英語のリスニングを勉強していると、不思議なことが起きます。
TOEICのリスニング問題はかなり聴きとれる。
英語ニュースも内容によっては分かる。
それなのに、仕事の英語会議や映画になると急に難しい。
私自身、仕事英語のために20年以上英語を勉強してきましたが、最近あらためてこの違いを実感しています。
特にインド人メンバーとのオンライン会議では、知っている英単語を話しているはずなのに、最初はうまく音として認識できないことがありました。
でもこれは、単純に「リスニング力が足りない」という話ではありません。
TOEIC、プレゼン、ニュース、仕事の会議、映画では、聴きとる英語の難易度も求められる能力もかなり違うからです。
私が長年英語を勉強してきて感じるリスニング上達のポイントは、次の3つです。
リスニングを伸ばす3つのポイント
- 何を聴きとれるようになりたいのかを先に決める
- 自分のレベルに合った音源で「聞こえない理由」をつぶす
- ディクテーションとシャドーイングを役割分担させる
この記事では、まず英語リスニング教材を5つのタイプに分けます。
そのうえで、私自身が効果を感じてきたディクテーション、音の変化の理解、オーバーラッピング、シャドーイング、チャンク単位の理解を組み合わせた勉強法をまとめます。
TOEICの点数だけでなく、最終的に仕事の英語会議や実際の会話で聴きとれる英語を増やすことを目標にした方法です。
インド英語を仕事で聴きとるコツについては、こちらに実体験を詳しくまとめています。
記事を書いた人
- 仕事英語のために英語学習20年以上
- 外国人メンバーとの英語会議・打ち合わせに日常的に参加
- 平日夜・休日にオンライン英会話やシャドーイングを30分~1時間
- TOEIC850点~
英語リスニングが難しい理由|「聞こえる」と「分かる」は別
リスニングを考えるとき、私は大きく2段階に分けると分かりやすいと思っています。
リスニングの2段階
- 音声知覚:聞こえた音を英単語・英語表現として認識する
- 意味理解:認識した英語の意味を文脈の中で理解する
たとえば、相手が「ガリッ」のような音を発したとします。
それを耳でGot it.だと認識するのが音声知覚。
さらに「分かりました」「了解しました」という意味だと瞬時に処理するのが意味理解です。
単語帳でGot it.を知っていても、実際の発音を「Got it.」として認識できなければリスニングでは使えません。
逆に音として認識できても、語彙や文法を知らなければ意味が分かりません。
つまり、
「単語は知っているのに聞こえない」問題と、「音は聞こえたけれど意味が取れない」問題は分けて考えた方がいいです。
ここを分けるだけでも、リスニング学習で何をすべきかがかなり見えやすくなります。
リスニング教材5タイプ|難易度はかなり違う

右上に行くほど難易度が高い
「英語が聞き取れない」
一言でそう言っても、何を聴いているかによって難易度は大きく変わります。
| 教材タイプ | 難易度 | 特徴 |
| 試験問題 | 低~中 | 語彙・文法・発音が整理され、受験者が能力を測定しやすいよう作られている |
| スピーチ・プレゼン | 中 | 内容や構成が事前に準備され、聴衆に伝わる話し方をする |
| 英語ニュース | 中~高 | 速度が速く、数字・固有名詞・時事語彙が多い |
| 会議・インタビュー | 高 | 即興性が高く、話者ごとのアクセント・言い直し・割り込みがある |
| 映画・ドラマ | 高 | 省略・スラング・文化背景・小声・感情表現などが多い |
この違いを理解していないと、
「TOEICで高得点なのに映画が分からない。自分はリスニングが苦手なのかも」
と必要以上に落ち込んでしまいます。
でも、TOEICと映画はほとんど別競技です。
① 試験問題・模擬テスト

英語試験問題集
TOEIC、TOEFL、英検などの試験音源は、英語力を測るために作られています。
そのため、日常の雑談や映画に比べると、発音、語彙、文法、話の展開がかなり整理されています。
TOEIC L&Rでは、米国・英国・カナダ・オーストラリア/ニュージーランド系のアクセントが使われています。
複数のアクセントが使われるとはいえ、仕事の現場で突然出会う強い地域アクセントや、インド・シンガポールなど世界中のあらゆる英語がそのまま出てくるわけではありません。
だから、
「TOEICが聞ける=世界中の人の英語が全部聞ける」ではないです。
逆にTOEICの点数を上げることが目的なら、まずTOEIC音源を徹底的に使った方が効率的です。
② 英語スピーチ・プレゼンテーション

