TOEIC本番が近づいてくると、急に思いますよね。
「もう少し早く勉強しておけばよかった……」
分かります。
でも、試験がまだ始まっていないなら、できることは残っています。
先に結論を言うと、TOEIC直前期は英語力を一気に作り替えようとしないほうがいいと思います。
狙いたいのは、
「知っていたのに落とした」「時間がなくて解けなかった」「当日焦って崩れた」を減らすこと。
です。
直前に英単語を1,000個覚えて、翌朝突然TOEIC力が覚醒する。
……という展開は、なかなかありません。
でも、
- Part5の頻出パターンを思い出す
- Readingの時間配分を決める
- 聞き慣れたTOEIC音声で耳を戻す
- 試験形式とルールを確認する
- 持ち物を完璧にそろえる
なら、今からできます。

私はこれを、少し大げさに「最後の悪あがき」と呼んでいます。
悪あがき、いいじゃないですか。
1問でも拾えるなら、やったほうがいいですよね。
もちろんTOEICは正答数をそのまま点数にする試験ではないので、
「この方法で必ず30点上がる」
というものではありません。
ただ、30点でも上を狙うくらいの気持ちで、最後まで取りこぼしを減らすことはできます。
この記事を読むと分かること
- TOEIC直前に優先すること
- 1週間前・前日・当日の動き方
- Part5・Listening・Readingで最後に確認すること
- 2026年9月現在の公開テスト形式・ルール
- 当日の持ち物
- 試験中に焦ったときの立て直し方
【まず結論】TOEIC直前は「新しい勉強」より取りこぼしを減らす
直前期の優先順位は、私は次の順番がいいと思っています。
TOEIC直前にやること5つ
- 出題形式と当日のルールを確認する
- Part5の頻出文法・語法を復習する
- Reading75分の時間配分を決める
- 聞き慣れたTOEIC音声で耳を英語モードにする
- 睡眠・食事・持ち物・交通経路を整える
試験前夜に、新しい単語帳の1ページ目を開く。
これは気持ちは分かります。
でも100ページ目へ到達するころには、たぶん夜中です。
それなら、今まで間違えた問題や、すでに勉強した文法を見直すほうがいいですよね。

残り時間別|今から何をやればいい?
本番までの残り時間によって、やることは変わります。
| 本番まで | 優先すること |
|---|---|
| 1週間程度 | 模試・Part5復習・弱点Partの確認・時間配分 |
| 2〜3日 | 過去に間違えた問題・聞き慣れた音源・Part5 |
| 前日 | 形式確認・文法メモ・持ち物・交通経路・睡眠 |
| 当日の朝 | 軽いリスニング・Part5の型・食事 |
| 会場到着後 | 文法メモを数分確認→あとは落ち着く |
時間がないほど、範囲を広げない。
これが大事だと思います。
TOEICの試験形式を30秒で再確認【2026年9月公式情報】

まず試験の全体像だけ、頭に入れ直しておきましょう。
TOEIC L&R公開テストは、
Listening 約45分・100問+Reading 75分・100問=約2時間・200問
です。
| セクション | Part | 問題数 |
|---|---|---|
| Listening 約45分・100問 |
Part 1 写真描写 | 6問 |
| Part 2 応答 | 25問 | |
| Part 3 会話 | 39問 | |
| Part 4 説明文 | 30問 | |
| Reading 75分・100問 |
Part 5 短文穴埋め | 30問 |
| Part 6 長文穴埋め | 16問 | |
| Part 7 読解 | 54問 |
Part7は、1つの文書が29問、複数文書が25問です。
久しぶりの受験なら、公式サイトのサンプル問題だけでも一度見ておくと安心です。

問題用紙には書き込めない
これは特に注意です。
TOEIC L&R公開テストでは、問題用紙への書き込みやメモは禁止されています。
〇を付ける。
下線を引く。
キーワードへ印を付ける。
これもダメです。
また、Listening中にReadingセクションを見る・解くことも禁止されています。
普段、問題集へ線を引きながら解く人は、本番だけは「書き込めない」と頭を切り替えておきましょう。
1週間前まで|一度は2時間通して模試をやっておく
もし本番まで数日〜1週間あるなら、一度は本番と同じ約2時間で模試をやっておくのがおすすめです。
理由は単純です。
TOEICって、後半けっこう疲れます。
最初のListeningでは元気だったのに、Part7の最後になるころには、

