英語ミーティングで使う表現

『~するために』『~の目的で』の英語表現12フレーズと例文

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仕事で英語を使っていると、「~するために」の表現をよく使う機会があります。

「課題を整理するために打ち合わせをしましょう」

「商品の魅力を伝えるために資料を作りましょう」

などです。

そのたびに、「~のために」の意味を伝えるのにひとつの英語表現を何度も使ってしまうと、くどい印象があるので入れ替えて使いたいものです。

この記事では「~するために」、「~を目的とする」の意味の英語表現をまとめました。

 

目次

【英語表現】~するために、~を目的とする

仕事で英語の打ち合わせをしているチームの4人

 

 

① to + 動詞の原形

to + 動詞の原形で「~するために」です。

不定詞の副詞的用法で、文の動詞を修飾します。

一番簡単な「~するために」です。

 

例文


We need investigate the case to understand the situation with details.
(状況の詳細を分析するためにその事例を調査する必要があります)

 


I have to finish work to go home and cook the dinner for my family.
(家族の夕食を料理するために仕事を終えて帰宅しないといけません)

 

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② for + 動詞ing

for ~動詞ingで「~するために」の意味を表しますね。

①はto不定詞でしたが、こちらはfor+動名詞ですね。

前置詞の後に動詞が来たときは、ingをつけます。

この表現は、固さもなく親しい人との会話やメールに使いやすいですよね。

 

例文


Let's go outside for having lunch.
(昼食をとるために外に行きましょう)

 


I watch English news everyday for studying English.
(英語を勉強するために毎日私は英語ニュースを見ます)

 

for + 動名詞ingは、TOEICリーディングのPart 5の穴埋め問題にもときどき出題されますね。

 

 

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③ in order to + 動詞の原形

”in order”をtoの前につけて「~するために」です。

”to”一語に比べて、はっきりと聞こえるので意味が伝わりやすいです。

また、メールにおいても意味がはっきりしやすくなります。

この表現は文頭でも文の途中でも使えます。

”not”をorderとtoの間に入れることで「~しないようにするために」と否定でも使えます。

 

例文


We need to have a meeting in order to discuss the topic among the relevant people.
(そのトピックについて話し合うために関係者で集まりましょう)

 


In order for you to
get involved in the project, you need to talk with your boss.
(このプロジェクトにあなたが入るために、あなたは上司と話す必要があります)

 


We have to take notes in order not to forget it.
(忘れないようにするためにメモをとらなければなりません)

 

 

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④ in a bid to + 動詞の原形

in a bid + to 不定詞で「~を狙いとして」、「~を目的として」の英語です。

bidは入札、値札などの意味もありますが、ここでは「試み」や「未遂」などの日本語が該当します。

 

例文


The government is considering a change in regulation in a bid to stop abuse of refund system.
(政府は返金システムの乱用を止めることを狙いとして規制をかえることを検討しています。)

 


The company redesigned the web site completely in a bid to attract more viewers.
(その会社は視聴者の興味をもっとひくことを目的としてウェブサイトのデザインを変更しました。)

 

 

⑤ for the purpose of + 動詞ing

「~することを目的として」の意味の英語です。

”of”は前置詞のため、後ろに来る動詞はingをつけることを忘れないようにしましょう。

また、文の先頭でfor the purpose ofを使う場合、主語が必要です。

「For the purpose of expanding the company, we hired a new sales team.」というように、明確な主語weが後ろにないといけません。

ただ、場合によっては"for the purpose of"は冗長になることがあります。

例えば、「We will hire a new team of engineers for the purpose of designing a new product.」という表現は、「We will hire a new team of engineers to design a new product.」と簡潔に表現することができます。

 

例文


Two additional consultants will be sent for the purpose of assisting the project.
(プロジェクトを支援するために追加でコンサルタントを2名送ります)

 


We need to check the new regulation for the purpose of revising the contract document
(契約書を更新するために新しい規則を調べる必要があります)

 

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⑥ so as to + 動詞の原形

同じく「~のために」の意味で使えます。

”so as to”の後には動詞が原形で続きます。

”in order to”と同じ用法で使えますが、”so as to”の方が少しカタメの印象を与える表現です。

このため会話より電子メールに向いていますね。

"not"をtoの前に入れることで「~しないように」と否定の意味で使えます。

ただし、in order toと違って文頭では使えません。

 

例文


I went to private school for 3 months so as to obtain qualification as a designer.
(デザイナーの資格を取るために3ヵ月間プライベートスクールに通いました)

 


We need to be very careful so as not to fail the test.
(試験に失敗しないようにするために十分気をつける必要があります)

 

\関連英語表現/

 

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⑦ with a view to + 動詞ing

仕事で打ち合わせをしている二人

 

「〜する目的で」「〜を見据えて」という意味を持ちます。

この表現は、将来のある目的を達成するために何かをする場合に使われるので、覚えておくと仕事でも活躍します。

ただし、「in order to」や「so as to」と同じく、多用すると少し大げさな印象を相手に与えるので、使いすぎには注意が必要です。

例えば、「I'm going to the gym with a view to getting in shape.」という表現よりも、「I'm going to the gym to get in shape.」という表現の方がより自然です。

また文法的な注意点として、toの後はingをつけて動名詞にする必要があります。

この表現は、文頭でも文の途中でも使えます。

 

例文


With a view to
finding out the root cause, I recommend you to take more time to investigate it.
(根本的な原因を見つけるために、調査にもう少し時間を書けることをおススメします)

 


We should have priority on our requests to the partner with a view to solving the issues.
(課題を解決するためにパートナーへの要求事項に優先順位付けをする必要があります)

