英語のLetを外国人とのコミュニケーションで意識してよく使うようにしています。
仕事にも便利に使える表現なので、マスターすると英会話力のアップが間違いない超重要な英単語ですよね。
そんなマスターすると最強英単語のletの使い方や語法、意味についてまとめてみました。
この記事を読むと分かること(After)
- letのさまざまな意味、語法、使い方
- 仕事で使えるletの表現
- let、allow、permitのニュアンスの違い
早速、ひとつひとつ説明します!
letとは【コアな意味:許す・認める】
letの一番の意味は「認める・許す」などの許可です。
letの語法
- let + 目的語(人)+動詞の原形
※ 注意点:letは過去形・過去分詞で使うことがほぼない
letは活用が現在形、過去形、過去分詞も同じ"let"ですね。
Let's~の提案の形、またはwill, can, mayなどの助動詞と一緒に未来形の意味で使われることが大半です。
特にSpeakingでよく使われ、口語表現で頻繁に出てくる言葉です。
類語:allowとpermit
”許可する”の意味では、類語はallowとpermitです。
両方とも、allow/permit + 目的語 + to 不定詞で使いますが、letはtoがなく動詞の原形が続きます。
また、allowとpermitは、受動態にすると主語に来る内容が"認められていない"の意味となります。
allow
allowもletと同様に、フォーマルにもインフォーマルにも多く使われ、letと意味も近いです。
letと違ってallowは過去形や過去分詞でも頻繁に使われます。
例文
Everyone is allowed to eat food and drink beverage on the shelf for free in this room.
(この部屋の棚にある食べ物や飲み物は誰でも無料で召し上がれます)
Food and beverage are not allowed in this room.
(飲食物は認められていません)
permit
permitは、letやallowよりカタくフォーマルな表現です。
否定で使われる場合、「許可されない」や「認められない」の意味合いがletやallowに比べて強くなります。
例文
The company will not permit visitors to take a picture in this building.
(この建物では写真撮影は認められていないことをご理解ください)
Please understand that picture taking is not permitted in this building.
(この建物では写真撮影は認められていないことをご理解ください)
Letのさまざまな使い方
申し出・提案の"Let me/us + 動詞"
Let me/us 動詞~の表現は使い方を覚えておくととても便利です。
フランクに「ちょっと~させてください」「~させてよ」と仕事仲間や顧客等のコミュニケーションで幅広く頻繁に使えます。
申し出・自分の意向などを伝える表現です。
相手が目上でも目下でも関係なく、Let me/usを使っても相手に失礼ではありません。
丁寧さよりフランクさがある表現ですね。
このletの使い方は本当にいいです。
声を大にして言いたいです。
以下のひとつ目の例文でいうと、単に”I will check it."と言っても同じ意味ですが、Let meを使うと、よりfriendlyで自然な英会話の雰囲気があります。
例文
Let me check!
(確認するね!)
Let me call you!
(後で電話するよ!)
Let me help you!
(手伝うよ!)
Let me take care of it!
(それ、私がやっとくよ!)
take care ofは「面倒を見る」などの意味の頻出熟語ですが、実際の英会話では「私に任せてよ!」といった感じになります。
Let me explain the detail of the schedule.
(スケジュールの詳細を説明させてもらえますか?)
Let us consider further discount so that we can satisfy your request.
(あなたの要求を満たせるようさらなる割引を検討させてください!)
「~させていただけますか?」と丁重さを出して、もっとかしこまりたい場合には以下のような別の表現が使えます。
- I would appreciate if I could~
- Would it be possible for me~
例文
I would appreciate it if I could consider further discount so that we can satisfy your request.
(御社の要求を満たせるようさらなる割引を検討させていただければありがたいのですが)
許可を求める"Let me/us + 動詞"
Let me~は許可を求める場合にも使えます。
言い方や状況により申し出と意味的に近い場合もありますが、親と子、先生と生徒など立場の差がある関係で下の人が上の人に対して使うと許可を求めていることになりますね。
例文
Let me take a break.
(休憩をとってもいい?)
Let me watch a TV.
(テレビ見てもいい?)
Let us go outside and play softball.
(外へ行ってソフトボールやってもいい?)
