英語勉強法・TOEIC

【できる人は知っている】英語の前置詞が聞き取れない理由!

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こんにちは。

 

英語のヒアリングにおいて、前置詞は聞き取りにくいですよね。

 

前置詞の数は限られ、しかもその多くは頻繁に目にする英単語なのに。。。

 

とずっと思っていました。

 

けれど、20年以上英語を勉強してきて、前置詞が聞き取れないのは前置詞にいくつかの特徴があるからだと分かりました。

 

そして、前置詞を聞き取れるようになるには、他の品詞とは別のアプローチが有効だと感じています。

 

聴きとるための秘訣は以下です。

 

前置詞を含む熟語と聞こえた音を頭の中で結びつける

 

この考え方に気づいてからは、TOEICのリスニングは9割以上着実に取れるようになりました。

 

この記事を読むと分かること(After)

  • 前置詞ならではの4つの特徴と聴き取る秘訣
  • 前置詞に音の変化が起きるしくみ(リエゾン、リダクション、フラッピングについて)

 

 

さっそく前置詞の特徴や秘策を説明していきます!

 

前置詞の特徴

特徴1: 単語の数は少ない

 

調べてみました。

 

もはや口語では使われないマイナーなものも含めると前置詞は78語もあるそうです。

 

実際によく出てくる前置詞はもっと少ないですよね。

 

太字のものがよく出る感覚があります。

 

前置詞一覧

A

Aboard
Above
Across
After
Against
Along
Alongside
Amid
Among
Anti
Around
As
At

B

Bar
Before
Behind
Below
Beneath
Beside
Besides
Between
Beyond
But
By

C

Considering

D

Despite
Down
During

E

Except

F
For
From

I
In
Inside
Into

L
Less
Like

M
Minus

N
Near
Notwithstanding

O
Of
Off
On
Onto
Opposite
Out
Outside
Over

P
Pace
Past
Pending
Per
Plus

R
Re
Regarding
Round

S
Save
Saving
Since

T
Than
Through
Throughout
Till
To
Touching
Toward

U
Under
Underneath
Unless
Unlike
Until
Up

V
Versus
Via
Vice

W
With
Within
Without

 

特徴2: 単語の意味をつかみにくい

英語の単語は内容語と機能語の二つに分かれることを概念で表した図

 

英語の単語は、大きく2つに分かれます。

 

意味が中心的な内容語 (content word)と、機能が中心的な機能語 (function word) です。

 

前置詞は、機能語 (function word) に分類されます。

 

名詞・動詞・形容詞・副詞などは、意味的な役割が中心の内容語 (content word) ですよね。

 

機能語は数が限られますが、内容語は数がたくさんあります。

 

機能語はほかに、他の接続詞、助動詞、冠詞、代名詞などがあります。

 

前置詞は英文の中で機能的な役割を担うため、単語としての意味はつかみにくいですよね。

 

試しにLongman英英辞典で"Of"を調べると、なんと24個も使い方が説明されていました。。。(汗)

 

前置詞はひとつひとつの意味をすべて覚えておくのはナンセンスですね。

 

それぞれの前置詞のコアなイメージを頭にいれておき、後は英語に触れる中で語感を養うように、前置詞の感覚を身に着けていくのがよいと感じています。

 

on, in, at, from for, toについて、コアなイメージを以下の記事でまとめています。

 

 

特徴3: 単語が短めで音素が少ない

 

音素とは、音の最小単位です。

 

子音も一つの音素ですし、母音も一つの音素です。

 

たとえば、前置詞"in"の音素は"イ"と"ン"の二つです。

 

以下のように表記されます。

 

/i/ /n/  

 

前置詞は単語が短いので音素も少ない

 

特徴4: 音が変化しやすい

 

Native英語の発音の特徴に前置詞は"巻き込まれやすい"です。

 

その特徴とは、リンキング、リダクション、フラッピングなどのリエゾン(音の変化)と弱形です。

 

リンキング

 

子音の末尾の音と直後の母音の先頭の音が連結して違う発音になる現象

 

子音のなかで、/p/, /k/, /t/などの破裂音、または/f/, /v/, /s/などの摩擦音の後に母音がくると、二つの英単語がつながって発音されるため単語の切れ目がわかりにくくなる特徴です。

 

ひとつの英単語のように聞こえます。

 

たとえば、”Lock out !”を例にすると、Nativeが話す英語が"ロック アウト!"と聞こえることはなく、"ロッカァウト!"って感じに聞こえますよね。

 

Lockの子音/k/とoutの母音/a/がつながってひとつの違う音のようになっています。

 

リダクション

 

重なった子音の1つの発音が省略されて音が脱落する現象

 

単独の単語なら発音されるはずの音が、ほぼ聞こえないくらいの小さく弱い音になります。

 

全く発音されないわけではないのですが、この現象を知識として頭に入れてからリスニング力が向上しました

 

"Good guy"を例にすると、Nativeの英語は”グッドガイ”とはならず、真ん中のはほぼ聞こえません。

 

グッって感じに聞こえます。

 

Goodの最後の/d/が脱落してほぼ聞こえません。

 

フラッピング

 

/t/の発音がラ、ダなどの音に変化する現象

 

Nativeの発音でWaterが””、”ラー”と/t/の部分がタではなくに聞こえることがあります。

 

このフラッピングは以下のような条件で発生します。

 

フラッピング

  • 前後の母音に挟まれた/t/
  • 前が/r/後ろが母音に挟まれた/t/
  • 前の母音や/r/にアクセントがある
  • フラッピングが起きるのはアメリカ英語のみ(イギリス英語にフラッピングはない)

 

フラッピングの例:赤字箇所の母音にアクセントがある

 

  • letter ⇒ レ
  • Shut up ⇒ シャップ
  • got it ⇒ ガッッ!