となることがあります。
ありますよね。
ですので、模試で確認したいのは点数だけではありません。
- Listening後半で集中が落ちないか
- Part5に時間を使いすぎないか
- Part7のどこで時間切れになるか
- 2時間座り続けたときの疲れ方
も確認します。
本番前に一度「疲れ方」を知っておく。
これも立派な直前対策だと思います。
直前に一番復習しやすいのはPart5
時間が限られているなら、私はPart5を優先します。
Part5は30問の短文穴埋め問題です。
もちろん語彙力は一夜で急には増えません。
でも文法・語法には、
「あ、この形だった」
と思い出すだけで判断しやすくなる問題があります。
たとえば、
- 品詞問題
- 主語と動詞の一致
- 時制
- 前置詞と接続詞
- 動名詞・不定詞
- 関係詞
- 形容詞と副詞
あたりです。

直前チェックはこちらの記事にまとめています。
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【取りこぼし厳禁】TOEIC Part5よく出る文法問題30パターンまとめ
TOEIC Part5の30問は、大きく分けると語彙力がものをいう問題と、文法・語法のルールを知っていれば短時間で絞れる問題があります。 語彙問題は、知らない単語が4つ並ぶと、その場で急 ...
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会場で最後に見るなら、このくらいでいい
Part5直前チェック
- 形容詞は名詞を修飾
- 副詞は動詞・形容詞・副詞などを修飾
- since / for と現在完了
- 前置詞+名詞 / 動名詞
- because+S+V
- because of+名詞
- despite / in spite of+名詞
- look forward to+~ing
これを見て、
「そうそう、これだった」
となれば十分です。
Listening直前対策|難しい教材ではなく「聞き慣れた英語」を聞く
試験直前に、突然ものすごく速いCNNを聞く必要はありません。
そこで全然聞こえなくて、
「まずい、今日ぜんぜん英語聞こえない……」
となるほうが困ります。
直前は、これまで使ってきたTOEIC教材の中から、ある程度聞き取れる音源を聞きます。
目的は新しい語彙を覚えることより、
耳を英語のリズムへ戻すこと。
です。

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DMM英会話とネイティブキャンプはどっち?5年使った私の結論【2026年】
「DMM英会話とNativeCamp、結局どっちがいいですか?」 これ、迷いますよね。 料金だけを見ると、NativeCamp(ネイティブキャンプ)は月7,480円で「今すぐレッスン」が ...
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聞き逃した1問を引きずらない練習をする
Listeningで意外と怖いのが、1問聞き逃したあとです。
「え、今なんて言った?」
「Bだったかな?」
と頭の中で考えている間に、次の問題が始まります。
そして次も聞き逃します。
この連鎖を止めたいんですよ。
聞き逃す → 1つ選ぶ → その問題は終了 → 次の音声を待つ
これを機械的にやります。
私は「流れている音声についていく」というより、次の音声を待ち構える意識のほうが崩れにくいと感じます。
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【高得点者はやっている!】TOEICリスニングで400点とる実践対策
TOEICのリスニングを受けていると、こんな感じになりませんか。 Part3の会話が終わる。 「えっと、1問目はBかな……」 と考える。 2問目を確認する。 まだ3問目を見ている。 する ...
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Reading直前対策|75分の使い道を試験前に決めておく
Listeningは音声が勝手に進めてくれます。
Readingは違います。
75分を自分で管理します。
ここは本番中に考え始めるのではなく、先に決めておきたいですよね。
公式にPart別の推奨時間があるわけではありません。
以下は、私ならこのくらいを目安にする、という時間配分です。
| Part | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| Part5・30問 | 8〜10分前後 | 迷う1問へ時間を使いすぎない |
| Part6・16問 | 8〜10分前後 | 文脈問題は必要な範囲を読む |
| Part7・54問 | 55分前後 | なるべく多く時間を残す |
上級者ならPart5をもっと速く終えられます。
でも、
「Part5は絶対5分!」
と焦って正答率を落としたら意味がありません。
自分の実力に合わせます。
おすすめなのは、
「何分使うか」より「何時何分にどこへ到達するか」
を決める方法です。
たとえばReadingが10:45開始なら、
- 10:55までにPart5終了
- 11:05までにPart6終了
- 残りをPart7
という感じです。

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【秘策!】 TOEICリーディング時間が足りない!レベル別の解く順番と75分の時間配分
「TOEICリーディング、また最後まで終わらなかった……」 何度受けても、TOEICのReading 75分は過酷です。 私も何度も受験していますが、リスニング100問を集中して聞き終えた直後に、休憩 ...
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前日の夜|ここから先は「勉強量」よりコンディション
前日の夜になったら、私は勉強を広げません。
確認するのは、
- Part5の文法メモ
- 過去に間違えた問題
- Readingの時間配分
- 持ち物
- 会場までの経路
くらいです。
そして、ある程度の時間で終わらせます。
TOEICは約2時間・200問。
眠い状態で受けるには、けっこう長いですよ。