英語スピーチ
TEDなどのスピーチや、よく準備されたプレゼンテーションは比較的聴きとりやすいです。
理由はシンプルです。
- 話す内容が事前に整理されている
- 結論と理由の構造が明確
- 聴衆に伝わる速度で話す
- ジェスチャーやスライドが理解を助ける
- 強すぎるスラングを避けることが多い
プレゼンターの目的は「自分の英語力を見せること」ではなく、聴衆に内容を理解してもらうことです。
そのため、英語ニュースや会議より内容を追いやすいケースも多いです。
③ 英語ニュース

英語ニュース
英語ニュースは文法的には比較的整っています。
ただし、難しくなる要因があります。
- 読み上げ速度が速い
- 人名・企業名・地名が多い
- 金額・割合・日付など数字が多い
- 政治・経済・テクノロジーなど分野特有の語彙が出る
私もビジネスニュースを聴いていて、英文自体は難しくないのに、企業名や数字で一瞬止まってしまい、その後の英文を取りこぼすことがあります。
リスニングでは一度置いていかれても、音声は待ってくれません。
分からない部分を引きずらず、次の意味のかたまりへ進む力も必要です。
④ 仕事の会議・インタビュー・ディスカッション

ディスカッション
個人的には、仕事で最も重要で、しかも難しいのがここです。
会議では台本がありません。
相手は質問された瞬間に考え、そのまま話し始めます。
そのため、
- 言い直し
- 途中での補足
- 主語の省略
- 割り込み
- 専門用語
- 人によって違うアクセント
- 通信品質の影響
が全部入ってきます。
しかも、こちらも内容を理解しながら次に何を言うか考えなければなりません。
これはTOEICのように「音声を聞いて選択肢を選ぶ」だけとは負荷がまったく違います。
私自身、最近インド人メンバーとの仕事が増えて感じたのは、アクセントの特徴を少し知っただけでも急に聞きやすくなることです。
つまり、リスニング力は「英語全体に対する1本の能力」ではありません。
特定の話者・アクセント・業務テーマへの慣れでも大きく変わります。
⑤ 海外映画・ドラマ

映画
映画・ドラマはかなり難しいです。
理由は、普通の英語教材では省かれがちなものが全部入っているからです。
- 小声
- 感情的な発話
- 言葉の省略
- スラング
- 地域アクセント
- 文化・歴史に関する前提知識
- 登場人物独自の話し方
日本語でも同じですよね。
教科書と映画の日本語の違い
教科書:「雨が降ったので私は仕事に行きませんでした」
映画:「雨降ったんだぞ。社畜なんて今日はマジ勘弁って感じよ」
外国人が日本語教科書だけを勉強して、いきなり後者を一発で聞き取るのは難しいはずです。
英語でも同じです。
映画が聞き取れなくても、TOEICや仕事英語の勉強が失敗しているわけではありません。
リスニング教材は「現在地」と「目的地」で決める
教材選びで最も重要なのは、人気がある教材を選ぶことではありません。
今の自分と、最終的に聴きとりたい英語の距離を見ることです。
私は大きく2つのアプローチがあると思っています。
2つの教材選択法
- 難易度を段階的に上げる
- 最終目標の英語に特化する
方法① 難易度を少しずつ上げる

教材タイプを変えていく勉強法
英語学習を長く続けたい人にはこの方法が合います。
たとえば、
- 短い1文
- TOEIC Part2・Part3
- プレゼンテーション
- 英語ニュース
- インタビュー・仕事会議
- 映画・ドラマ
のように、少しずつ負荷を上げていきます。
いきなり映画を使ってほとんど何も聞き取れない状態になるより、少し頑張れば理解できる教材を使う方が、私は長く続きました。
目安としては、スクリプトを読めば7~8割以上は意味が分かり、音声だけでは5~7割程度分かる素材から始めると取り組みやすいです。
方法② 最終目標の英語へ寄せる

