「ウザい」を英語で言いたい。
真っ先に思い浮かぶのは、たぶんannoyingですよね。
はい、それで合っています。
でも、日本語の「ウザい」って、かなり働き者の言葉です。
何度も同じことを言ってきてウザい。
距離感がおかしくてウザい。
いちいち口を出してきてウザい。
営業がグイグイ来てウザい。
ずっとLINEしてきてウザい。
声を聞いているだけで、なぜかちょっとウザい。
……最後のはもう、本人にどうしろという話ですが。
英語では、この「何がどうウザいのか」によって表現を変えると、かなり自然になります。
先に結論です。
先に結論|「ウザい」はこう使い分ける
| 日本語の「ウザい」 | 英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 普通にウザい | annoying | 一番万能 |
| ずっと邪魔してきてウザい | bug me | カジュアル |
| イライラするほどウザい | get on my nerves | 神経にさわる |
| あの人、ほんと面倒 | a pain in the neck | かなり面倒な人・こと |
| 何度もしつこく頼んできてウザい | pester | 何度も要求する |
| 何度も小言を言ってウザい | nag | 繰り返し文句・催促 |
| グイグイ来てウザい | pushy | 押しが強い |
| 人の領域に入ってきてウザい | intrusive | 踏み込みすぎ |
| 他人のことを詮索してウザい | nosy | 詮索好き |
| 態度そのものがウザい | obnoxious | 不快・無礼。強め |
| べったりしてウザい | clingy | 依存的・まとわりつく |

「ウザい」を英語で一言ならAnnoying!
まずは王道です。
annoying は、「イライラさせる」「うっとうしい」「ウザい」という意味で幅広く使えます。
Cambridge Dictionaryでも、人を少し怒った気持ちにさせるもの・ことを表す形容詞として説明されています。
日本語の「ウザい」に一番近い入口だと思っていいですよ。
例文
That's annoying.
(それウザいね)
He's so annoying.
(あいつ、めっちゃウザい)
That sound is really annoying.
(その音、ほんとウザい)
It's annoying when people interrupt me all the time.
(ずっと話をさえぎられるとウザいんだよね)
AnnoyedとAnnoyingは逆なので注意
ここ、地味に大切です。
annoying は「人をイライラさせる」。
annoyed は「自分がイライラしている」。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| He's annoying. | 彼はウザい |
| I'm annoyed. | 私はイライラしている |

I'm annoyed with him.
(彼にはイライラしてる)
Bug me|「ちょっかい出してきてウザい」
bug は名詞なら「虫」ですが、動詞ではカジュアルに「人を困らせる・イライラさせる」という意味があります。
Oxford Learner's Dictionariesでも、informalな用法として「annoy someone」と説明されています。
Oxford Learner's Dictionaries|bug
日本語でいう、
「さっきからずっとウザいんだけど」
にかなり合います。
例文
Stop bugging me.
(もうウザいからやめて/邪魔しないで)
He's been bugging me all morning.
(彼、朝からずっとちょっかい出してきてウザい)
That really bugs me.
(それ、ほんとイラッとする)
Get on my nerves|「神経にさわるほどウザい」
もう少しイライラがたまってきたら、
get on someone's nerves
が使えます。
Oxford Learner's Dictionariesでも「人をイライラさせる」というinformalな表現です。
Oxford Learner's Dictionaries|get on someone's nerves
直訳すると「神経の上に乗る」。
もう字面からウザいですよね。
神経から降りてください。
例文
He's getting on my nerves.
(あいつ、だんだんウザくなってきた)
That noise is really getting on my nerves.
(その音、マジで神経にさわる)
You're starting to get on my nerves.
(だんだんウザくなってきたよ)
最後の例文は本人へ直接言うと、かなり険悪になり得ます。覚えておくのはいいですが、職場の朝礼で投入する表現ではありません。
A pain in the neck|「あの人ホント面倒くさい」
a pain in the neck は、直訳すると「首の痛み」。
でも実際には、非常に面倒な人・ことを表すinformalなイディオムです。
Cambridge Dictionary|a pain in the neck
日本語なら、
「あの人、ほんと面倒だよね」
「あれ地味にウザい」
に近いです。
He's a real pain in the neck.
(あの人、本当に面倒くさい)
This paperwork is a pain in the neck.
