じたら早めにレッスンを切り上げ、アタリ講師を効率的に探したほうがよいかもしれません。

 

 

③ 35秒→30秒→25秒のタイムトライアルは意味がない

4th challengeのタイムトライアルは意味がないです。

講師が時間をはかり、教材パラグラフを最初は35秒以内、次に30秒以内、最後に25秒以内をめざして読み上げます。

You were in time!

など、時間以内に読めるとほめてくれますが、「制限時間内にただ読み上げることになんか意味あるのだろうか?」と感じてしまいました。

 

④ リンキングの発音練習はほんの少し

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンのリンキング発音チェック

リンキング(隣り合う英単語どおしの関係から生まれる音の変化)の発音練習もレッスンでカバーされています。

しかし、少なめです。

講師がチャットボックスに発音記号とともに、こんな感じで書いて送ってくれるのでそれを講師に続いてリピートする練習だけです。

 

  • You are aware 【you-wa-raware】
  • cold and flu 【cold-n-flu】
  • most of【mos-tov】

 

教材を前から順に追って、講師がリンキングが起きる箇所を詳しく説明してくれるようなものではありません。

月額6,480円のレッスン受け放題のメニューであることをふまえると、求めすぎ”なのかもしれません。

しっかりと自分の発音をチェックしてもらうには、ネイティブ英語の音の変化の特徴をしっかり学べるシャドテンがよかったです。

費用は少し高めですが、シャドーイングと発音練習を同時に効率よく学習できました。

リンキングに着目した発音指導を毎日受けられます。

 

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『実践発音』レッスンのここがGood・メリット

次にメリットです。

 

① 受け放題の1レッスンと思えばアリ

レッスン受け放題の34教材のひとつと思えば、実践発音レッスンもアリかなと。

明らかに発音が違う英単語はどの先生も指摘してくれます。

その他にも以下のようなメリットがあります。

 

  • スピードや相手に通じるかを意識して声に出して英語を読む音読練習ができる
  • リンキングが起きる英単語の発音ができる
  • アタリ講師を見つけられたらコスパがかなり高いレッスン

 

② 教材はネイティブ英語

ノンネイティブの講師が読む英語ではなく、教材音源そのものはネイティブ英語です。

このため、リピートやオーバーラッピング練習もネイティブ音源をモデルに練習ができます。

なまりが強いノンネイティブ講師の発音がモデルではないのでそこは安心です。

 

③ 画面からいつでも音源再生できる

ネイティブキャンプ『実践発音』レッスンの音源教材は再生スピード調整が7段階で可能

レッスン以外の時間を使っていつでも音源教材を再生して発音練習することもできます。

ただ、標準の1.0倍のスピードは、初級・中級・上級関係なくTOEICリスニングよりかなり遅めです。

スピードの切り替えは7段階で調整できるので、自分のレベルにあわせてリスニング練習にも使えます。

 

  • 0.5倍
  • 0.75倍
  • 1.0倍
  • 1.25倍
  • 1.5倍
  • 1.75倍
  • 2.0倍

 

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まとめ

実践発音のレッスンに限ったことではないですが、NativeCampは講師の実力差やバラつきが大きめです。

特に、発音チェックや改善をしたい場合、講師の指導力や発音が重要ですよね。

良い講師が見つかるまでが辛抱ですね。

 

 

 

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