オンライン英会話の始め方

【理由と特徴6つ】5000円前後の激安・格安オンライン英会話は危険?

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格安のオンライン英会話

 

大手3社のオンライン英会話(レアジョブ英会話、DMM英会話、ネイティブキャンプ)はいずれも月額6,480~7,900円ですよね。

あまり名は知られていないけど、もっと格安で月額5,000円以下のオンライン英会話もいくつかあるのを知っていますか?

私は、月単位で使うオンライン英会話を入れ替えたり休会したりしながらオンライン英会話を長く利用しています。

そして、オンライン英会話の『1レッスンあたり〇〇円』という宣伝文句の影響をもろにうけてしまっています。

 

↓こういうタイプの広告です(💦)

自分には結構貧乏性のところがあるんですよね。よく言うとコスパ重視・節約家ですけど。(汗)

このため、『1日1回レッスンプラン』のオンライン英会話を受ける月は、疲れていても、無理してでもレッスンを受けようとします。

1レッスンあたりの単価を少しでも下げるためです。

もともとの月額利用料が安いので月10回の受講でも、十分安いことは頭のどこかでは分かっているのですが・・・

そんな性格なので、格安オンライン英会話も何社か試してきました。

激安のオンライン英会話は危険なのかな?
安すぎて信頼できそうもないけど大丈夫?やめておいた方がよさそう

”貧乏性の強み”格安オンライン英会話の実体験をいかして、そんな風に感じる人に参考になりそうな情報を書きました。

ここ1年、格安オンライン英会話2社を含め、7社のレッスンを合計100回以上受けています。

オンライン英会話業界の費用や原価の内訳に注目し、激安・格安のオンライン英会話の特徴とその理由を探ってみたいと思います。

まずは結論からです。

月額5000円以下の激安オンライン英会話でも、その特徴を知っておけば過度な心配は不要です。英語力の上達という観点でも大手3社と大差ないです

そして、実際に月5000円以下のオンライン英会話を一定期間受講して、まったく問題を感じなかった2社を最後に紹介します。

 

記事を書いた人

著者の紹介(企業で英語実務16年、TOEICスコア850-950点、3年間でオンライン英会話7社を利用)

 

目次

激安・格安オンライン英会話の理由・コスト削減の特徴

レアジョブ英会話の決算資料(オンライン英会話の費用・原価の内訳)

レアジョブ英会話の決算資料(オンライン英会話の費用・原価の内訳)

安心するためには、激安の理由を知ることが大事ですよね。

上場している「レアジョブ英会話」の決算資料に目を通すと、オンライン英会話事業に関する原価や費用の構成要素がある程度分かります。

レアジョブ英会話の決算資料に上記のスライドがありました。

レアジョブ英会話は毎日受けると7,980円/月と特別安くはないですが、5,000円以下の激安オンライン英会話もレアジョブと同様の費用や原価構造で事業運営をしているはずです。

激安とそうでないオンライン英会話両方のレッスン受講体験から、超低価格のオンライン英会話がコスト削減している工夫は以下のような内容だと思います。

 

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広告宣伝費を最小限にしている

激安のオンライン英会話は広告宣伝費にあまりお金をかけていないです。

すごく安いオンライン英会話はあまり名前を聞かないですよね。

TVCMや派手な広告を打つと経費がかさみます。

けれど、レアジョブやDMM英会話など、大手のオンライン英会話はテレビCMをしたり、英語学習書籍や雑誌に広告を多く掲載したりしています。

また、YahooやGoogleの検索結果のホームページにもバナー広告が頻繁に登場しますよね。

「おぎやはぎ」など、有名人をCMに使ったりもしています。

激安オンライン英会話は、代わりに以下のような支出を小さくできる広告宣伝手段に頼っていますよね。

  • ツイッターなどのSNSやインフルエンサーを利用した口コミ
  • 自社運営のホームページやブログ
  • 個人ブロガーによるレビュー記事を通じた紹介(例:このサイト)

費用の掛かる広告宣伝は最小限に抑えています。

 

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登録講師の数や国籍を少なめにしている

格安のオンライン英会話は、登録講師の数が少なく国籍も絞っています。

  • 講師の採用費や育成費削減
  • 管理をするスタッフ人件費削減
  • 利用システムのレビュー機能省略

などが可能になるからです。

実際、月額5000円前後で利用している2社を例にすると、100名程度と小規模です。

オンライン英会話 講師数(レビュー評価機能有無) 講師の国籍 料金
スパトレ英会話 150名(レビュー評価機能なし) ほぼ全員フィリピン人 1日1回プラン税込5,900円
大人の英会話倶楽部 120名(レビュー評価機能なし) ほぼ全員フィリピン人(日本人・ネイティブが少々) 13回分のチケット税込3,800円

