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「オンライン英会話はなぜフィリピン人ばかりなのだろう?」
「日本のオンライン英会話はなぜフィリピンとのかかわりが強いのだろう」
そんな疑問の解決に役立つ情報をまとめました。
2021年以降だけでも、DMM英会話、レアジョブ英会話 、スパトレ英会話、ビズメイツ 、大人の英会話倶楽部、ネイティブキャンプでフィリピン人講師のレッスンを100回以上受講しました。
毎日25分のレッスンを受けても、低価格帯のサービスなら1カ月5000~6000円で利用できるオンライン英会話。
対面式の英会話スクールしかなかった頃に比べると信じられない価格ですよね。
そんなオンライン英会話の多くに、フィリピンが関わっています。
これまで受けてきたレッスンの中で、待遇や特徴などフィリピン人講師から直接教えてもらったことがいろいろあります。
『フィリピンやフィリピン人講師の特徴を把握して、自分に合ったオンライン英会話をうまく活用する』
これができると、英会話上達の費用対効果を高めることができますよね。
まとめから伝えると、オンライン英会話にフィリピンの関わりが強い理由は以下のとおりです。
オンライン英会話にフィリピン人が多い理由
- フィリピン人の人件費が特に安い
- 第二言語(公用語)でありながら母国語並みに英語を話せる
- フィリピンと日本の時差は1時間
- 同じアジア人で親近感がある
- フィリピン人の南国の陽気でやさしい国民性がシャイな日本人の英会話指導に向いている
特に1番目と2番目が大きいです。
人件費が安くて平均年齢が若い国民のほとんどが公用語として英語を話せる数少ない国だからです。
これまでの受講経験をもとに詳しく説明します。
オンライン英会話の選択に迷われている方に一部でも参考になればと思います。
記事を書いた人
いくつかのオンライン英会話を休会月を挟みながらローテーションして英語学習を継続しています。
クレジットカードを登録しなくても無料体験から始められる大手のオンライン英会話
フィリピン共和国基本情報
正式名称 | フィリピン共和国(Republic of the Philippines) |
面積 | 29万9404平方KM(日本の8割、7109の島々) |
人口 | 1億95万人(2020年) |
言語(母国語) | フィリピン語(タガログ語) |
言語(公用語) | フィリピン語、英語 |
民族 | マレー系が中心、中国系やスペイン系も少数 |
宗教 | カトリック83%、その他キリスト教10%。イスラム教5% |
気候 | 熱帯モンスーン型気候(乾季12月~5月、雨季6月~11月) |
平均気温 | 年間を通して26~27°C |
時差 | -1時間 |
通貨 | ペソ(1ペソ=2.15円) |
平均年収 | 約48万円(約23万ペソ)、日給換算1日約1300円(630ペソ) |
職業別平均月収 | 大学教授:3万円、教師2万3千円、バスの運転手・ホテルのフロント8千円 |
国民平均年齢 | 24歳(日本46歳) |
平均寿命 | 68歳(日本84歳) |
フィリピン料理 | 主食:コメ 、その他魚介料理、肉料理、シニガンなど |
【8つの特徴】オンライン英会話とフィリピンの関わり
【人数】どこのオンライン英会話もフィリピン人講師が一番多い
各社HPのレッスン予約画面から主要3社のフィリピン人講師数を検索して調査してみました。
レアジョブ英会話は日本人を除き全員、DMM英会話とNativeCampもフィリピン人講師が50%以上を占めています。
具体的には以下の通りです。
レアジョブ英会話 :6000名全員がフィリピン人(一部日本人講師在籍)
DMM英会話:登録講師7465人のうち3814人がフィリピン人(2022/2/20検索結果)
ネイティブキャンプ:『今すぐレッスン』可能な講師92名のうち、52名がフィリピン人(2022/2/20 17:30頃)
【料金】価格差は質の高いフィリピン人講師の比率の差
オンライン英会話のフィリピン人講師は、体感としてこのようなイメージです。
全体感としては、以下の2点です。
- 値段が安いオンライン英会話には、大学生や在宅勤務の主婦などが多め
- 値段が高いオンライン英会話には、ビジネス経験があり発音がきれいな講師が多め
質については、以下のような感じです。
- 値段が安めのオンライン英会話にも、質の高い講師はいるがその割合が少なめ
