
この記事はそんな悩みを解決します。
こんにちは。
いろいろな外国人との英会話を楽しむことがオンライン英会話の第一の目的なら、講師選びにそんなに迷いませんよね。
けれど、オンライン英会話を通じて英会話力を上達させていくことが第一の目的なら、講師選びは重要です。
結論、自分が良いと感じるお気に入りの講師を5~10人程度に絞り込むことをおススメします。
講師の選び方
初期:いろいろな講師のレッスンを受けて、フィーリングが合う講師を探す
中期以降:絞った軸となる5~10人程度のレギュラー講師からレッスンを受ける。予約が取れないときは、気分転換や新たな講師の発掘に別の講師のレッスンを受ける
この記事では、オンライン英会話を初めて受ける人向けに、講師の選び方の15のポイントをまとめました。
記事を書いた人
いくつかのオンライン英会話を休会月を挟みながらローテーションして英語学習を継続しています。
(好きなところから読めます)
【結論】5~10人程度のお気に入り講師を探していく
英語の上達を最優先する場合、オンライン英会話は5~10人の良い講師を探していくつもりでレッスンを受けることを当サイト『グロバログ』ではおススメしています。
何も考えずに受けると、毎回違う講師になります。
多くのオンライン英会話では、複数レッスンの予約を一度にとることはできません。
次回1回分のレッスンを予約 → レッスン受講 → また次のレッスン1回分を予約
の流れですよね。
なので、講師をひとりに絞ることにはまず無理があります。
反対に、毎回違う講師を選ぶのは、カンタンですね。
けれど、講師を都度変えると、同じ自己紹介を何度もしなければならなかったり、レッスンの度に自分の英語力を講師に見極めてもらうことが連続してしまいますよね。
確かに、大手のオンライン英会話では、予約時に以下のように自己紹介を省略してすぐにレッスンに入ることや文法や発音のチェックを希望できます。
私もいつもこれを選んで予約していますが、個人差が大きくあまり機能していないです。

DMM英会話のレッスン予約画面
こういう状況もふまえると、講師を絞る場合と毎回講師を変える場合では、以下のようなメリットとデメリットがあります。
講師を1人に絞る
メリット | デメリット |
|
|
講師を毎回変える
メリット | デメリット |
|
|
こうしてみると、それぞれ一長一短ですよね。
なので、その間をとって、5人~10人のお気に入り講師を探していきます。
実際は、10人ぐらいに絞ってもその中から誰も予約できない日もあると思います。
そういう日は、気分転換もかねて新たな講師のレッスンを受けて新しいレギュラー講師も同時に探していきます。
オンライン英会話の講師は入れ替わりも多いです。
5人~10人のレギューラーも、いなくなったりいまいちと感じ始めたりしたら、随時入れ替えも行いましょう。
一軍と二軍の選手を適宜入れ替えることでチームが強くなったり活性化するようなイメージですね。
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レッスン予約時に確認するポイント
自分に合う講師を5~10人程度選んでいくにあたって、できるだけ早く良い講師に巡り合うための具体的な選び方のポイントをまとめました。
① レビュー評価は高めか

DMM英会話の講師予約画面
DMM英会話、レアジョブ英会話
など大手のオンライン英会話は講師のレビュー情報を確認できます。
実感として、他の講師より高めの点数を得ている講師(5点満点で4.9点ぐらいで300回以上のレッスン数)は、大きなハズレは少ないです。
そして、特にレビューコメントが参考になりますね。
いい内容でも悪い内容でも、レッスン生の感想には目を通しておきましょう。
② 予約状況が閑散としてないか

レアジョブ英会話の講師予約画面
予約の埋まり状況から良い講師であるかを推測できます。
人気講師は、翌日、翌々日の空きがほとんどありません。