仮に~としましょうの"let's say"
"Let's say," も会話の中でよく出てきますし、覚えておくと便利に使えます。
「~と言いましょう」ではありません。
仮定の言い方です。
「仮に~としましょう」「仮に~とします」
ですね。
Let's sayの後に続けて案を先に出しておいて、「どう思いますか?」と後でつなげて相手の意向や考えを伺うのに便利です。
同じ仮定のIf文やSuppose~でも同じ意味の言い方はできますが、Let's sayは、文の先頭につけたり途中に挟むだけでいいので言い方も簡単です。
例文
Try and finish the work by, let's say, Wednesday. How about that ?
(仕事は以下の期日までに終えましょう。う~んそうだな~水曜日まで。どうかな?)
Let's say our proposal fails, then what would you do?
(仮に私たちの提案が失敗したとします。そしたらあなたはどうしますか?)
Let's say we fire him, what do you think ?
(仮に彼を首にするとします。どう思います?)
会話の間をつなぐlet's see"
英会話のときの「え~と」と言葉を考える間をうめる表現をいくつか覚えて使っています。
そのひとつが、"let's see~"です。
"Let me see", "Let me think"なども同様の使い方ができます。
例文
I don't know what to do next... let's see. I will try to ask my colleague.
(次に何をすればよいのかわかりません。えっ~と、、同僚に聞いてみます)
他にも以下のような間をつなぐ表現があります。
- well
- you know
- ~,right?
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親切さを表す”not + let”
letの本質の意味は”許す・認める”ですから、いい意味で使えば親切心を表すのに使えます。
例文
I can't let you suffer from it.
(あなたを苦しめるようなことはさせません)
I can't let you do it.
(アナタにそんなことさせません)
I won't let you down.
(そんな辛い思いはあなたにさせません)
let~downは熟語で「がっかりさせる」の意味です。
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強調の"let me tell you"
let me tell youを文に付け加えることで発言を強調できます。
海外ドラマや映画の台詞でもよく使われています。
例文
It was really pretty sudden too, let me tell you!
(それは本当に急きょだったのです。まったくもう!)
使役動詞の"let + 人 + 動詞"
使役動詞には、let以外にmake, have, get toなどがあります。
letには”本人の自由意志に基づきやりたいように”のニュアンスがある使役動詞です。
日本語になおすと「誰々に~をさせる」と訳されることも多いですが、相手の自主性を尊重してやってもらう感じです。
なので、「してもらう。やってもらう」の訳のほうが適切かもしれませんね。
例文
I will let him consider measures to treat the issue.
(彼に課題に対する対処策を考えてもらいます)
※"命令ではなく”自主性に任せて彼にやってもらう”
誘いの"Let's + 動詞"
おなじみのLet'sですね。
Let usの省略形がLet'sです。
少し軽い印象を与える表現のため、ビジネスのメールには使い過ぎない方が良いのかもしれません。
例文
Let's go and drink tonight!
(今夜は飲みに行きましょう!)
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祈願の"let"
letは、wish(祈る)の意味でも使えます。
例文
Let her have a safe trip! Everyone prayed.
(彼女が安全な旅ができますように!と皆が祈った。)
番外編:"なすがままに"のLet it be
ビートルズの歌にもある"Let it be"は、「なすがままに」、「天にまかせましょう」、「状況をそのままに」のような意味ですね。
ここで、itは特定のものを何か示しているわけではありません。
漠然と、今の状況や起きていること広めに表しています。
Do your best and let it be!
(やるだけのことはやって、あとは天に任せましょう)
Don't try to control the situation. Let it be!
(状況をコントロールしようとするのはやめなさい。そのままに。)
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まとめ:Let me~をたくさん使おう!
Letには様々な意味があります。
Letの語法
- 申し出の"Let me/us + 動詞"
- 許可を求める"Let me/us + 動詞"
- 仮に~としましょうの"let's say"
- 会話の間をつなぐlet's see"
- 親切さを表す"not + let"
- 強調の"let me tell you"
- 使役動詞の"let + 人 + 動詞"
- 誘いの"Let's" + 動詞
- 祈願の"let"
特に申し出の Let me ~の表現は簡単で便利なので意識して使うようにしています。
次に自分がすることを相手に軽く認めてもらいながら、フランクに伝える感じです。
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