一方で大手3社の場合、5,000名~10,000名でDMM英会話とネイティブキャンプは100か国以上の講師を抱えています。

オンライン英会話 講師数 講師の国籍 料金
DMM英会話 10,000名(レビュー評価機能あり) 120か国以上 1日1回プラン税込7,900円
レアジョブ英会話 6,000名(レビュー評価機能あり) フィリピン人(日本人が少々) 1日1回プラン税込7,980円
ネイティブキャンプ 120名(レビュー評価機能あり) 110か国以上 無制限プラン税込6,480円

格安のオンライン英会話は、講師数や国籍を少なくして関連コストを下げているのです。

 

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講師は在宅にてレッスン対応

安いオンライン英会話の講師は、在宅からのレッスン対応が多いです。

現地のオフィス賃貸料やPCなどの設備費を削減しているからです。

実際、スパトレ英会話や大人の英会話倶楽部のレッスンを受けるときは、ほぼ100%講師は在宅からの対応です。

PCや建物などの設備コストは講師に負担してもらっているのだと思います。

 

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レッスンシステムは無料のスカイプ

格安のオンライン英会話は利用システムの一部に汎用品を利用している(スカイプ、ペイパルなど)

激安のオンライン英会話は、レッスンにスカイプを利用します。

無料で使えるのでアプリ開発コストを削減できるからです。

必要なシステムの準備にあたってはできるだけ汎用品を活用しているはずです。

激安オンライン英会話はできるだけ汎用品を使う

提供機能 利用システム
1. 会員登録 自社開発
2. 無料体験受講 自社開発
3. 講師検索 自社開発
4. 教材検索 自社開発
5. レッスン予約 自社開発
6. レッスン受講 Skype, Zoomなど
7. レッスン受講履歴管理 自社開発
8. 講師からのフィードバック 自社開発
9. 支払い PayPal・GMOペイメントなど

スカイプでもレッスンに必要な基本機能は十分です。

テレビ電話・教材共有・チャット・録画録音機能などが無料で使えますよね。

独自システムを用意すると、定期的にOSバージョンアップがあるiPhoneやアンドロイド端末に合わせた修正も都度必要になります。

ちなみに、独自システムには以下ような便利な使い勝手はあります。

独自システムの特徴

オンライン英会話のサービスを提供するための自社開発システムはコストがかかる

  • 講師検索、レビュー評価閲覧、レッスン受講、フィードバックなど一連の流れをひとつのシステムの中で提供できる
  • 数あるレッスン教材を検索・選択しやすくできる
  • レッスン中に辞書機能をレッスン画面内に用意できる
  • AI機能で英語力診断ができる(レアジョブ)

 

 

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選べるレッスン教材は少なめ・市販教材は自分で用意

格安のオンライン英会話は大手に比べると教材の種類が少なめです。

そして、市販教材のレッスンに対応している場合でも教材はレッスン生が準備する必要があります。

教材費のコストを削減するためですよね。

実際、市販教材『瞬間英作文のトレーニング』のレッスンをスパトレ英会話DMM英会話の両方で受けたことがあります。

  • スパトレ英会話:書籍を自分で用意
  • DMM英会話:DMMのレッスンシステムで閲覧可能

と、違いがありました。

教材を少なくしたり、レッスン生に用意してもらうことで、教材出版社に対する著作権利用料の支払いや教材開発費を抑制しているのだと思います。

 

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おまけ機能がない

安いオンライン英会話には、おまけ機能の提供がありません。

開発費用を抑制するためです。

たとえば、大手のオンライン英会話では、以下のような『おまけ機能』を利用者は"無料で"使えます。

  • DMM英会話:目的別に英単語が学べるスマホアプリ『iknow』
  • レアジョブ:AIスピーキングテスト『PROGOS』

しかし、格安のオンライン英会話ではこのような機能は提供されていません。

大手のオンライン英会話は"無料で"提供していますが、コストは当然かかっていますよね。

DMM英会話7,900円、レアジョブ7,980円の利用料収入から開発して提供されているものです。

激安のオンライン英会話は、コストを下げるために大手に比べて提供機能を必要最小限に絞り込んでいます。

 

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激安の理由を問題と感じなければメリットしかない

オンライン英会話のレッスンを受講している男性

オンライン英会話の利用を検討するにあたって、上記に挙げた6点に問題を感じますでしょうか?