反対に、人気がない講師は、空きがたくさんあり予約しやすいです。
特に講師歴が長い講師は、レッスン生の評価も定着しているのでこの傾向があてはまりますよね。
ただ、講師を始めたばかりの人で、いい先生にもかかわらずまだ人気が出ていないだけの可能性もあります。
経歴年数とセットで確認しましょう。
③ 自己紹介映像・音声は聴き取りやすいか
自己紹介の動画や音声を講師の予約時に確認します。
発音にクセはなさそうか、聴き取りやすいか、
などをチェックします。
ただ、自己紹介から講師の明るさや性格を判別するのは難しいですね。
多くの講師が明るく自己紹介していますが、レッスン本番とギャップを感じる講師も結構います。
レッスン本番で性格や明るさは見極めたほうがいいと思います。(後述)

講師の自己紹介動画(スパトレ英会話)
④ 経歴・経験年数はどの程度か
経験年数が長い先生は、良いか悪いかは別にして、教え方が安定しています。
そして、経験豊富な分、いろいろな受講生にも慣れていますよね。
『経験年数が長い=教え方がうまい』とは限りませんが、バラツキが小さいので、1回のレッスンで良くも悪くも見極めしやすいですね。
レッスン受講時に確認するポイント
受講時に確認するポイントです。
ひとことで言うと、
次回もその先生からレッスンを受けたいと思えるか
ですよね。
⑤ 明るさ・笑顔・愛嬌はあるか
英語学習を続けていくには、接しているとこちらも楽しくなるようなレッスン講師がいいですよね。
レッスン講師の振る舞いから、性格・明るさ・笑顔に注目しましょう。
『自分とフィーリングが合いそうなタイプか』
答えがYesの講師はお気に入りの1人になりますよね。
特にレギュラー講師には、優しさや愛嬌が感じられる人がいいです。
最初のうちは、だれが相手でも新鮮で楽しいと感じられるかもしれません。
けれど、慣れてくると継続が難しくなるのがオンライン英会話であり英語学習ですよね。
少しでも継続しやすくなるよう、愛嬌があって会いたくなる講師を見つけるのです。
⑥ アウトプットを受け入れる姿勢・テンポ・間の取り方は問題ないか
レッスン生の英語のアウトプットを積極的に受け入れる姿勢や間をもっているか。
あたりまえでありながら、一番大事なポイントだと思います。
また、レッスンの進行ペースが自分に合っているかも重要です。
どのオンライン英会話でも、選ぶ教材によりレッスンの流れが決まっている場合がほとんどです。
しかし、間の取り方やテンポは個人差があり講師により異なりますよね。
- 質問を聞く頻度
- レッスン生がアウトプットをしようとするとすぐに聞く姿勢にモードチェンジ
- アウトプットを求めてくる頻度
これらを受講生のレベルに合わせて調整してくれる講師はポイント高いです。
経験が長い講師の一部は、この加減がうまいですね。
⑦ 説明や質問に対する回答は分かりやすいか
- 説明が分かりやすいか
- 質問を受ける姿勢を持っているか
- 質問に対する回答は的確か
レッスン中にこれらの点に注目しましょう。
レッスンを受講していると、英文法や表現で疑問があると、講師に質問したくなる機会があります。
- 質問を受け付けずにレッスンを先に進めようとする
- はぐらかしたり、うわべだけの説明で終わらせようとする
こういう講師は、次回から選ばないほうがよいです。
反対に、自分の知識で回答しつつも、ネットや手元の講師用の教材コンテンツで正確な情報を確認する講師には好感が持てます。
また、口頭だけでは伝わりにくいと感じたら、自分からチャットでも補足してくれるような講師はありがたいですね。(こちらから求めてもOKです)
チャットは残るので、後で確認することもできて助かりますよね。
日本語が話せない講師からしっかりとした情報を英語で説明してもらえると、語感が育つような感覚が持てるので、この点を自分は重視してます。
⑧ 発音がきれいか、聴き取りやすいか
レッスンでの英語発音がきれいか・聴き取りやすいかも確認します。