目標の教材タイプに特化する勉強法
目的がはっきりしているなら、こちらが速いです。
- TOEICスコアを上げたい → TOEIC Part3・4
- 海外赴任が近い → 仕事の会議・ビジネス英語
- インド人との会議が多い → インド英語音声
- 海外ニュースを理解したい → ニュース音源
- 映画を字幕なしで観たい → ドラマ・映画
特に仕事の場合は、私はこの方法が効率的だと思います。
実際の業務で毎週聞く英語に近い音源を選んだ方が、学んだ内容をすぐに本番で使えるからです。
英語リスニングの勉強法|4ステップで「聞こえない理由」をつぶす
ここから具体的な練習方法です。
私が今リスニング練習をするなら、次の順番で進めます。
1つの音源を仕上げる4ステップ
- 意味・語彙・文法を確認する
- ディクテーションで聞こえない箇所を発見する
- 音の変化を確認してオーバーラッピングする
- スクリプトなしでシャドーイングする
ポイントは、いきなり大量の英語を聞き流さないことです。
短い音源を深く処理して、「なぜ聞こえなかったのか」を1つずつ減らしていく。
この方が上達を実感しやすいです。
STEP1:語彙・文法・意味を先につぶす
音源の英文を読んでも意味が分からない場合、その英文を何十回聞いても理解できるようにはなりません。
まずスクリプトを読み、
- 知らない単語
- 知らない熟語
- 分からない文法
- 固有名詞
- 背景知識
を確認します。
ここは地味ですが重要です。
リスニング練習中に意味を考え続けると、肝心の音を追えなくなるからです。
STEP2:ディクテーションは「診断」に使う
ディクテーションは、聞こえた英語を書き取る練習です。
以前の私は、ディクテーションそのものを大量にやることがリスニング上達の近道だと思っていました。
今は少し考え方が変わりました。
ディクテーションは毎日の主役というより、「自分がどこを聞き取れていないかを見つける診断」に非常に優れていると思っています。
書き取れなかった部分は、だいたい次のどれかです。
- 単語そのものを知らなかった
- 単語は知っていたが発音を知らなかった
- 音の変化で別の音に聞こえた
- 速度についていけなかった
- 前の英文を考えていて次を聞き逃した
原因が分かれば対策できます。
反対に原因が分からないまま聞き流しても、同じ場所を次回も聞き逃しやすいです。
\ディクテーションの具体的なやり方/
STEP3:英語の「音の変化」を理解する
日本人が知っている単語なのに聞こえない大きな理由のひとつが、実際の会話では単語が辞書通りに1語ずつ発音されないことです。
特に意識したいのは以下です。
① 連結(リンキング)
単語の最後の子音と、次の単語の母音がつながります。
たとえば、
pick it up
を「ピック・イット・アップ」と3語に切って話すより、実際にはかなりつながって聞こえます。
単語単体の発音だけ覚えていると、この連結で聞き取れなくなります。
② 音の同化
隣り合う音の影響で、別の音に近づくことがあります。
代表例が、
Would you ~?
です。
実際には「ウッド・ユー」と完全に切れるより、「ウッジュー」に近く聞こえることがあります。
これは単純な子音+母音の連結というより、隣り合う音がお互いに影響する現象です。
③ 脱落・弱化
会話ではすべての子音が教科書通り明瞭に発音されるわけではありません。
特に子音が連続すると、一部の音が弱くなったり、ほとんど聞こえなくなったりします。
next dayやgood morningなども、1文字ずつ明瞭に読むイメージとは違って聞こえることがあります。
④ フラッピング
アメリカ英語では、条件によってtやdが日本語のラ行に近い軽い音になります。
代表例は、
- better
- water
- get it
です。
「ベター」「ウォーター」「ゲット・イット」という学校英語のイメージだけだと、実際の音と一致しないことがあります。
⑤ 弱形
さらに厄介なのが、前置詞・冠詞・代名詞などの機能語です。
会話では、
- to
- for
- and
- him
- her
などが非常に弱く短く発音されます。
内容の中心となる単語にアクセントを置き、機能語は弱くする。
この英語のリズムに慣れると、文章全体が急に聞きやすくなります。
\弱く発音される前置詞の特徴/
STEP4:オーバーラッピングからシャドーイングへ
音の変化を確認したら、最初からスクリプトなしでシャドーイングする必要はありません。
私は次の流れがやりやすいと思います。
- スクリプトを見ながら音声を聞く
- 意味を理解する
- 音声と同時に読む「オーバーラッピング」
- 音声から少し遅れて読む「シャドーイング」
- 自分の音声を録音する
- 元音源と比較する
シャドーイングは、聞こえてきた音をほぼリアルタイムで処理しながら、自分でも発声します。
かなり負荷が高い練習です。
だからこそ、最初に意味・文法・発音を確認しておくと取り組みやすくなります。
2025年に発表されたシャドーイング研究の体系的レビューでも、これまでの研究ではリスニング能力だけでなく、流暢さ、リズム、イントネーション、発音などの改善を示した研究が複数報告されています。
一方で研究方法にはばらつきもあり、「シャドーイングさえやれば全部解決」というほど単純ではありません。
私自身の経験でも同じです。
意味を理解した短い音源を、音の特徴を意識しながら何度もシャドーイングする。
これが一番効果を感じています。
\シャドーイングの練習方法はこちら/
忙しい社会人なら1日30分で十分|私ならこう練習する
会社員が毎日2時間も3時間もリスニング練習を続けるのは現実的ではありません。
私も仕事が忙しい日は30分程度です。
その30分を次のように使います。
| 時間 | 練習 |
| 5分 | 音源を1~2回聞いて理解度を確認 |
| 5分 | 分からない語彙・文法・意味を確認 |
| 5分 | 聞こえなかった部分だけディクテーション |
| 5分 | オーバーラッピング |
| 10分 | シャドーイング+録音 |
大事なのは、毎日新しい教材へ進むことではありません。
私は同じ30秒~1分程度の教材を2~4日程度繰り返す方が、音が耳に定着する感覚があります。
ただし英文を完全に暗記してしまったら、次の教材へ進みます。
TOEICは聞けるのに仕事の英語が聞けないのは普通
ここはこの記事で一番伝えたいところです。
TOEICのリスニング力が上がっても、仕事の英語会議が急に簡単になるとは限りません。
TOEICでは、
- 音声品質が安定している
- 話の目的が明確
- 問題として成立するよう内容が整理されている
- 使われるアクセントの範囲が決まっている
一方、実際の会議では、
- インド英語など多様なアクセント
- 専門用語
- 早口
- 言い直し
- 複数人の割り込み
- マイクや通信品質
- 業務背景を知らないと分からない省略
まで加わります。
つまり、TOEICで身につけたリスニング力が無駄なのではありません。
TOEICで作った土台の上に、「自分が実際に遭遇する英語」への慣れを追加する必要があるのです。
私の場合は最近、インド英語のR音、母音、独特のリズムなどを意識するようになってから、仕事の英語が以前より聞きやすくなりました。
知らないアクセントを「聞き取れない英語」とひとまとめにせず、特徴を学習対象として分解する。
これも立派なリスニング勉強法です。
おすすめ英語リスニング教材4選
ここまでの考え方に合わせて、目的別に使いやすい教材を選びます。
① TOEIC公式教材|TOEIC対策なら最優先
TOEICの点数を上げたいなら、まず公式教材です。
本番と同じETSが制作した問題と音源を使えるため、試験対策としてズレがありません。
特にPart3・Part4は、
- まず問題を解く
- スクリプト確認
- 聞こえなかった箇所をディクテーション
- オーバーラッピング
- シャドーイング
までやると、1つの問題をかなり深く使えます。
② シャドテン|シャドーイングのやり方を身につけたい人
シャドテンはシャドーイングに特化したアプリです。
私も利用しました。
現在は1,000以上の教材があり、WPMで速度を確認しながら教材を選べます。
毎日1回の添削があるため、独学でありがちな、
「これ、本当に正しくシャドーイングできているのか?」
という問題を解消しやすいです。
特に初めて本格的なシャドーイングをするなら、音の変化と練習手順を理解する教材として使いやすいと感じました。
\実際に使ったレビュー/
③ シャドプラス|費用を抑えて毎日続けたい人
旧「ENGLISH COMPANY MOBILE」は現在シャドプラスという名称になっています。
シャドプラスで私が特に気に入っているのは、シャドーイングだけでなくチャンクリーディングができることです。
英文を意味のかたまりごとに前から処理する練習は、リスニングとの相性がいいです。
「聞こえた。でも意味処理が追いつかない」
という人には特に向いています。
シャドテンと両方使った比較もこちらにまとめています。
④ DMM英会話 Daily News|ニュース+会話へ広げたい人