最後の1時間の勉強より、本番の集中力を取る。
そういう判断も必要だと思います。
TOEIC当日の朝|食事・トイレ・交通経路もスコア対策

英語そのものだけがTOEIC対策ではありません。
当日にバタバタしないことも大切です。
食事は早めに済ませる
IIBC公式でも、受付時間終了後から試験終了までは休憩がありません。
空腹すぎても集中できません。
かといって直前に大盛りラーメンを完食して、眠くなるのも困ります。
私は試験開始の1〜2時間前くらいまでに、普段食べ慣れているものを食べるのが安心だと思います。
本番の日だけ謎のエナジーフードへ挑戦する必要はないですよ。
トイレは余裕があるうちに
受付終了後から試験終了まで休憩はありません。
ですので、会場へギリギリ到着するのはおすすめしません。
交通経路を前日に確認して、少し余裕を持って到着。
トイレを済ませる。
席を確認する。
そこまでできれば、英語へ集中できます。

暑さ・寒さへ対応できる服装にする
試験室の温度は、自分では調整できません。
夏でも冷房が寒い。
冬でも暖房が暑い。
ありますよね。
脱ぎ着しやすい服装が安心です。
現在のIIBC公式注意事項では、キャップや蓋が付いたペットボトル・マイボトルなら、試験中も水分補給が可能です。
2026年版|TOEIC公開テスト当日の持ち物
これは前夜に全部そろえましょう。
TOEIC当日の持ち物チェック
- 受験票
- 規定の証明写真を受験票に貼付
- IIBCが認める顔写真付き本人確認書類の原本
- HBの鉛筆またはシャープペンシル
- 消しゴム
- 腕時計
特に本人確認書類は注意してください。
2026年4月から、公開テストで認められる本人確認書類の規定が変更されています。
国籍などによって条件も異なります。
「以前これで受けられたから大丈夫」ではなく、試験前に公式ページを一度確認しておくのが安心です。
証明写真は縦4cm×横3cm・6カ月以内
証明写真にも規定があります。
- 縦4cm×横3cm
- 6カ月以内に撮影
- 本人の顔が正面からはっきり分かる
- 本人だけが写っている
- 背景は白または薄い色
写真裏面には氏名と受験番号を書き、受験票にのりで貼ります。
受験票が届かなくても受験できる
受験票が届かないと焦りますが、公式には未着でも受験可能と案内されています。
申込サイトなどで会場・受験番号を確認し、当日に会場で受験票未着を申し出れば予備の受験票を受け取れます。
ただし、
規定の証明写真と、認められる本人確認書類
は必要です。
腕時計はシンプルなものを
Reading75分の管理には腕時計があると安心です。
スマートウォッチ、携帯電話、ストップウォッチ、ウェアラブル端末などを時計代わりには使えません。
普通の腕時計。
これが一番です。

会場到着後の30分|最後にやること
会場へ着いたら、新しい模試を1セット解こうとしなくて大丈夫です。
やるなら、
会場で最後に見るもの
- Part5の文法メモ
- 自分が何度も間違えた単語
- Readingの時間配分
- 軽く聞き慣れた英語音声
くらいでいいと思います。
そして最後は教材を閉じる。
ここからは試験に集中する準備です。
試験中にできる「最後の悪あがき」
ここからは本番中です。
勉強はもうできません。
でも、スコアを落とさない動きはできます。
Listening|1問ミスしても次へ即リセット
Part1・Part2は一度しか流れません。
分からなかったら、いったん答えを決めます。
そして、終わりです。
「聞けなかった」→「1つ選ぶ」→「忘れる」→「次を待つ」
Part3・Part4では、可能な範囲で次の設問・選択肢を見て、何を聞くのか準備しておきます。
ただしListening中にReadingセクションへ進むのは禁止です。
Reading|1問に時間を渡しすぎない
Readingで怖いのは、難しい問題そのものより、
その問題へ5分使ってしまうこと
です。
Part5の知らない語彙。
Part7の意味が取れない一文。
あります。
でもTOEICは、その1問だけを解く試験ではありません。
Reading75分で100問です。