特定の国の人の英語なまりに慣れるためにあえて選んだ場合を除き、きれいで正確な発音を話す講師から継続してレッスンを受けたいですよね。
講師の英語発音やイントネーションを自然と真似て自分の英語も上達していくからです。
予約時の講師の自己紹介動画とあわせて、実際のレッスンでの発音やイントネーションもチェックしましょう。
たとえば、以下の単語の発音です。
decrease
increase
ディクリーズ、インクリーズと濁るアジア人講師がたまにいますよ。
なまりの一部かもしれませんが、英語の正しい発音ではないのでポイントダウンですね。
⑨ 英語の指摘・アドバイスをくれるか
自分が話す英語に対するアドバイスをどれぐらいしてくれる先生かを確認します。
- 文法・語法
- 発音
- 類似表現の紹介
英語を上達させるには、誤りを指摘してくれたり補足説明をしてくれる講師がありがたいですよね。
この点、講師にかなり個人差がありますよ。
レッスン後のフィードバックメッセージに書いてくれることもありますが、どちらかというとレッスン中にどれだけ指摘をしてくれる先生かを気にかけたほうが良いです。
時間がたったレッスン後のフィードバックは、メッセージパターンを流用してるだけの場合も多いからです。
ワンポイント
英語の指摘やアドバイスをくれる講師といっても、タイプはいくつかに分かれますよね。
自分が好むタイプに合わせてオンライン英会話を選択すると、満足度の高いレッスンを受けられる確率を高めることができます。
自分がレッスンを受けてきた印象から分けると以下のような感じです。
- スパルタ的に、ガツガツ指摘してくれる男性講師を探しやすいオンライン英会話⇒レアジョブ英会話
- 優しめにやわらかく指摘してくれる女性講師が多めのオンライン英会話⇒大人の英会話倶楽部
- さまざまな国籍・年齢・バックグラウンドの人と英会話を楽しみながら、どちらかというと自力で英語の修正箇所を探していくオンライン英会話⇒DMM英会話
- マンツーマンでありながらも講師の指導とアウトプット練習が適度に配分されたオンライン英会話⇒スパトレ英会話
- 一般的なビジネスシーンのみならず自分の仕事の環境に近いシーンで練習しながら、講師から適切なコミュニケーション方法と英語表現の両方をアドバイスをもらえるオンライン英会話⇒ビズメイツ
⑩ 時間に対する意識はあるか
- レッスン開始に遅れない
- レッスン終了ギリギリまでレッスンをしてくれる
この2点も重視してます。
レッスン開始に1分以上遅れて、遅れた説明やSorryの一言もない講師はいまいちですよね。
終了時は、講師は次のレッスンを5分後に控えている場合も多いし、きっちり終わるのは問題ではありません。
けれど、ぎりぎりまでレッスンをちゃんとやってくれる講師や、数十秒延ばしてでも説明を続けてくれる講師からレッスンを受けるとうれしいです。
より良い講師に出会うために
よい講師に出会うには、自分も気をつけたほうがいいことがあります。
レッスンとはいえ、人対人のコミュニケーションですからね。
⑪ 自分の顔も映して笑顔を心がける
「顔を映してください」とレッスン講師からお願いされることはまずないと思います。
顔を映さずにレッスンを受けたい受講生の意向を尊重するよう、各オンライン英会話でルール化しているのだと思います。
けれど、できるだけ自分の顔も相手に見えるようにしたほうがいいいですよ。
お互い表情が見えるメリットは大きいです。
こちらが笑うと相手も笑いやすいなど、雰囲気が和むことで講師もレッスンをしやすくなりますよね。
⑫ レッスンを受けてくれたことにお礼を言う
お金を払って受けるサービスとはいえ、相手も人間です。
よい印象を感じる生徒には「より力になりない」と思ってくれますよね。
そのためにも、レッスン冒頭に自分のレッスンを受けてくれたことに簡単にお礼を言うようにしています。
"Thank you very much for taking my lesson."
