英語実務ノウハウ

【失敗しない4手順!】英語のスピーチ準備(構成・内容・例文)

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良い英語スピーチには3つの共通点があると思います
  • 聞く人を冒頭から惹きつける
  • 説明内容が分かりやすい
  • 主張がまとめられている

これらの共通点と英語実務で学んだことをもとに、英語スピーチで準備から本番までに気をつけることを整理しました。

学校での英語スピーチコンテスト、

職場の朝ミでの英語スピーチ、

どちらの準備にも使えるようにまとめました。

スクリプトを書き始める前に、3分間目を通してみてください。

きっと準備時間トータルは短くなり、英語スピーチ本番の出来も違うはずです。

 

この記事を読むと分かること(After)

  • 英語スピーチの準備4手順
  • 良い英語スピーチの特徴
  • サンプル英語スピーチの例文

 

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目次

英語スピーチの準備(テーマ・構成を決める)

スピーチのテーマ

英語スピーチの準備は以下の流れで進めます
  1. 5W2Hの整理
  2. テーマの決定
  3. 構成の決定
  4. スクリプトの準備

早く準備を済ませようと、つい思いついた内容からスクリプトを書きはじめてしまいがちですよね。

そこはグッと我慢して、手順に沿って進めましょう。

そのほうがスクリプトも書きやすいし、後で何度も書き直さずに済みますよ。

 

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手順①: 英語スピーチの5W2Hを確認する

英語スピーチを行うにあたって、最初に5W2Hを整理します

英語スピーチの5W2H

  • いつ(When)
  • どこで(Where)
  • なにを(What)
  • だれに(To Whom)
  • どれぐらいの時間(How long)
  • どのように(How)
  • なぜ(Why)

 

英語スピーチの5W2H(例)

  • いつ:会社の朝のミーティングの最後に
  • どこで:オフィスにて
  • なにを:スピーチのテーマは自由
  • だれに:同じ担当のチームメンバ5人
  • どれぐらいの時間:3分程度
  • どのように:みんなの前に出てマイク無しで
  • なぜ:毎週1回全員が順に行うルールとなっているから

スピーチを行うための基本情報ですね。

分からない部分は、確認または想定します。

テーマを検討する際、聞く人の知識を想定しないと話のレベル感を決めにくいですよね。

また、まだ入ったことがない場所でスピーチをしなければならないケースもあるかもしれません。

部屋の広さやレイアウトなどを想定しておかないと、

思ってた以上に声を大きく出さないとまずい・・・

スピーチ開始の3分前に初めてそう気づくかもしれません。

当日、演台に立っていきなり面食らわなくて済むよう、あらかじめ準備します。

 

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手順②:英語スピーチのテーマを決める

自由スピーチの場合、テーマをまず決めます

聞く人の多くが初対面なら自己紹介を盛り込む必要がありますね。

1分と3分のスピーチでは、話せる量も変わってきます。

テーマの例を考えてみます。

特に形式ばったものではなく、英会話の練習の一環としてスピーチをする場合、たとえば「英語との関わり」は使いやすいテーマです。

他にも、社会問題や最近ニュース・話題は一般的ですよね。

 

聞く人が初対面の場合

  • 自己紹介+英語とのこれまでの関わり
  • 自己紹介+最近のマイブーム・はまっていること

 

聞く人を既に知っている場合

  • 英語との関わり
  • 気になった話題・社会問題

 

スピーチの準備にこちらの記事も参考にしてくださいね

 

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手順③:英語スピーチの構成を決める

次に英語スピーチの構成を決めます

ここが一番のキモですね。

基本パターンは以下の3部構成です。

  1. 導入・主張(スピーチテーマや主張を伝える)
  2. 本論(内容を説明する)
  3. 締め・結論(結論を言う・締める)

2番目の本論は、スピーチ時間に応じての見出しの数が変わってきます。

3分間程度のスピーチなら、見出しは多くても3つぐらいまでです

導入

本論

  • 見出し1
  • 見出し2
  • 見出し3

締め

1分間のスピーチであれば、見出しは1つが限界ですかね。

また、聞く人が理解しやすいように、見出しやネタの検討には基本鉄則の流れを忘れないようにします。

  • 主張→理由→具体例
  • 時系列

 

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手順④:英語スピーチのスクリプトを考える

構成が決まったら英語スピーチのスクリプトを考えます

以下に紹介する良いスピーチに共通する特徴をいくつか盛り込むことを検討します。

 

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魅力的な英語スピーチの特徴とコツ

仕事でスピーチをする場面の例

 

【導入部分】質問、数字、ユーモアを取り入れている

導入部分では、聞く人をスピーチに惹きつけることが大切です

そのために効果があるのは、以下のようなスピーチの始め方です。

  • 質問から始める
  • 数字を紹介する
  • ユーモアを取り入れる

有名人のスピーチにもよくこの手法がとられています。

スピーチの冒頭で質問から始める例はこんな感じです。

Average is 30 minutes. Can you guess what this number is about ?