 

 

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⑧ so that  + 人 can 動詞の原形

「〇〇が~できるように」の意味で副詞的に主節の英文を修飾する構文です。

「so that ~can」は、比較的フォーマルな表現であり、書き言葉でよく使われます。

また、この表現は、目的や目標を達成するための明確なアクションがthat以下に伴う場合に使われます。

ただし、口語的な場面や緩やかな目的に対しては、より簡単な表現を使うことが一般的です。

例えば、「I'm going to the store so that I can buy some milk for breakfast tomorrow.」という表現よりも、「I'm going to the store to buy some milk for breakfast tomorrow.」という表現の方がより自然です。

 

例文


I recommend you to take more time to investigate it so that you can find out the root cause.
(根本的な原因を見つけるために、調査にもう少し時間を書けることをおススメします)

 


We should increase opportunities to meet clients so that we can have better relationship with them.
(クライアントとより良い関係を築けるように、面会する時間を増やすべきです)

 

「So that」は目的を説明するだけでなく、結果を示す場合にも使われます。

たとえば、「She studied hard so that she could get the driver's license.」という文では、that以下が過去形となることで目的としての「~できるように」だけでなく、結果としての「合格した」という意味も含まれています。

 


We thought outside the box so that we could invent the new service.
(既成概念を取り外して検討したため、新サービスを編み出せた)

 

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⑨ with the aim of 動詞ing

「~をaim(目的)として」の意味です。

「with an aim of」は、比較的フォーマルな表現でありライティングでよく使われます。

aimの代わりに以下のような似た意味の言葉を入れても「~のために」「~を目的として」の意味で使えます

aimの代わり

  • with the goal of
  • with the intention of
  • with the objective of
  • with the desire of
  • with the ambition of

 

例文


We will hire some new employees with the aim of compensating for the loss.
(損失を補填するために新たな社員を何人か雇い入れます。)

 


She started a new company with the aim of raising revenue.
(彼女は収入を増やすために新たな会社をスタートさせました。

 

 

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⑩ for the benefit of

「~の利益のために」

の意味で使う表現ですね。

for the benefit of の後には、利益を享受する人・組織・物などが入ります。

"for the good of",  "for the sake of"なども同じ意味ですね。

 

「for the benefit of」は、「~の利益のために」という意味を表します。このフレーズは、主に以下のような場面で使われます。

  1. 誰かの利益のために、何かをする場合
  • We organized a charity event for the benefit of the local community. (地域社会の利益のためにチャリティーイベントを開催しました。)
  • The new policy is designed for the benefit of employees. (新しい方針は、従業員の利益のために設計されています。)
  1. 誰かが理解するために、説明や補足をする場合
  • For the benefit of those who are unfamiliar with the topic, let me explain in simple terms. (そのトピックに慣れていない人のために、簡単な言葉で説明しましょう。)
  1. 公正さや正義のために、何かをする場合
  • We need to do what's right for the benefit of society as a whole. (全体の社会の利益のために、正しいことをする必要があります。)

「for the benefit of」を使う際の注意点は、以下の通りです。

  1. 「for the benefit of」は、目的語にあたる名詞または名詞句が必要です。
  2. 「for the benefit of」を使うときは、誰かの利益のために何かをすることが前提となります。そのため、否定文や、誰かの利益を損なうような文脈で使うことはできません。
  3. 英語圏のビジネスの場では、重要な文書やメールなどでよく使われます。しかし、日常会話ではあまり使われないフレーズの一つです。

 

in order toと比較したニュアンスの違い

for the benefit/sake ofin order toには以下のようなニュアンスの違いがあります
  • for the benefit/sake of:〇〇の利益サポートのために
  • in order to:できるようになる/するために

 

例文


We need to build a good relationship with the lawyer for the benefit of the company
(会社の利益のために、あの弁護士と良い関係を構築ちなければならない)

 


Additional budget will be secured for the benefit of the employees.
(従業員のために、追加予算が確保されるだろう)

 

in order toの例文


Teamwork is required in order to win the competition.
(コンペに勝つためにチームワークが必要だ)

 

 

 

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⑪ for mutual interest

お互いの利益のために」の意味でです。

この表現は仕事で相手と力を合わせたいときによく使います。

ビジネス英語で頻出しますね。

 

例文


We must collaborate more for mutual interest.
(お互いの利益のために、もっと協力しなければ。)

 


Why don't we make an alliance for mutual interest. 
(お互いの利益のために、アライアンスを組んではどうですか?)

 

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⑫ because

「~するために」「~の目的で」が「~の理由で」と言い換えられる英文は接続詞becauseも使えますね。

 

例文


I went to private school for 3 months because I wanted to obtain qualification as a designer.
(デザイナーの資格を取るために3ヵ月間プライベートスクールに通いました)

 


We must fasten the seatbelt because we need to avoid injury.
(けがを避けるためにシートベルトは結ばなければなりません)

 

 

まとめ

「~するために」の英語を英会話や電子メールで使うときには、これら表現を入れ替えて使い、ワンパターンにならないようにしましょう
  1. to + 動詞の原形
  2. for ~動詞 ing
  3. in order to + 動詞の原形, in order (for 人) + to 動詞の原形
  4. in a bid to + 動詞の原形
  5. for the purpose of + 動詞 ing
  6. so as to + 動詞の原形
  7. with a view to + 動詞 ing
  8. so that  + 人 can 動詞の原形
  9. with the aim of 動詞 ing
  10. for the benefit of
  11. for mutual interest
  12. because

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

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