仕事で外国人と仕事をしていると、
「私に任せてください」、「私がやります」
「あなたに任せるよ」
と英語でコミュニケーションをとる機会がありますよね。
同じ「任せる」の意味の英語表現でも、言い方によってモチベーションや相手の感じ方が変わります。
そこで、状況や文脈によって「私に任せてください」、「私がやります」、「あなたに任せます」の意味になるものも含めて、英語表現とニュアンスについてまとめました。
この記事を読むと分かること(After)
- 10通りの「私に任せてください」「私がやります」の英語表現・例文
- 5通りの「あなたに任せるよ」の英語表現・例文
記事を書いた人
「私に任せてください」「私がやります」の英語表現
どの英語表現でも構わないので、自信を持って外国人に伝えることが大事です。
特に欧米人は自分に自信をもった相手に好感を抱くからです。
また、任せてもらった役割に不明な点があれば、着手する前にそれらも一緒に確認します。
一生懸命やったのに、やり方を合わせいなかったがために後で相手のイメージと違っていたらお互い不幸ですよね。
「任せてください」のポイント
- 自信を持って答える。声が小さかったり頼りなさを醸し出すと相手も不安になる
- やり方、手順、期限など、不明な点の確認も忘れない
- 任された仕事が予定より早く終われば、早く結果を相手に伝える
Leave it to me.
"leave"には"任せる"という意味があります。
"Leave it to me!"は定番の表現ですよね。
pleaseをつけると「任せてください!」「(お願いだから)それを自分にやらせてください」と強調するニュアンスになりまかね。
ただし、leaveには「放っておく」のニュアンスがあるので任せられた後に途中経過や相談・報告が必要なものには使わない方がいいです。
「心配しなくていいよ。私がやるから放っておいて」みたいなニュアンスですよね。
例文
Leave it to me. I have done it.
(私にまかせといて。それやったことあります)
You seem to be busy. Leave it to me please!
(あなた忙しそう。私に任せといて!)
I can handle it. / Let me handle it.
canは能力を表す助動詞、handleは"扱う"、"操縦する"などの意味です。
I(自分)を主語にして、”それができる”と伝えるので、「私がやります」の直訳に近いと思います。
"Leave it to me."とつなげて使うこともできますね。
また、Letで始める表現により自然にサラッと「任せといて」と伝えられます。
(これらの椅子をどこに戻せばよいか教えて頂けますか?)
(放っておいてください。私が対応します。)
例文
Let me handle it. I have operated it a couple of times.
(私にまかせといて。何回か操作したことがあるので)
Thank you for your offer. But I think I can handle it.
(申し出ありがとうございます。でも自分でできると思います)
You can count on me.
"count on"は、「頼りにする、当てにする、期待する」などの意味の熟語です。
可能を示す助動詞canをつけて、「私を頼りにしてOKです」のニュアンスの表現です。
自信を伝える表現ですね。
(不明なことがあれば、私に任せといてください)
(どうもありがとうございます)
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例文
You can count on me if you need any help.
(助けが必要なときはいつでも私を頼ってください)
You can count on me. Because I am used to doing it.
(任せといて。私は慣れているから)
ワンポイント
- used to V+ing ~:~することに慣れている
- used to V:~したものだった。(昔の習慣)
※used toの後の動詞が原形かingかで意味が違います
I will take care of it.
「私がそれを扱います」と意思表示する表現です。
助動詞のwillは意思を表します。
"take care of"は「~の面倒をみる、引き受ける、処理する」などの頻出熟語ですね。
(新しいタスクをやる時間がある人いますか?)
(プロセスの残りの工程は私がやります)
例文
I will take care of this issue.
(この課題の対応は私に任せといて)
I will take care of the team.
(私にチームを任せておいてください)
I am glad to do it.
「喜んでやります」=「任せてください」となる表現です。
紳士的に率先して仕事を行う雰囲気が出せる表現です。
(リーダーをやってもらえますか?)
(任せておいて)
例文
A:
Can you help me ?
(手伝ってもらえる?)
B:
I am glad to do it.
(任せておいて)
関連表現
No reason to decline!
「断る理由なんてないです」=「私に任せておいて」の意味です。
自分の懐やキャパシティの広さをPRする言い方のようなニュアンスを感じます。
(その仕事を終わらせるためにチームに入れますか?)
(私がやります)
例文
A:
Would you please help me to figure this out?
(これを理解するのに助けていただけますか?)
B:
No reason to decline!
(任せておいて)
More than happy!
「幸せ以上です!喜んで!」=「任せといて!」の意味となる表現です。
誠実で紳士的なニュアンスを醸し出せます。
例文
A:
Would you please help me to open the door?
(ドアを開けるのを手伝っていただけますか?)
B:
More than happy!
(任せておいて)
A:
Would you please give me a hand to move the desk and chair ?
(机といすを動かすのを手伝っていただけますか?)
B:
More than happy!
(任せておいて)
By all means!
ぜひとも!に相当する「私に任せてよ」の表現です。
何かを頼まれたりオファーを受けたときに「喜んでやります。まかせてください!」のニュアンスで前向きな返事となる表現ですね。
(あなたをプロジェクトを運営する役割への変更をお願いしたいのですが)
(任せておいてください!)