DMM英会話のDaily News
Daily Newsは英語ニュースを使った学習に向いています。
記事を読むだけでなく、音声を聞き、分からない表現を確認し、そのテーマについてオンライン英会話で実際に話すところまでつなげられるのが強みです。
リスニングだけで終わらず、
聞く → 読む → 自分の意見を話す
まで一つのテーマで回せます。
オンライン英会話を使う場合、DMM英会話とNativeCampを5年以上使った比較も別記事にまとめています。
多読・チャンクリーディングもリスニングに効く
「リスニングの記事なのに、なぜ読む練習?」
と思うかもしれません。
でも、音を単語として認識できても、その意味処理に時間がかかれば次の音声についていけません。
リスニングは止められないからです。
そこで役立つのが、英文を前から意味のかたまりで理解していく練習です。
たとえば、
What I haven't confirmed yet / is whether the interface / is working properly.
のような英文を、最後まで読んでから日本語へ並べ替えるのではなく、
「まだ確認できていないことは / そのインターフェースが / 正常に動いているかどうか」
と前から理解していきます。
仕事の会議では英文を頭の中で後ろから訳し直している時間はありません。
英語を英語の順番のまま処理する力は、リスニングでも非常に重要です。
\多読のやり方はこちら/
英語リスニング勉強法のよくある疑問
聞き流すだけでもリスニング力は上がる?
すでにある程度聞き取れる英語なら、量を増やす意味があります。
ただ、ほとんど聞き取れない音源をBGMのように何時間流しても、私は効率がいいとは思いません。
短い音源で、
「なぜ聞こえなかったのか」
を確認してから何度も聞く方が上達を実感しやすいです。
初心者でもシャドーイングをした方がいい?
できます。
ただし難しい音源を選ばないことです。
まず短い英文を使い、スクリプト確認 → 音読 → オーバーラッピング → シャドーイングの順で進めれば負荷を下げられます。
ディクテーションとシャドーイングはどっちがいい?
私は役割が違うと思っています。
ディクテーションは「聞こえない場所を見つける」練習。
シャドーイングは「聞こえる音を増やして自動化する」練習。
両方を短時間ずつ組み合わせる方が効率的です。
TOEICで高得点なら海外の英語も聞き取れる?
かなり有利です。
語彙、文法、基本的な音声処理の土台があるからです。
ただし、実際の仕事ではアクセント、専門用語、通信品質、会話の即興性などが追加されます。
TOEIC高得点はゴールというより、実践英語へ進むための非常に強い土台と考える方がしっくりきます。
まとめ|「聞こえる英語の面積」を少しずつ広げる