迷ったら進む。
残り時間があれば戻る。
この判断を持っておくだけでも違います。
時間がなくなっても空欄を残さない
これは最後まで覚えておいてください。
TOEIC L&Rは、公式に誤答による減点はないと案内されています。
つまり、分からなくても、1つマークします。
終了直前に10問残った。
それなら空欄のまま提出するより、全部マークします。
ただし急いで塗って、
マーク欄が1問ずれる
のは避けたいです。
最後こそ問題番号を確認しましょう。
直前に「新しい英単語100個」は優先度を下げる
語彙が大事ではない、という話ではありません。
TOEICでは語彙力はものすごく重要です。
ただ、試験前日の残り2時間で、
「新しい単語を100個覚えよう」
とするより、
- 過去に間違えた単語
- 見れば分かるのに意味が一瞬で出ない単語
- Part5で何度も間違えた語法
を確認するほうが、私はおすすめです。
直前は「新規」より「再確認」
△ 新しい単語100個
↓
◎ すでに勉強した単語30個を瞬時に思い出せる状態へ
本番直前は、広げるより固める。
そのほうがいいと思いますね。
オンラインのTOEIC IPテストを受ける人は形式が違うので注意

TOEIC IPテスト(オンライン)は公開テストと形式が異なります
会社や学校で受けるTOEIC L&R IPテスト(オンライン)は、公開テストと形式が違います。
現在のIIBC公式案内では、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)はCAT(Computer Adaptive Test)を採用し、
約1時間・90問
です。
受験者の解答状況に応じて出題問題が変わります。
ですので、この記事の
- 紙のマークシート
- Reading75分
- 公開テストの持ち物
などを、そのままオンラインIPテストへ当てはめないでください。
受験前に会社・学校など主催団体の案内と、IIBC公式の操作説明を確認しましょう。
私は以前オンライン形式を受けたとき、画面の下のほうにある設問を見落としかけたことがあります。
画面で受ける試験では、
「下にまだ問題がないか」
も確認してから次へ進んだほうが安心ですよ。
TOEIC直前対策のよくある質問
前日は何時間勉強すればいい?
「○時間やればいい」というより、必要な確認が終わったら切り上げるのがおすすめです。
形式、Part5、時間配分、聞き慣れたListening音声。
ここまで確認できたら、睡眠へ切り替える判断も大事です。
当日の朝に模試を解くのはあり?
私はおすすめしません。
難しい問題に当たって、
「今日ダメかも……」
となるくらいなら、解いたことのある問題を軽く確認します。
Part5は何分で解けばいい?
IIBC公式のPart別推奨時間はありません。
私はまず8〜10分前後を一つの目安にします。
得意ならもっと短くてもいいです。
大切なのは、Part7へ十分な時間を残すことです。
分からない問題は飛ばしていい?
はい。
特にReadingでは、1問へ時間をかけすぎるより、一度先へ進んだほうがいい場合があります。
ただし解答用紙は空欄にせず、戻るつもりでも一旦マークしておくほうが安心です。
最後に時間がなくなったら全部同じ選択肢でもいい?
誤答による減点はありません。
時間切れなら、どれかにマークしたほうがいいです。
ただ、A・B・C・Dのどれが有利かを考える時間は不要です。
マークずれを起こさず全部埋めることを優先してください。
まとめ|TOEIC直前でも、まだできることはあります
本番が近づくと、
「もうちょっと早くやればよかった」
と思うんですよね。
私も同じです。
でも、その反省は試験が終わったあとでもできます。
今は、本番まで残っている時間を使いましょう。
試験前に最後の確認
- Part1〜7の形式を確認した
- Part5の文法・語法を見直した
- Readingの時間配分を決めた
- 聞き慣れたListening音声を聞いた
- 聞き逃した問題を引きずらないと決めた
- 当日の持ち物をそろえた
- 会場までの経路を確認した
- 睡眠を取る
- 最後まで空欄を残さない
直前になってから急に100点伸ばそうとすると焦ります。
でも、
あと1問。
あと2問。
それなら狙いにいけます。
文法を一つ思い出す。
聞き逃した問題を引きずらない。
時間配分を守る。
最後の空欄を埋める。
そういう小さな積み重ねですよね。

直前にPart5を見直すならこちらです。
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【取りこぼし厳禁】TOEIC Part5よく出る文法問題30パターンまとめ
TOEIC Part5の30問は、大きく分けると語彙力がものをいう問題と、文法・語法のルールを知っていれば短時間で絞れる問題があります。 語彙問題は、知らない単語が4つ並ぶと、その場で急 ...
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