英語マスタ・TOEIC

前置詞が聞き取れない理由が分かった!【30年の英語学習で見つけたヒアリング秘策】

2020年11月15日

記事タイトル入りスライド

こんにちは。

英語のヒアリングにおいて、前置詞は聞き取りにくいですよね。

前置詞の数は限られているのに、、、しかもその多くは頻繁に目にする英単語なのに。。。

とずっと思っていました。

けれど、30年近く英語を勉強してきて、前置詞が聞き取れないのは前置詞にいくつかの特徴があるからだと分かりました。

そして前置詞を聞き取れるようになるには、他の品詞とは別のアプローチが有効だと感じています。

聴きとるための秘訣は以下です。

前置詞を含む熟語と聞こえた音を頭の中で結びつける

この考え方に気づいてからは、TOEICのリスニングは9割以上着実に取れるようになりました。

この記事はこんな人向けです(Before)

  • Nativeの英語はほとんど聴き取れない
  • 英語のヒアリングにおいて前置詞が特に苦手

この記事を読むと分かること(After)

  • 前置詞の4つの特徴と聴き取る秘訣
  • 前置詞に音の変化が起きるしくみ(リエゾン、リダクション、フラッピングについて)

【この記事を書いた人】

プロフィール画像(白シャツ)

About me

  • 英語力:英語実務において、基本英単語2000語ぐらいを使って自分が言いたいことをどうにか相手に伝えられるレベル
  • 仕事:自社サービスの運営に関する取引先との交渉業務やパートナー会社との協業プロジェクトのマネジメントに従事。主に欧米・アジアを対象として海外企業との英語による交渉・打ち合わせ・電子メール対応などの実務を15年間経験。

さっそく前置詞の特徴や秘策を説明していきます!

前置詞の特徴

特徴1: 単語の数は少ない

調べてみました。

もはや口語では使われないマイナーなものも含めると前置詞は78語あるそうです。

太字のものは頻出しますね。

前置詞一覧

A

Aboard
Above
Across
After
Against
Along
Alongside
Amid
Among
Anti
Around
As
At

B

Bar
Before
Behind
Below
Beneath
Beside
Besides
Between
Beyond
But
By

C

Considering

D

Despite
Down
During

E

Except

F
For
From

I
In
Inside
Into

L
Less
Like

M
Minus

N
Near
Notwithstanding

O
Of
Off
On
Onto
Opposite
Out
Outside
Over

P
Pace
Past
Pending
Per
Plus

R
Re
Regarding
Round

S
Save
Saving
Since

T
Than
Through
Throughout
Till
To
Touching
Toward

U
Under
Underneath
Unless
Unlike
Until
Up

V
Versus
Via
Vice

W
With
Within
Without

特徴2: 単語が短めで音素が少ない

音素とは、音の最小単位です。

子音も一つの音素ですし、母音も一つの音素です。

たとえば、前置詞"in"の音素は"イ"と"ン"の二つです。

以下のように表記されます。

/i/ /n/  

前置詞は単語が短いので音素も少ない

特徴3: 音が変化しやすい

Native英語の発音の特徴に前置詞は"巻き込まれやすい"です。

その特徴とは、リンキング、リダクション、フラッピングなどのリエゾン(音の変化)です。

リンキング

子音の末尾の音と直後の母音の先頭の音が連結して違う発音になる現象

子音のなかで、/p/, /k/, /t/などの破裂音
または/f/, /v/, /s/などの摩擦音の後に
母音がくると、二つの英単語がつながって
発音されるため単語の切れ目がわかりにくくなります。

ひとつの単語のように聞こえます。

”Lock out !”を例にすると、
Nativeの英語が"ロック アウト!"と
聞こえることはなく、"ロッカァウト!"って感じに聞こえます。

Lockの子音/k/とoutの母音/a/がつながって違う音になっています。

リダクション

重なった子音の1つの発音が省略されて音が脱落する現象

単独の単語なら発音されるはずの音が、ほぼ聞こえないくらいの小さく弱い音になります。

全く発音されないわけではないのですが、この現象を知識として頭に入れてからリスニング力が向上しました

"Good guy"を例にすると、Nativeの英語は”グッガイ”とはならず、真ん中のはほぼ聞こえません。

”グッガイ”って感じに聞こえます。

Goodの最後の/d/が脱落してほぼ聞こえません。

フラッピング

/t/の発音がラ、ダなどの音に変化する現象

Nativeの発音でWaterが”ワラ”、”ワラー”と/t/の部分がタではなくに聞こえることがあります。

フラッピング

  • 前後の母音に挟まれた/t/
  • 前が/r/後ろが母音に挟まれた/t/
  • 前の母音や/r/にアクセントがある
  • フラッピングが起きるのはアメリカ英語のみ(イギリス英語にフラッピングはない)

フラッピングの例:赤字箇所の母音にアクセントがある

letter ⇒ レ

Shut up ⇒ シャップ

got it ⇒ ガッッ!