 

弱形

 

英語の音声学で、強形と弱形という考え方があります。

 

弱形とは、前置詞、冠詞、代名詞のような意味よりも機能の役割がメインの英単語は、特に強調する意図がない場合弱く発音されることを言います。

 

同じような現象が日本語でも起きるのでそちらで考えたほうが分かりやすいですね。

 

日本語にも機能語と内容語があります。

 

昨日風邪ひいたので会社には行きませんでした。」

 

太字の内容語は意味を持つ言葉なので強めに読まれますよね。

 

一方、薄字の助詞は、意味をあまり持たない機能語なので通常、弱く(省略して)読まれます。

 

昨日風邪ひいたので会社行きませんでした。」

 

こんな感じで、”昨日は”の"は"は、読まれないぐらいですよね。

 

英語の弱形もこれと同じです。

 

たとえば、前置詞のofは"オブ"とは発音されず、"ォブ"、"ブ"など聞こえないぐらいの音で発音されます。

 

I have a lot of shoes. (アイブアロッタブシューズ)

 

って感じです。

 

"アイハブアロットブシューズ"ではないです。

 

このように、特にあえて意味を強調する必要がない場合、前置詞、冠詞、代名詞などの機能語は弱形で発音されます。

 

主な前置詞の弱形 /ə/と弱く発音される  

前置詞弱形発音例文
at/ət/I will meet him at noon.
for/fə/It is good for him.
from/frəm/That email is from him.
of/əv/ /v/I have a lot of pens.
to/tə/Are you coming to the party ?

 

前置詞は単語や発音がそもそも短いので、音が変化するともはや原型を成していないように感じます

 

前置詞をリスニングする秘訣

前置詞を含む英語のリスニングは、熟語とリエゾンに関する知識と音を結びつけることでリスニングができるようになることを分かりやすく理解できるように示したイラスト

 

先に述べた前置詞の4つの特徴を知識としてまず頭に入れておくことがリスニングには大切と感じています。

 

打ち勝つためには敵の特徴を理解するのです。

 

そして、前置詞が含まれる頻出熟語もあらかじめできるだけ多くを覚えておきます。

 

前置詞をリスニングする秘訣は、

 

読んで意味が分かる熟語を先に増やして、聞こえた音とその知識をつなげて理解する

 

です。

 

これだけでは分かりにくいので例で紹介します。

 

例1

in front of (~の前に)

 

この熟語のNative発音は、”イン フロント オブ”とは聞こえないと思います。

 

リエゾンによりofが弱く読まれて”インフロン”のように聞こえます。

 

"in front of"の熟語の意味をあらかじめ知識として頭にいれています。

 

そして、リスニングで"インフロンタブ"と聞こえたら、

 

あっ、リエゾンが起きたけど、in font of(~の前に)と言ったな

 

と瞬時に聞こえた知識を結びつけます。

 

We met him right in front of the building.

 

Don't spend much time in front of the TV.

 

 

例2

a kind of (~種類の、~のような)

 

この熟語のNative発音も"ア カインド オブ"とは聞こえないと思います。

 

リエゾンによりofが弱く読まれて”アカイン”のように聞こえます。

 

最初の"ア"も最後の"ブ"もほとんどきこえないぐらいです。

 

a kind ofの意味をあらかじめ知識として頭に入れています。

 

そして、”アカインダブ”と聞こえたら、

 

あっ、リエゾンが起きたけど、a kind of(~種類の、~ような)と今言ったな

 

と瞬時に聞こえた知識を結びつけます。

 

 

I prefer to have a kind of Japanese cuisine. Could you recommend one ?

 

Green tea is a kind of major Japanese tea.

 

 

例3

put on (~を着る)

 

このNative発音も"プット オン"とはっきりと聞こえないと感じます。

 

リエゾンによりonが弱く読まれて”プッ”のように聞こえます。

 

onの形はもはやくずれて原型を感じることができないぐらいです。

 

put onの意味をあらかじめ知識として知っておきます。

 

そして、”プッ”と聞こえたら、

あっ、リエゾンしたけどput on(服などを身に着ける)と言ったな

 

と瞬時に聞こえた知識を結びつけます。

 

 

Why don't you put on mask for precaution from catching cold ?

 

I am going to put on the badge on my shirts.

 

まとめ:前置詞を含む熟語をたくさん覚える

 

前置詞をヒアリングできるようになるために、僕が実践している対処策を書きました。

 

前置詞はちょっとやっかいですよね。

 

上に書いたように前置詞を含む熟語をできるだけ多く知識として覚えておきましょう。

 

そうしないと、実際の英会話でリスニングできないです。

 

たとえば、それを裏付けた例が最近ありました。

 

実際の仕事で、先日Nativeが"elaborate on"という前置詞を含む英語を使いました。

 

この熟語は「~について詳しく述べる」という意味です。

 

しかし、自分にはこの英熟語の知識がなかったので、elaborateもonも聞き取れませんでした。

 

He refused to elaborate on the status of the project.
(彼はプロジェクトの状況の詳細を述べることを拒んだ)

 

onはこれまで何度も耳にしているので、onだけは単独で聴きとれても良さそうなのにそれができません。

 

これが前置詞の難しいところですね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

Good Luck!

 

追伸:

あわせてチェックしたい

【最短最速で100点アップ!】アルクのTOEIC(R) TEST 完全攻略シリーズ

TOEIC試験において時間との戦いを制するリスニング対策

【知らなきゃ損!】英語のSpeakingとWritingの特性の違い!

それから、YouTubeで良いコンテンツを見つけました。

リエゾンなどのリンキングを理解するために「ニック式英会話」は役立つと思います。

ニック式英会話 英語が聞き取れるようになる7つのポイント

 

 

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