リスニング力が伸びるイメージ
私はリスニング力を、「聞こえる英語の面積を広げていく作業」だと考えています。
横方向には、聞いて理解できる語彙・表現を増やす。
縦方向には、より速い英語を処理できるようにする。
さらに実践では、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語、インド英語など話者の違いへの対応範囲も広げていく。
その面積が少しずつ広がっていくイメージです。
そのために私が続けている基本はシンプルです。
リスニング上達の基本
- 自分が最終的に聞きたい英語を決める
- 少し頑張れば理解できる短い音源を選ぶ
- 意味・語彙・文法を確認する
- ディクテーションで聞こえない箇所を発見する
- 音の変化を確認する
- オーバーラッピングする
- スクリプトなしでシャドーイングする
- 実際に使う英語のアクセントやテーマへ近づける
TOEICが聞けるようになったらニュースへ。
ニュースが聞けるようになったら会議へ。
あるいは、仕事でインド英語が必要なら最初からインド英語へ。
目的に合わせて進めればいいと思います。
全部の英語を一度に聞き取れるようになる必要はありません。
昨日まで聞こえなかった30秒の英語が、今日ははっきり聞こえる。
その積み重ねで、リスニングできる英語は確実に増えていきます。
仕事の英語をもっと聞き取れるようにしたい人へ
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