前置詞は単語や発音がそもそも短いので、音が変化するともはや原型を成していないように感じます

特徴4: 単語の意味をつかみにくい

前置詞は、機能語 (function word) /文法語 (grammatical word) に分類されます。

名詞・動詞・形容詞・副詞などは、意味を持つ内容語 (content word) です。

機能語は数が限られますが、内容語は数がたくさんあります。

機能語はほかに、他の接続詞、助動詞、冠詞、代名詞などがあります。

前置詞は英文の中で機能的な役割を担うため、単語としての意味はつかみにくいですよね。

Longman英英辞典で"Of"を調べると、なんと24個も使い方が説明されていました。。。(汗)

前置詞は意味をすべて覚えておくのはナンセンスですね。

 

前置詞の意味のイメージ

ひとつの前置詞に含まれる多くの意味を覚えるのはナンセンスなので、代わりにイメージで理解するようにしています。

on, in, at, from for, toについてそのイメージをまとめています。

記事タイトル入りスライド
【前置詞】from(起点)to(到達点)for(方向)の違いをイメージで捉える!
記事タイトル入りスライド
on the internet? それともin?【前置詞on in at】

前置詞をリスニングする秘訣

先に述べた前置詞の4つの特徴を知識としてまず頭に入れておくことがリスニングには大切と感じています。

打ち勝つためには敵の特徴を理解するのです。

そして、前置詞が含まれる頻出熟語もあわせて覚えます。

前置詞をリスニングする秘訣は、

読んで意味が分かる熟語を増やして、聞こえる音とその知識をつなげて理解する

です。

これだけでは分かりにくいので例で紹介します。

例1

in front of (~の前に)

この熟語のNative発音は、”イン フロント オブ”とは聞こえないと思います。

リエゾンによりofが弱く読まれて”インフロン”のように聞こえます。

"in front of"の熟語の意味とこのようにリエゾンすることをあらかじめ知識として頭にいれています。

そして、リスニングで"インフロンタブ"と聞こえたら、

あっ、in font of(~の前に)だな

と瞬時に聞こえた知識を結びつけています。

例文

We met him right in front of the building.

Don't spend much time in front of the TV.

 

例2

a kind of (~種類の、~のような)

この熟語のNative発音も"ア カインド オブ"とは聞こえないと思います。

リエゾンによりofが弱く読まれて”アカイン”のように聞こえます。

最初の"ア"も最後の"ブ"もほとんどきこえないぐらいです。

a kind ofの意味とこのようにリエゾンすることをあらかじめ知識として頭に入れています。

そして、”アカインダブ”と聞こえたら、

あっ、a kind of(~種類の、~ような)だな

と瞬時に聞こえた知識を結びつけています。

例文

I prefer to have a kind of Japanese cuisine. Could you recommend one ?

Green tea is a kind of major Japanese tea.

例3

put on (~を着る)

このNative発音も"プット オン"とはっきりと聞こえないと感じます。

リエゾンによりonが弱く読まれて”プットン”のように聞こえます。

onの形はもはやくずれて原型を感じることができないぐらいです。

put onの意味とこのようにリエゾンすることをあらかじめ知識として知っておきます。

そして、”プットン”と聞こえたら、

あっ、put on(服などを身に着ける)だな

と瞬時に聞こえた知識を結びつけます。

例文

Why don't you put on mask for precaution from catching cold ?

I am going to put on the badge on my shirts.

まとめ:前置詞を含む熟語をたくさん覚える

前置詞をヒアリングできるようになるために、僕が実践している対処策を書きました。

onという前置詞を知っていても、熟語の知識がなくて仕事で英語が一発で聞き取れなかった例がありました。

He refused to elaborate on the status of the project.
(彼はプロジェクトの状況の詳細を述べることを拒んだ)

熟語のelaborate on (~について詳しく述べる)の知識がなかったので、elaborate onが聞き取れませんでした。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

Good Luck!

 

追伸:

あわせてチェックしたい

【最短最速で100点アップ!】アルクのTOEIC(R) TEST 完全攻略シリーズ

TOEIC試験において時間との戦いを制するリスニング対策

【知らなきゃ損!】英語のSpeakingとWritingの特性の違い!

それから、YouTubeで良いコンテンツを見つけました。

リエゾンなどのリンキングを理解するために「ニック式英会話」は役立つと思います。

ニック式英会話 英語が聞き取れるようになる7つのポイント

HOMEへ戻る

 

-英語マスタ・TOEIC

© 2021 Go for a Change.