あいさつの一部としていうと、相手が笑顔になりますし自分も気持ちいいです。
⑬ 講師の発言をできるだけ遮らない
できるだけ、講師の発言中は聞くようにします。
相手の発言を遮って、一方的にこちらが確認したいことを言ったりすると、講師が進行をしにくくなりますよね。
特に、初期の良い講師を探してる段階では、相手のタイプを見極める必要があります。
相手の進め方にまずは身を任せるぐらいでいいのではないでしょうか。
オンライン英会話のレビュー記事
講師の選び方のよくある疑問
⑭ Nativeの先生かNon-Nativeの先生か?
Native/Non-Nativeではなく、以下のような観点を講師を選ぶ目安にするとよいと思います。
- リアルの英語コミュニケーションにおける相手と同じ国籍(友人の留学生、学校の先生、仕事でかかわる相手など)
- 将来行く予定がある・行きたいと思っている国の講師
国籍が同じ人は、発音のなまりや言い回しに共通点があったりしますよね。
これがリアルに関わる外国人との英語の聴き取りに役立ちますね。
また、講師から聞ける相手国の文化、生活様式、ニュースなどの出来事の会話が、そのままリアルコミュニケーションのネタになったりします。
そもそも、Native講師とNon-Native講師では値段がかなり違います。
DMM英会話を例にすると、1日1回のレッスンで、
- スタンダードプラン:税込6480円
- プラスネイティブプラン:税込15800円
と2倍以上の差がありますね。
これは、講師がいる国の人件費が影響しているのであって、英会話の教え方の良し悪しで値段が決まっているわけではありません。
一番母数が多いフィリピン人講師の中に、教え方がうまかったり質問に丁寧に答えてくれる人はたくさんいますよ。
なので、僕自身は、最近はNative講師のレッスンはほとんど受けません。
Native/Non-Nativeにかかわらず、相性が合う講師から英語を教えてもらったほうが満足度が高いです。
そして、Non-Nativeは選べる母数も多いので、自分に合う人が見つかりやすいですね。
『Nativeのレッスンを受ける方が英語がうまくなる』という考えは捨ててもよいのではないでしょうか。
⑮ 日本語が話せる先生のほうが良いのか?
手ごたえをつかめるまでの初期の間は、不安解消のために日本語が話せる講師/日本人講師を選んでおくのはありだと思います。
しかし、日本語が話せない講師のほうが、英語でコミュニケーションをどうにかとらなければならない環境に自分を追い込めます。
そして、そういう場でこそ、コミュニケーションをとろうとする気概が生まれますよね。
そういう意味で、日本語が話せない講師を選んでレッスンに飛び込むぐらいがちょうどいいと思います。
日本語が全く話せない人とどうやって意思疎通をはかるか、
チャットなども駆使して実践向きの適用力と英語コミュニケーション力が養われて実践に役立ちます。
あとがき:
講師の選び方をまとめましたが、参考になりましたでしょうか。
大きいオンライン英会話では1万人前後の講師が在籍しています。
いろいろなタイプの講師がいるし、入れ替わりもあるので常に複数人の”軸となるレギュラー講師”を持っておくといいですよね。
また、英語学習に対するモチベーションが高くても、中だるみや飽きがくることも普通にあります。
そういうときは、休会月を挟むとか、別のオンライン英会話にスイッチしていみるとか、無理せず続けられる工夫をするとよいと思います。
おススメのオンライン英会話7社
オンライン英会話 | 無料体験の日数 | 無料体験を受講する際のクレジットカード登録要否 |
2回(1週間以内) | 不要 | |
2回(1週間以内) | 不要 | |
無制限(1週間以内) | 必要 | |
1回 | 不要 | |
7回(1週間以内) | 必要 | |
2回(1週間以内) | 不要 | |
10回(10日以内) | 必要 |
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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