(この書類作業、ほんと面倒)

Pester|「何度も頼んできてウザい」
同じお願いを何度もしてくる。
断っているのにまた来る。
「お願いお願いお願いお願い」
というタイプのウザさなら、pesterです。
Cambridge Dictionaryでは、何かを繰り返し頼むなどして人を困らせる意味で説明されています。
He keeps pestering me for help.
(彼、ずっと手伝ってって言ってきてウザい)
Stop pestering me about it.
(そのことで何度もしつこく言うのやめて)
She pestered him to call her back.
(彼女は電話を返すよう何度もしつこく言った)
Nag|「小言を何度も言ってきてウザい」
pesterと似ていますが、
nag は、何度も文句を言う、注意する、催促する感じです。
Cambridge Dictionaryでも、何かをさせようとして繰り返し批判・不満を言う意味です。
「宿題やったの?」
「片付けた?」
「早くしなさい」
「まだ?」
……。
この連打です。
Stop nagging me.
(何度も言わないでよ/ウザいよ)
He keeps nagging me about being late.
(彼、遅刻のことでずっと小言を言ってくる)
Pushy|「グイグイ来てウザい」
営業。
勧誘。
強引な提案。
「いや、結構です」
と言ったのに、
「でも一度だけ!」
と来る。
そういうウザさはpushyです。
Cambridge Dictionaryでは、人に何かをさせようと強く迫りすぎるような、好ましくない態度を表します。
That salesman was too pushy.
(あの営業、押しが強すぎてウザかった)
I don't want to sound pushy.
(押しつけがましく聞こえたくはないんだけど)
2つ目はビジネスでも使いやすいですね。
Nosy|「人のことを詮索してきてウザい」
「年収いくら?」
「彼女いるの?」
「なんで結婚しないの?」
「昨日誰といたの?」
初対面でこれを全部聞いてきたら、なかなかの突破力です。
nosy は、他人が何をしているのか必要以上に知りたがる「詮索好き」の意味です。
He's so nosy.
(あの人、めちゃくちゃ詮索してきてウザい)
Sorry if I'm being nosy.
(詮索するようで悪いんだけど)
後者は質問するときのクッションとしても使えます。
Intrusive|「そこまで入ってくる?というウザさ」
intrusive は、ただの「うるさい」ではありません。
相手のプライバシーや個人的な領域へ入り込んできて、不快にさせる感じです。
Cambridge Dictionaryでも、人に不快感を与えるほど干渉する意味があります。
Cambridge Dictionary|intrusive
That question is a little intrusive.
(その質問、ちょっと踏み込みすぎです)
I found his questions intrusive.
(彼の質問は立ち入りすぎだと感じた)
職場などで「ウザい」と感情的に言うより、ずっと大人な表現です。
Obnoxious|「態度ごとウザい・鼻につく」
ここから少し強くなります。
obnoxious は、単に少しイライラするというより、かなり不快・無礼・感じが悪い人や態度です。
Cambridge Dictionary|obnoxious
声が大きい。
自慢する。
人の話を聞かない。
失礼。
それが全部セット。
そういうときです。
He was loud and obnoxious.
(彼は声も大きいし態度もウザかった)
Don't be obnoxious.
(そんな嫌な態度を取らないで)

Clingy|「べったりしてきてウザい」
恋人。
友達。
子ども。
ずっとそばにいたがる。
何をするにも一緒。
返信が少し遅いだけで、
「どうしたの?」
「怒ってる?」
「ねえ?」
……通知が増殖する。
そんなタイプにはclingyが合います。
Cambridge Dictionaryでは、人のそばから離れず、依存する人を表します。
He's too clingy.
(彼、べったりしすぎてちょっとウザい)
I don't want to seem clingy.
(重い人だと思われたくない)
ウザさの種類を10秒で診断
あなたの「ウザい」はどれ?
ただイラッとする
→ annoying
何度もちょっかいを出す
→ bug
もう神経にさわる
→ get on my nerves
何度もお願いする
→ pester
小言を繰り返す
→ nag
グイグイ迫る
→ pushy
人の事情を詮索する
→ nosy
プライバシーへ入り込む
→ intrusive
態度からして不快
→ obnoxious
ずっとまとわりつく
→ clingy
「ウザい!」と一言で言いたいときの英語
ここまで読んで、
「いや、そんな分析はいい。今この瞬間にウザいんです」
という人もいますよね。
そんなときです。
So annoying!