問題を感じるなら、激安・格安のオンライン英会話を選ぶのはやめておいたほうがよいと思います。

僕は感じていません。

レッスンそのものの質が悪くなければ問題ないからです。

最近は、オンライン英会話を利用する目的によって、いくつかのオンライン英会話を休会月をはさみながら月単位で使い分けるようになりました。

特に以下のような受け方をする場合、安いオンライン英会話だとコスパが高いので積極的に活用しています。

激安オンライン英会話でも問題ない場合(その理由)

  • フリートーク中心(教材の種類の多さは関係ない)
  • 純粋に英語アウトプット練習を増やしたい(特定の国の英語に慣れたり多くの国籍講師との英会話を楽しむことが目的でなければ、フィリピン人講師だけ、講師が在宅勤務でも全く不便はない)
  • 毎日レッスンを受けない(お気に入りの講師が3-4名見つかれば、月に10回程度の利用に支障はない。100名規模でも不自由を感じない)

 

倒産して急にレッスンが受けられなくならない?

激安オンライン英会話の不安のひとつに以下のような内容があるかもしれません。

安すぎで利益が出そうにないのでいつ倒産してもおかしくなさそう。すぐに破産申告され費用を払ったのにレッスンが急に受けられなくなるのでは?

以前、留学斡旋会社が数十万円、数百万円の入学金や手付金を先に徴収しながら、すぐに破産宣告して利用者にサービスを提供することなく被害を与えたニュースがありましたよね。

ああいうニュースがでると確かに不安になります。

けれど、オンライン英会話の場合、『入学金、教材費、休会金、退会金』など、毎月のレッスン費用以外の料金は多くが不要です。

入学金や退会金など月額利用費用以外にお金がかかるオンライン英会話を選ばなければ、リスクはほとんどないか、あっても月額費用1か月分の5000円で済みます。

リスクとなる最大5000円の損失額と格安のオンライン英会話から享受できるメリットを比較すると、いつ起きるか分からない倒産の可能性を理由に激安オンライン英会話をずっと選ばないのは、ちょっともったいないと思います。

 

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5000円前後のおススメ激安・格安オンライン英会話

実際に受講してみて、おススメできると感じた激安オンライン英会話です。

 

大人の英会話倶楽部

最近の一押しです。

こじんまりとしていますが、数少ない講師の多くが質が非常に高いですよ。

また日本人スタッフによるフリーダイヤル電話サポートもあるなど、大手にはない強みもあります。

大人の英会話倶楽部は月13回フィリピン人講師のレッスンを受けても3800円。

3か月有効期限があるので月3回なら1,300円と激安です。

自分の都合でレッスンを受けやすく柔軟性の高いオンライン英会話ですね。

良いことばかりではないですが、詳しくは以下の記事にレビューをまとめています。

 

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スパトレ英会話

毎日レッスンを受けても、5,900円で毎月受講できる比較的新しい会社です。

安いにも関わらず、教材はオリジナル教材と市販教材に数多くに対応しています。

しかし、上記の特徴で見たように市販教示は自分で用意する必要がありますね。

また、スカイプを利用してレッスンを受けます。

何ら不自由を感じることなく、格安でマンツーマンのレッスンを受講できましたのでローテーションの1社です。

講師はフレッシュな人が多く、体系化された授業スタイルなのでバーチャル留学したような気分を味わえました。

約30回レッスンを受講してみたメリットとデメリットのレビューをこちらの記事に詳しく書いています。 

 

 

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まとめ:激安・格安でも安心してレッスンを受けられる

 

オンライン英会話のレッスンを受講している女性

激安のオンライン英会話がコスト削減している部分や特徴をまとめました。

参考になりましたでしょうか?

値段の高いスクールが英語が上達しやすいわけでもなく、安いスクールだと英語が上達しにくいわけでもありません。

結局のところ、自分の取り組み方次第ですよね。

 

編集後記

本当は”激安”という言葉は、質が悪そうな印象が強いので使いたくはありませんでした。

しかし、Googleの検索語を調べるツールを見ると『激安オンライン英会話』と検索する人が多かったのでその言葉を使いました。

値段が安いからと言ってレッスンの質が必ずしも悪いわけではないことがこの記事で伝えたかったことです。

コスパにこだわる自分と同じようなタイプの人にはぜひ格安のオンライン英会話も試してもらいたいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

楽しい英語ライフを!

 

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