(1日30分が平均です。なんの数字か分かりますか?)

自分の英語とのかかわりについてスピーチするとして、

"I study English for 30 minutes only every week."

の文でスピーチを始めるより、質問文のほうが聞く人の関心を引き寄せられますよね。

もう一つ例を挙げると、テレワークについての意見を述べるスピーチをするとします。

冒頭で"My speech theme is remote work. I think ~ "と淡々と述べるより、

Do you think remote work will continue to expand even after things return to normal from the pandemic ?

(コロナが収束したあともテレワークは拡大し続けると思いますか?)

と質問を投げかけてみたほうが、聞く人は、

どんな意見を持っているのだろう?

とスピーチに耳を傾け、関心をもってもらいやすくなります。

また、数字を最初に紹介すると、聞く人は、「何の数字だろ?」「へぇ~そうなんだ。」と感じられますよね。

以下のTED×Kidsスピーチに良い例がありました。

彼女のスピーチは以下の英文からはじまっています。

Approximately 70 million children don't have the opportunity to go to school everyday.
(毎日、約7000万人の子どもたちは学校に行くことができません)

7000万人という具体的な数字で始まるので、

どんなことを教えてくれるのだろう?

って最初から惹きつけられますよね。

 

次にユーモアです

スピーチの早めにユーモアで笑いをとることができれば好スタートですね。

でも、これ、センスがある人はどんどんやればいいと思いますが結構難しいですよね。

ハズしたときは緊張感が増します。

汗・・・

あの超有名なSteve Jobsがスタンフォード大学で行ったスピーチも冒頭で聴く人を笑わせています。

Steve Jobsぐらいの超有名人ならそんな工夫をわざわざしなくてもみんな一生懸命聞こうとするはずなのにスゴイですよね。

スピーチを始めて2文目の英文で、以下のように「自分は大学を卒業していないので今日が一番それに近づいた日だよ」と笑いをとっています。(聴衆の笑い声も聞こえる)

Truth be told, I never graduated from college. and this is the closest I have ever gotten to a college graduation.

何かユーモアを取り入れると「良いスピーチで面白かった」と感じてもらえやすくなります。

 

 

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【本論】見出しのレベル感が揃い漏れやダブりがない

良いスピーチは内容が理解しやすいです

以下のような特徴があるからです。

  • 主張・理由・具体例に一貫性があり論理的
  • 複数の見出し内容のレベル感が統一されている
  • 説明内容にもれもダブりもない
  • たとえ話がある
構成やスクリプトを考えるときに上記の4点を意識するのがコツですね

 

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【締め】要点や主張がまとめられている

魅力的なスピーチは、最後の部分でスピーチの要点ポイントが繰り返し述べられています

また自分の主張や意気込みが含まれるようなテーマは、それを最後に述べると話が締まりますよね。

  • 主張やポイントをまとめる
  • 意気込みを伝える

 

 

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【全体】堂々としている

良いスピーチは話す人が堂々としています

以下のノンバーバルコミュニケーションポイントがしっかりしていますよね。

  • 声の大きさ、抑揚
  • 身振り手振り
  • 視線
  • 姿勢

スピーチの印象は、内容そのものよりも聞く人が耳や目で感じた情報で決まるところが大きいです。

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英語スピーチの例文

英語スピーチをするオフィス

英語スピーチに定型的に良く使える英語表現と例文をまとめました

 

【導入】挨拶・自己紹介・スピーチ内容紹介

  • Good morning/Good afternoon, everyone.
  • Thank you very much for giving me the chance to speak here today.
  • I’m pleased to be able to make a speech.
  • My name is XX and I am responsible for ~
  • Let me introduce myself a little bit.
  • In this 3 minutes speech, I will talk about ~

 

 

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【本論】主張→理由→具体例、時系列

主張を3つの見出しで述べる場合

I have 3 points in my opinion.

First,

Second,

Third and last,  

 

時系列で3つの内容を述べる場合

Let me introduce 3 histories in my life.

First, when I was 12 ~

Then, in my college life, I ~

And now,  I have this job and ~

 

主張 + 理由 + 具体例 を述べる

  • In my opinion, (主張).  
  • This is because (理由
  • One of the reasons is that (理由)  
  • For example, (具体例)
  • One example of this point is that ~(具体例

 

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【締め】結論・まとめ・お礼

  • Let me conclude my speech.
  • In summary, ~
  • Any questions ? 
  • Thank you very much for your attention.
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英語スピーチのスクリプト例文(英語と自分の関わり)

英語スピーチを聞く人たち

上記に紹介したポイントを意識した英語スピーチの例文を紹介します
僕がつくった2分間スピーチの例文と1分間スピーチの例文です

 

英語2分間スピーチの例文

テーマ:英語と自分の関わり

時間:2分9秒 (音声ツールによる再生時間)

この記事で紹介した良い英語スピーチの特徴や手順をふまえた箇所を太字にしています。

○ 導入部分(30秒)

"Average is 30 minutes. Can you guess what this figure is about ?"

