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気をつけたい英語文法・語法

【前置詞と代名詞の語順】check out itやpick up youはなぜダメ?

記事タイトルスライド

 

タイトルの疑問は英語学習をしていると一度は直面しますよね

ルームメイトのアメリカ人に、I will get up you tomorrow morning.と言ったら笑われたことがあります。

句動詞(熟語)を4パターンに分類し、代名詞が目的語になるときの前置詞や副詞の英文法語順ルールをまとめました。

 

チェケラッ!!

 

 

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句動詞『動詞+副詞』は目的語の代名詞を間に挟む

記事タイトルの答え

check up itではなくcheck it upが正しい。

同様に、pick up you ではなくpick you up

【理由】

  • 目的語が代名詞の場合、他動詞副詞の間に挟まなければならない
  • 目的語が一般名詞の場合、どちらでもいい

 

ここでポイントになるのは、check upやpick upのup副詞という点です。

前置詞ではありません。

句動詞には、『動詞と前置詞』、『動詞と副詞』からなるものがあります。

そして、動詞は自動詞と他動詞の用法がありますよね。

つまり、組み合わせは4パターンです。

それぞれ順にみていきましょう。

 

動詞と前置詞/副詞の組み合わせ4パターン

『自動詞/他動詞 + 前置詞/副詞』の組み合わせは以下の4パターンが考えられます。

このうち、『他動詞+前置詞』の組み合わせは文法的にNGなので実質3パターンです。

そして、2番目の『自動詞+副詞』は目的語をとらない形なので、目的語が代名詞一般名詞かを迷うこともありませんね。

1番目『自動詞+前置詞』と4番目『他動詞+副詞』をしっかりマスターしましょう

 

句動詞のパターン 英文法 例文
自動詞 + 前置詞 live in, look for, apologize to He lives in Tokyo.
自動詞 + 副詞 fly fast, walk slowly, sleep deeply Birds fly fast
他動詞 + 前置詞 ×
(他動詞は直接目的語をとるので前置詞が直後に続くことはない)
他動詞 + 副詞 check out, pick up, get up, turn on Please turn on the light.

 

自動詞と他動詞の詳しい説明はこちらの記事を確認ください
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1. 『自動詞 + 前置詞』:目的語は後ろだけ

ポイント

目的語が一般名詞、代名詞のいずれでも置かれる位置は常に前置詞の後

 

”前に置く”と書く漢字がそのまま示しているとおり、目的語が一般名詞であろうが代名詞であろうが前置詞はその前に置くのがルールです。

つまり、代名詞であっても間に挟まれることなく後ろに置く必要があります。

目的語が一般名詞の場合

I will get on the bus from now.
(これからバスに乗ります。)

I need to look for my key.
(鍵を探す必要があります。)

The teacher apologized to Jack yesterday.
(昨日その先生はジャックに謝った )

 

目的語が代名詞の場合

I will get on it from now.

I need to look for it.

The teacher apologized to him yesterday.

 

I will get it on from nowとはなりません。

『get on=(バスなどに)乗る』は、2語で1語の動詞のような意味を持つ熟語なのでget it onの語順にすると意味が分からなくなってしまいます。

同様に、『look for=探す』も自動詞と前置詞からなる句動詞の熟語です。look it forの語順にしてしまうと誤りです。

熟語がひとつの他動詞になっていると捉えたほうが分かりやすいかもしれません。

 

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2. 『自動詞 + 副詞』:目的語はない

ポイント

『自動詞+副詞』は目的語をとらない形。後に目的語はつかない

 

例文でみたほうが分かりやすいですね。

Birds fly fast.
(鳥は速く飛ぶ)

We arrived late.
(私たちは遅れて到着した)

The license expires soon.
(免許証はそのうち有効期限が切れます)

 

上記の英文いずれにも目的語はありません

 

3. 『他動詞 + 前置詞』:英文法として×

ポイント

他動詞は一般名詞でも代名詞でも直接目的語をとるので前置詞は後に続かない

 

4.『他動詞 + 副詞』:語順ルール重要

ポイント

  • 目的語が代名詞の場合、他動詞副詞の間に挟む
  • 目的語が一般名詞の場合、どちらでもいい

 

このルールを覚えておきましょう。

このパターンでよく出てくる副詞は5つです。

よく使われる副詞

  • up
  • down
  • out
  • on
  • off

 

以下のような句動詞は代名詞を動詞と副詞の間に挟む必要があります
〇(正) 〇(正) 〇(正) × (誤)
give up the dream (あきらめる) give the dream up give it up give up it
get up my sister (姉を起こす) get my sister up get her up get up you
put down the bag(カバンを下に置く) put the bag down put it down put down it
bring down the chair (椅子を下にもってくる) bring the chair down bring it down bring down it
check out the notice(注意点を確認する) check the notice out check it out check out it
figure out the message  (メッセージを理解する) figure the message out figure it out figure out it
put on the shirt (シャツを着る) put the shirt on  put it on put on it
turn on the PC (PCの電源を入れる) turn it on turn it on turn on it
put off shoes (靴を脱ぐ) put them off put them off put off it
turn off the light (電灯を消す) turn it off turn it off turn off it

 

あとがき:パターン1と4の見分けは難しい

句動詞と代名詞の語順を整理しました。

パターン1『自動詞 + 前置詞』パターン4『他動詞 + 副詞』は見分けられたら、語順の悩みが減るのですがこれは難しいです。

特に前置詞にも副詞にもなることが多めのoninを含む熟語はやっかいですね。

英語に多く触れる中で句動詞(熟語)の知識を増やしていく必要があります。

 

 

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