(ウザッ!)
How annoying!
(うわ、ウザい!)
What a pain!
(あー、めんどくさ!)
Give me a break.
(もう勘弁してよ)
Leave me alone.
(ほっといて)
Cut it out.
(もうやめて)
ただし、最後の3つは相手への直接的な要求です。
同僚との軽い雑談ならまだしも、部長へいきなり、
Leave me alone.
は、だいぶ攻めています。
「マジでウザい」を英語で強調する
really や so を足せば簡単です。
That's really annoying.
(それマジでウザい)
He's so annoying.
(あいつめっちゃウザい)
That is incredibly irritating.
(それ、とんでもなくイライラする)
irritatingも「イライラさせる・うっとうしい」です。
特に同じことが続いてじわじわ神経に来る感じに合います。
Oxford Learner's Dictionaries|irritate
「ウザい人」を英語で言うと?
人を指して単純に言うなら、
an annoying person
で通じます。
ただ、実際の会話では、その人のウザさを具体的に言うことが多いです。
| タイプ | 英語 |
|---|---|
| 普通にウザい | He's annoying. |
| 面倒くさい | He's a pain in the neck. |
| グイグイ来る | He's pushy. |
| 詮索してくる | He's nosy. |
| 踏み込んでくる | He's intrusive. |
| 態度が不快 | He's obnoxious. |
| べったりしてくる | He's clingy. |
日本語なら全部「あの人ウザい」で済みます。
英語は、ウザさに妙に解像度があるんですよ。
「しつこい=ウザい」を英語で言うなら?
「しつこい」も一語では決まりません。
| しつこさ | 英語 |
|---|---|
| 何度も頼む | pester |
| 何度も小言 | nag |
| ちょっかいを出し続ける | bug |
| 何度も連絡・誘いなどを続ける | keep + ~ing |
He keeps texting me.
(彼、ずっとメッセージ送ってきてウザい)
She keeps asking me the same question.
(彼女、同じ質問を何度もしてきてウザい)
keep + ~ing は便利です。
特別なスラングを知らなくても、
「何を何度もするからウザいのか」
を説明できます。
職場では「You're annoying.」より行動を言ったほうが安全
ここは大事です。
仲の良い友達なら、
You're so annoying!
と冗談で言うこともあります。
でも仕事では、人そのものを「ウザい」と呼ぶ必要はありません。
具体的な行動を伝えます。
たとえば、会議で何度も割り込んでくる人なら、
Could you let me finish first?
(まず最後まで話させてもらえますか)
プライベートへ入り込んでくるなら、
I'd rather not discuss my private life at work.
(職場ではプライベートについて話したくありません)
何度も同じ催促をされるなら、
I've got it. I'll let you know when it's done.
(分かっています。終わったらお知らせします)
距離を取ってほしいなら、
Please give me some space.
(少し距離を取ってください)
このほうが、「お前ウザい」と言うより問題解決に近づきます。
Annoying・Bother・Bugの違い
この3つ、かなりよく出ます。
| 表現 | 品詞・使い方 | 感覚 |
|---|---|---|
| annoying | 形容詞 | ウザい・イライラする |
| bother | 動詞 | 困らせる・煩わせる |
| bug | 動詞・informal | ちょっかい、ウザ絡み |
He's annoying.
(彼はウザい)
Don't bother me right now.
(今は邪魔しないで)
Stop bugging me.
(ウザ絡みするのやめて)
botherはCambridge Dictionaryでも「annoy someone」の意味があります。
「ウザい」と「キモい」は英語では同じにしない
日本語では、
「あの人ウザい」
「あの人キモい」
の境界が少し重なることがあります。
でも英語では分けたほうがいいです。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| うるさくてウザい | annoying |
| 絡んできてウザい | bugging me |
| 気味悪くてキモい | creepy |
| 汚くてキモい | gross |
たとえば、ずっと話しかけてくる同僚なら、
annoying。
無言でずっとこちらを見ている知らない人なら、
creepy。
同じ「嫌」でも方向が違います。
「ウザい」を直接言わず、大人っぽく伝える英語
英語を覚える目的は、人を罵倒する語彙力を伸ばすことだけではありません。
たぶん。
職場や初対面の相手なら、もう少し柔らかくできます。
角を立てにくい言い方
That's a little distracting.