Any one? please.

It is not an average time that my boss points out me every day on my business. 

30 minutes is the average time I study English everyday.

Hello everyone.

My name is Ryuta.

Thank you very much for having time for making this speech.

In this speech, I will talk about my background and relevance with English.

 

○ 本文部分(1分25秒)

First, I was born in a house where father really loves English.

I remember he often listened to an English tape even when I was in mother's tummy.

That is the start of my life with English. 

However, I had not studied English very much until 18 except daily English school classes . 

 

Then, I enrolled in an university and I decided to travel abroad alone because of two reasons.

One is that I thought meeting various worldwide people would be beneficial for my life. 

The other is, even if it is short, spending in foreign countries would be very attractive and fun.

Therefore, I traveled one month in Asia region when I was 20.

Believe me, it definitely changed my life.

 

And now, I work with you using English.

It is huge and great experience for me.

I make it a rule to study English about 30 minutes every day because I want to be able to communicate in English with transmitting more details what I think.

These days, I study English by the method called "shadowing".

I feel it is very effective so I recommend it for people who are looking for a good way to study English especially in listening ability.

If anyone is interested in the "shadowing", please let me know and I am glad to explain it.

 

○ 締め部分(14秒)

This is the history and my relevance with English.

If anyone has good way to study English, I would appreciate it if you could share it with me too.

I would like to know it.

Thank you very much for you attention.

 

英語1分間スピーチの例文

テーマ:英語と自分の関わり

時間:1分9秒 (音声ツールによる再生時間)

 

○ 導入部分(17秒)

"Average is 30 minutes. Can you guess what this figure is about ?"

Any one? please.

It is the average time I study English everyday.

Hello everyone.

My name is Ryuta.

In this speech, I will talk about my relevance with English.

 

○ 本文部分(42秒)

本文

When I was 18, I enrolled in a university and I decided to travel abroad alone because of two reasons.

One is that I thought meeting various worldwide people would be beneficial for my life. 

The other is, spending in foreign countries would be very attractive and fun even if it is short.

Therefore, I traveled one month in Asia region when I was 20.

And that experience gave me much motivation to study English.

 

And now, I work with you using English.

It is huge and great experience for me.

I feel frustrated when I couldn’t speak English enough to transmit what I thought to other people.

 

○ 締め部分(10秒)

If anyone has good ways to study English, I would appreciate it if you could share it with me.

I would like to know it.

Thank you very much for you attention.

 

オンライン英会話をしているレッスン生
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英文スクリプトを長くするする方法

時間をはかってみると、目標時間に届かないことがよくありますよね。

そういうときは、以下の手順で英文のスクリプトを長くしましょう
  1. スクリプトを読み直し、関連する補足内容を考える
  2. 「ちなみに」などに相当する英語で①で考えた補足内容をつなげる

①については、エピソードや具体例の追加、主張の詳細化、意見に対する理由・根拠の強化、反対意見の紹介などです。

②については、「ちなみに」の意味に相当する11の英語表現を利用しましょう。

 

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まとめ:暗記はストーリー展開で覚える

本番前までにスクリプトを覚える練習をしますよね。

そのときに、スクリプトで覚えようとする前に、全体の構成と流れを先にしっかりと意識するとよいです。

紹介したスピーチ例でいうと以下のような感じですね

英語スピーチの構成

始め方

  • 平均時間30分の質問から入る
  • ユーモアを入れて笑いをとる
  • 自己紹介とスピーチの内容(英語と自分の関り)を伝える

本論

  • 0歳から15歳までの英語との関わり
  • 大学時代の英語との関わり・海外一人旅
  • 現在の英語との関わり・勉強方法

締め

  • おススメの英語勉強法があれば紹介してもらいたいお願い
  • スピーチを聞いてもらったお礼

この構成をしっかり意識してから、スクリプトを覚えるようにしましょう。

  1. スピーチをする機会の5W2Hを整理する
  2. テーマを決める
  3. 構成を決める
  4. スクリプトを書く

英語のスピーチの内容準備は以上のようなプロセスで進めます。

大事なスピーチの場合、ある程度スピーチ原稿が固まったらオンライン英会話で添削してもらうのもよい準備方法です。

2020年にバズッた英語勉強法の本「英語日記Boy」の著者:新井リオさんもバンドのMCスピーチを3カ月間オンライン英会話で猛特訓してから本番に臨んだそうですね
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