- 値段が高いオンライン英会話では、質の高い講師を見つけやすい
値段が安いオンライン英会話のフィリピン人講師
講師全体の人数も多いのでいろいろなレベルの人が混じっています。
フィリピン人は基本的にアメリカ英語のイントネーションや発音の影響を受けています。
しかし、欧米人と比較すると英語になまりがある講師もいます。
上位層はレベルが高く教え方がうまく発音もきれいです。
反対に下位層にはなまりが目立つ人もいます。
DMM英会話、レアジョブ英会話 、ネイティブキャンプは値段が安めの大手3社ですよね。
そして、フィリピン人講師の数もそれぞれ約5000人規模です。
このため、良い講師を絞り込めるまでに何人かのレッスンを受ける必要がありますね。
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レッスンを受けるにあたって、以下の2点に当てはまるなら値段の安いオンライン英会話で全く問題ないと思います。
- ビジネス経験や指導力に強いこだわりはない
- いろいろな講師との交流を楽しみながら英会話を学びたい
値段が安めのオンライン英会話レビュー記事
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値段が高いオンライン英会話のフィリピン人講師
月額1万円前後の値段が高いオンライン英会話は、ビジネス経験がある講師を雇い、費用をかけて教え方や指導に力を入れています。
講師が全員フィリピン人でビジネス英会話を売りにしているビズメイツがその例です。
レッスンでは「このビジネスシーンでは他にこういう言い方もできるよ」とか、「相手の立場を考慮してこういう表現を使うのもいいよ」というシーンに合ったアドバイスが多いです。
ただ、1万円以上払うならネイティブのオンライン英会話も受講できますよね。
しかし、ネイティブ講師の質もピンキリです。
フィリピン人講師なら同じ値段で教え方がうまくハイレベルの講師からレッスンを受けられます。
値段が高めのオンライン英会話レビュー記事
>>【ビズメイツは初心者が使える?】体験して感じた安いオンライン英会話との違い
【時差】フィリピンは-1時間なので需要と供給量がマッチしやすい
朝、昼、晩など一般的に日本人がレッスンを受けたい時間帯にフィリピン人講師もたくさんいます。
日本とフィリピンの時差は1時間だからです。(フィリピンが日本より1時間遅れ)
反対に、日本と時差が7-8時間ある東欧国やアフリカの講師は日本の午前中は講師がいないなど需要と供給がマッチしていません。
レッスンを受けたい時間帯にたくさん講師がいると、レビュー評価の高い講師をみつけやすいです。
【フィリピン人の性格】大らかで明るく陽気な人が多いので優しく教えてくれる
フィリピン人からレッスンを受けると、明るく陽気な人な性格の人が多く南国系の優しさを感じます。
そして、複数のオンライン英会話のフィリピン人講師から直接聞いた話ですが、講師の採用試験を受ける際は、Socializing ability(社交性能力)もチェックされるそうです。
- レッスン受講者の英語指導が上手くできるか
- コミュニケーションをうまくとれるか
生まれながらにして持つ陽気な性格に加えて、社交性が高い人が講師に選ばれています。
【フィリピン人講師のやる気】受講生の満足度が重要なことを分かっている
講師はレッスン生の満足度を上げることに一生懸命です。
月5000-6000円ぐらいのオンライン英会話の講師には固定給はなく、レッスン1本がだいたい100円前後の報酬で完全歩合制だからです。
レッスンをたくさん受けないと自分の給与が増えないので、講師はどんなレッスン生にも真剣ですよ。
大手のオンライン英会話、DMM英会話、レアジョブ英会話 、ネイティブキャンプでは5点満点で講師一人一人のレビュー点数を予約時に確認することができますよね。
レビュー評価が高い講師はレッスンが増え、そうでない講師はレッスンが減るので、サービスの質が向上する仕組みが機能しています。
参考:オンライン英会話のビジネスモデル
フィリピン人にとって「オンライン英会話講師という仕事をどう感じるのか」について、二人の講師に聞いたことがあります。
フィリピンでは、物価が一番高いマニラで1日あたり最低賃金は500ペソ。(約1100円)
これは、低価格のオンライン英会話で25分のレッスン10回分程度で稼げる金額です。
マニラ以外に住む講師にとっては、政府が定める最低賃金はもっと低く1日あたり600円~700円です。