(それ、ちょっと気が散ります)
That makes me a little uncomfortable.
(それは少し不快に感じます)
I'd appreciate a little more space.
(もう少し距離を取っていただけると助かります)
Could we come back to that later?
(それはあとで戻ってきてもいいですか)
Let's leave it there for now.
(ひとまずその話はそこまでにしましょう)
「ウザい」の強さレベルを勝手に5段階で整理
辞書上の正式なランクではありません。
使うときの体感として整理すると、こんなイメージです。
| レベル | 英語 | 日本語イメージ |
|---|---|---|
| ★☆☆☆☆ | a little annoying | ちょっとウザい |
| ★★☆☆☆ | annoying | 普通にウザい |
| ★★★☆☆ | getting on my nerves | かなり神経にさわる |
| ★★★★☆ | a real pain in the neck | マジで面倒 |
| ★★★★★ | obnoxious | 態度ごと不快 |

「ウザい」の英語でよくある質問
「ウザい」を英語で一言なら?
Annoying! が一番使いやすいです。
So annoying!
(ウザッ!)
「あいつウザい」は英語で?
基本は、
He's annoying.
です。
もう少し強ければ、
He's getting on my nerves.
が使えます。
「しつこくてウザい」は?
状況によって、
- bug me:ちょっかい
- pester me:何度も頼む
- nag me:小言・催促
を使い分けます。
「LINEがしつこくてウザい」は?
He keeps texting me.
(彼、ずっとメッセージしてきてウザい)
または、
His constant messages are getting on my nerves.
(彼の絶え間ないメッセージがだんだんウザくなってきた)
「グイグイ来てウザい」は?
pushy が使いやすいです。
He's too pushy.
(彼、押しが強すぎてウザい)
「詮索してきてウザい」は?
nosyです。
Why are you being so nosy?
(なんでそんなに詮索してくるの?)
AnnoyingとIrritatingの違いは?
どちらも「イライラさせる」です。
annoying のほうが非常に使いやすく、日本語の「ウザい」に広く対応します。
irritating は、繰り返し続くことなどでじわじわ苛立つニュアンスにもよく合います。
「めんどくさい人」は?
a pain in the neck が使えます。
He's such a pain in the neck.
(あの人、ほんと面倒くさい)
「ほっといて」は?
Leave me alone.
です。
かなり直接的なので、柔らかくするなら、
I need a little time to myself.
(少し一人になる時間がほしいです)
も使えます。
まとめ|「ウザい」はAnnoyingだけでも通じる。でも種類を分けると面白い
日本語では、かなり広い範囲を「ウザい」の一言で処理できます。
英語でも、迷ったらまず、
annoying
で大丈夫です。
ただ、少し慣れてきたら、
最後にもう一度|ウザさ別10表現
- annoying:普通にウザい
- bug:ちょっかいを出してウザい
- get on my nerves:神経にさわる
- a pain in the neck:面倒くさい
- pester:何度もしつこく頼む
- nag:何度も小言を言う
- pushy:グイグイ来る
- nosy:詮索してくる
- intrusive:踏み込みすぎる
- obnoxious:態度そのものがかなり不快
- clingy:べったりしてくる
と使い分けると面白いです。
たとえば、同僚が何度も話しかけてくる。
He's annoying.
さらに何度もちょっかいを出してくる。
He keeps bugging me.
ついに神経に来る。
He's getting on my nerves.
プライベートまで聞いてくる。
He's nosy.
仕事帰りまでついてくる。
……そこから先は英語表現の記事ではなく、別の対策が必要になってきます。

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- 「ビミョー・何とも言えない」を英語で伝える表現
- 英語で自分の意見を伝える定型表現
- 「特にありません・特になし」の英語
- 「なんでもいい・どれでもいい」の英語
- 「分からない・理解できない」を英語で伝える表現
- 「仕方がない・しょうがない」の英語
- 会話でよく出る英語イディオム・慣用句
実際に口から出せる表現にするなら
この記事のresponsivevoiceを押して音を確認したら、自分でもそのまま声に出してみてください。
Annoying. の意味を知っていても、会話で瞬間的に出なければ少しもったいないですよね。