例文
A:
Would you like to make a presentation in the next meeting?
(次回のミーティングでプレゼンテーションをやってみますか?)
B:
By all means!
(任せておいてください!)
Request accepted!
「その要求は受け入れられた!」=「任せてください」の意味に変わる表現です。
目上の人が部下や他社に対して使うイメージがあります。
例文
A:
Would you please warn her not to do it again ?
(二度とやらないよう彼女に注意いただけますか?)
B:
Request accepted!
(任せておいてください!)
(購入した商品を返品したいのですが)
(任せておいてください!)
関連表現
I can do it.
「私はそれができます」=「任せてください」の英語です。
シンプルに回答できる表現です。
(あなたをプロジェクトを運営する役割への変更をお願いしたいのですが)
(任せておいてください!)
例文
A:
Would you like to make a presentation in the next meeting?
(次回のミーティングでプレゼンテーションをやってみますか?)
B:
I can do it!
(任せておいてください!)
そのほかにも「私に任せてください」の意味に成りうる、短い英語表現には以下のようなものがあります。
その他の「私に任せてください」
- Definitely!
- I will try!
- With pleasure!
- I got it.
- Got you!
「あなたに任せるよ」の英語表現
「あなたに任せるよ」
英語に限った話ではないかもしれませが、どんな表現を使うかと同時に言い方が重要です。
何かのCMで、「あなたの為だから」とつれなく後輩に仕事を振るCMが以前ありましたよね。
「お願いする」というよりは、ホント「振る」だけではうまくいきません。
「あなたに任せるよ」のポイント
- 相手を尊重して期待を込めて伝える(ひとりの人間としてのリスペクトは忘れない)
- たとえ簡単な作業であったとしても仕事のためには大切な事であることを伝える
- やり方や手順の合わせも必要ならそれも一緒に行う
こういう雰囲気や配慮を怠らなければ、以下に紹介するどの英語表現を使ってもきっとうまくいくはずです。
I will leave it to you.
"Leave it to me."のmeをyouに変えるだけですね。
後ろにto 不定詞をつけると~することを「あたなに任せるよ」の意味になりますね。
例文
I will leave it to you to decide the schedule.
(スケジュールの決定はあなたにお任せします)
I will leave it to you how you corner the suspect.
(容疑者をどう追い詰めるかはあなたにお任せします)
I will leave it to you when to open the store.
(お店をいつオープンさせるかはあなたにお任せします)
It is up to you.
「あなた次第・責任です」=「あなたにお任せします」の英語表現です。
"It is up to you."に責任をともないプレッシャーがあるイメージがあるため「(責任がともなうものを)お任せします」のニュアンスがありますね。
例文
That team is up to you.
(チームはあなたにお任せします)
The schedule is up to you.
(スケジュールはあなたにお任せします)
The situation is completely up to you.
(状況は完全にあなたにお任せします)
It is at your disposal.
この表現も僕は仕事でよく目にします。
先日も打ち合わせのアポを調整するemailの中で以下のような表現を欧州圏の仕事関係者が書いてきました。
「あなたにお任せします」=「あなたの意向に沿って対応します」というような使い方です。
英語メール例
Hi.
It is great if we can have a TEAMS meeting and discuss how we can collaborate in the project.
(プロジェクトでどんな協業ができるかTEAMSで会議ができたら素晴らしいです)
I am at your disposal.
(ご判断はあなたにおまかせします)
Best Regards.
例文
Everything you want is at your disposal.
(欲しいものはあなたにお任せします)
The schedule is at your disposal.
(スケジュールはあなたにお任せします)
The team is at your disposal.
(チームはあなたにお任せします)
You will take care of it.
"I will take care of it."の主語をIからYouに変えると、「あたなに任せるよ」の意味に変えられますね。
上司から部下にお願いするときに使われたりします。
例文
You will take care of the rest of it.
(あとはあなたにお任せします)
You will handle it.
(あとはお任せ)
You will handle it.
"You will take care of it."と同様に、"I will handle it."の主語をYouに変えただけですね。
「あたなが扱いなさい」=「あなたに任せるよ」の意味です。
例文
You will handle the problem.
(問題はあなたに任せます)
You will handle the trouble.
(問題の処理はあなたに任せます)
まとめ:表現よりも言い方に気をつける
「私に任せて」、「あなたに任せます」の英語表現をまとめました。
自信を持ってモチベーション高く「私に任せてください!」「あなたにまかせるよ」と英語で相手に言いましょう。
そして不明な点があればコミュニケーションを密にとりましょう。
任せた/任された結果が期待通りになるように。
「私に任せてください」の英語表現
① Leave it to me.
② I can handle it. / Let me handle it.
③ You can count on me.
④ I will take care of it.
⑤ I am glad to do it.
⑥ No reason to decline!
⑦ More than happy!
⑧ By all means!
⑨ Request accepted!
⑩ I can do it.
「あなたに任せるよ」の英語表現
① I will leave it to you.
② It is at your disposal.
③ It is up to you.
④ You will take care of it.
⑤ You will handle it.
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