通勤の必要もなく、家で自分の都合がいい時間だけレッスンを受けられるオンライン英会話の講師は、「一般的な会社員より良い待遇の仕事」と二人とも言っていました。
ちなみに、受講生が毎日1回レッスンを受けると、フィリピン人講師の給与だけで100円×30回=3000円/月ですね。
オンライン英会話のサービス運営コストには、それ以外にもオンライン英会話のシステム開発・運用費用、教材開発費用、日本側スタッフの人件費、ビルコストなども必要です。
そう考えると、受講者全員が毎日1回、月30回もレッスンを受けるとオンライン英会話の会社に利益はほとんど出ないと思います。
損益分岐点は、受講者ひとりあたり20回ぐらいかもしれません。
または、上位サービスやオプションで利益を確保するビジネスモデルです。
【英語は公用語】小学校から学校教育は英語で行われている
ネイティブではないものの、フィリピン人は英語をよく話します。
公用語として幼少の頃から学校教育は英語で行われているからです。
実感として、多少英語が不得意な学生講師はいるものの、スピーキング力に問題があるレッスン講師はほぼいません。
また、講師は英語力や文法知識を採用試験でチェックされたうえで職に就いています。
フィリピン人講師の英語力に過度な不安は不要ですね。
【日本とのネット接続】9月~11月の台風シーズンを除き良好
フィリピン人講師とのネット接続環境は、南米やアフリカの講師に比べるとはるかに良好です。
数秒間途切れることはあっても、ネット接続環境が切れたことはありません。
ただ、主に9月~11月に発生する台風が直撃すると不安定になります。
停電が起きるからです。
それ以外の時期は、画面が固まってもリフレッシュボタンを押すとすぐに回復しますね。
スパトレ英会話では、講師採用試験の中に自宅のネット接続環境のテストがあるそうです。そして、モバイルWiFiルータをバックアップ用に持っていました。
またネイティブキャンプでは、レッスン直後のレビュー評価に接続環境に関する質問もあり接続に問題が多い講師には後で指導が入るようです。
【フィリピンならではの雑音】在宅講師の場合、動物の鳴き声が入ることも
在宅でレッスン対応している講師の場合、レッスン中にときどき犬やニワトリの鳴き声が入ることがあります。
フィリピンの一般的な家庭の多くは、犬、鳥、やぎ、ネコなどを飼っているためです。
講師に聞いてみたところ、「8割ぐらいの家庭に犬がいる」と言っていました。しかも放し飼いらしいです・・・(笑)
対策として、周りから聞こえるノイズを遮断する無料アプリ(Krispなど)をPCにインストールしてレッスン対応している講師もいました。
また、外の音が聞こえにくい個室でレッスン対応している講師もいます。
レッスンで犬や鳥の鳴き声が聞こえるのは、10回に2~3回ぐらいでしょうか。
まとめ:フィリピンの特徴を理解した上でオンライン英会話を最大活用
フィリピン人講師やフィリピンの特徴をまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
良い点ばかりではないですが、コスパよくオンライン英会話を受講できるのはフィリピン人講師がたくさんいるおかげです。
20代30代を中心に各世代に多くの講師がいるので、自分の年齢に近いフィリピン人とのコミュニケーションも楽しいですよ。
レッスンを受けているうちに自分とフィーリングや相性が合う講師が見つかるはずなので、フィリピン人講師の特徴を知った上で最大活用できるといいですよね。
いい講師からレッスンを受けると、英語の勉強に身が入りモチベーションも上がります。
オンライン英会話の多くは入学金も退会金も0円で、たいてい1週間の無料体験期間が用意されています。
「合わない」と思ったら無料体験や1カ月でやめることも、他のオンライン英会話にスイッチすることもカンタンです。
フィリピン人講師と話せるおススメのオンライン英会話7社
オンライン英会話 | 無料体験の日数 | 無料体験を受講する際のクレジットカード登録要否 |
2回(1週間以内) | 不要 | |
2回(1週間以内) | 不要 | |
無制限(1週間以内) | 必要 | |
1回 | 不要 | |
7回(1週間以内) | 必要 | |
2回(1週間以内) | 不要 | |
10回(10日以内) | 必要 |
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