外国人と仕事をしていて、日本語の「お疲れさまです!」のように軽くあいさつや言葉を交わして、沈黙を避けて間をもたせたいときがあります。
英語には「お疲れさまです」に相当する言葉がないと言われますが、「お疲れさま(でした)!」の意味に近い言葉で代用して外国人社員に声をかけることがあります。
声をかける目的別に、どんな英語表現を使っているのか整理してみました。
この記事を読むと分かること(After)
- 「お疲れ様です」「お疲れ様」「おつかれ!」に相当する英語11表現+α
「お疲れ様です」の英語表現
「お疲れさまです」と声をかけたいときには大きく4つの目的のパターンがあると思います。
「お疲れ様です」と声をかける目的
- 相手がしてくれた仕事を労い感謝したいとき
- ただ相手と会話のキャッチボールをとりたいとき
- すれ違いのあいさつ代わり
- 退社するとき
①が本来の「お疲れ様」に近い状況で使う表現です。
②は、その時に相手とそんなに話したいことがあるわけではないけれど、表面的な会話のやりとりはしておきたいと感じたとき。
③は、あいさつの代わりとして「お疲れ様です!」とすれ違いに交わしたいとき。
④は、退社するときにまだ残っている人たちに向けて声をかけてからオフィスを出るときですね。
① 相手がしてくれた仕事を労い感謝したいときの「お疲れ様です」
(You did) Great job!
仕事をがんばってくれてホントにありがとう!と労いの声をかけたいときの「お疲れ様です!」の表現です。
"Great job!"という表現は、相手が目上なら避けておきますが、同僚や下の人の場合には使えます。
Greatの代わりにGoodでもよいですね。
”Good Job!”
こちらのほうがメジャーですが、GoodよりGreatのほうが「素晴らしさ」が増す表現なのであえてGreat Jobを使うようにしています。
それと、一度Great Jobを使い始めるとGood Jobが少し使いにくくなりました。(笑)
Good Jobを使うと「頑張った感が前より小さいと感じているのかな?」と相手に思われそうです。(汗)
A: You did great job!
B: Thank you!
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Well done! Appreciative!
同じくがんばってくれてホントにありがとう!感謝です!と声をかけたいときの「お疲れ様です!」の表現です。
"Appreciative"は目上の人を含めて誰にでも使って大丈夫です。
しかし、"Well done!"は上から目線なので目上の人には使わないようにしています。
A: Well done! Appreciative!
B: Thank you!
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It is wonderful dedication!
「いい仕事してくれたなぁ!お疲れさま!」と日本語で言いたいときに使っている英語表現です。
dedicationは尽力の意味なので、「チームや組織に貢献してくれてありがとう!みんな助かります」のニュアンスを含めています。
A: It is wonderful dedication!
B:
Thanks. It is not a big deal.
(たいしたことないよ)
Thank you very much for your work!
日本語になおすと「その仕事をしていただいてありがとうございます!お疲れ様です!」といった感じで目上の人に使いやすい表現です。
同僚や下の人にも同じように丁寧な表現として使えますね。
相手からは「どういたしまして!」と返されることが多いです。
A: Thank you very much for your work!
B: You are welcome.
② ただ相手と会話のキャッチボールをとりたいときの「お疲れ様です」
同じ空間にいて無言を避けたく、何か少し会話のキャッチボールをする目的で「お疲れ様」と言いたくなることがあります。
そのような場合に使える表現です。
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Is everything OK ?
「すべて順調?」と聞くような感じです。
相手も短い返事を返してくることが多いですし、その後の返しも短くGreat!/Good!などで会話を終わるような場面です。
何か具体的に話したいことがあるわけではないので、お互い短くポーンとキャッチボールをするだけです。
「何が順調なの?」と具体的な内容を聞き返したりはしません。
そうすることで、お互いが「お疲れ様!」と言い合うキャッチボールと同じ役割を果たしてくれます。
everythingは単数形なので、”Are everything OK?”としないように気をつけましょう。
A: Is everything OK?
B: Yes. Fantastic.
A: Great!
How are you?
上と同じです。
「調子どう?」と聞いて、「悪くないよ」と短く返して会話を終えることが「お疲れ様」のやりとりと同じです。
A: How are you ?
B: Not bad.
A: Good!
What's up ?
アメリカ人がよく使うカジュアルな表現ですね。
相手から言われたときは、"Not much."を合言葉のように返しています。
A:
What's up ?
(やぁ!、調子どう?)
B:
Not much.
(やぁ!特に何も)
といった感じですね。
③ すれ違いのあいさつ代わりの「お疲れ様です」
オフィスですれ違ったときのあいさつ代わりの「お疲れ様!」に相当する英語です。
”相手から返答がなくてもかまわない”、”立ち止まることなく言葉だけを交わしたい”場合に使う英語表現で、この点が③とは異なります。
Hi!/Hello!
Hi!, Hello!が「お疲れ様です」と同じ役割を果たしてくれます。
1日の中で何度すれ違っても、日本語の「お疲れ様です!」のように何度でも使える英語表現は"Hi!", "Hello!"ですね。
日本人同士だと、その日に初めて会ったとき以外は「こんにちは」は使いませんね。
See You!は日本語の「さよなら」と同じ使い方です。
その日の最後にすれ違うタイミングで「お疲れ様!」の代わりに使えますね。
A:
Hi !
(こんにちは(お疲れ様です!))
B:
Hello!
(こんにちは(お疲れ様です!))
④ 退社するときの「お疲れさまでした!」
使い方は③に近いですが、自分が退社するときにまだ残って仕事をしている同僚や上司にむけて「お疲れさまでした」とひとこと言ってからオフィスを出るときに使う英語表現です。
See you tomorrow!
「また明日!」ですね。
A:
See you tomorrow!
(また明日!)
B:
See you!
(また明日!)
I am leaving now.
「お先に失礼します!」とひとこと声をかけてから退社するときの表現です。
A:
I am leaving now!
(お先に!)
B:
Bye!
(さようなら)
I am off.
"I am leaving now."と同じ意味の表現です。
"I am off"の後に"to"と目的地をつけて、「これから~に向かいます」と表現することもできます。
A:
I am off to the welcome party of Mr. Yamada!
(これから山田さんお歓迎会に向かいます。お先に!)
B:
Bye!
(さようなら)
あとがき
「お疲れ様です」と声をかけたいときにその他にも限定的に使っている表現があります。
相手が最近会社や職場で賞を受賞したときは以下の表現を使います。
Hi! Mr. Award winner!
活躍した相手がいじれるキャラなら、以下の表現も使います。
Hello. Mr. MVP!
職場での外国人との円滑な人間関係のためにもいろいろな表現を探してレパートリーを意識してさまざまな表現を使うようにしています。
外国人も声をかけられるほうが嬉しいようですし、多めに言葉を交わしておくことで仕事でのコミュニケーションもやりやすくなります。
少しでも参考になればうれしいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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