英会話の途中で、さらっと補足したいときや話題をかえたいときなどに「ちなみに~」の意味でカジュアルにも使える14個のフレーズをまとめました。
メールやビジネスでも使えて、表現にレパートリーを持てるのでいくつか覚えておくと便利です。
英会話で『ちなみに』の使うときの4つの状況
「ちなみに」とは、話題を変える際に前置きとして用いる表現のひとつであり、聞き手にさりげなく追加情報を提供するために使用されることが多いです。
この表現を使う心理としては、以下のようなものが考えられます。
「ちなみに」を使う状況
- 話題を変えるための繋ぎとして使う 「ちなみに」は、話の流れをスムーズに変えるために使われることが多いです。例えば、話題が切り替わる前に、追加の情報を提供することで、聞き手の注意を引き続けることができます。
- 相手に知らせたい情報がある 「ちなみに」を使う理由のもうひとつとして、相手に知らせたい情報がある場合があります。たとえば、話題が変わってから「ちなみに、先日私が行ったレストランが美味しかったですよ」というように、相手に知ってもらいたい情報を伝えることができます。
- 相手に補足説明をする 「ちなみに」を使う場合には、聞き手が理解しているか不安な情報や、話題に関連する補足情報を伝えることができます。このように、話題を深めるために「ちなみに」を使用することができます。
- 間が持たなくて何か言いたくなる「ちなみに」は、時に話を多少強引に変えるために使われます。定型フレーズで「ちなみに」と続けながら話す内容も考えなければならないので頭をフル回転させます。
Rather thanをマスターしよう
『ちなみに』英語14表現
- ご参考までに
- お役に立つかわかりませんが
- 疑問に思われているかもしれませんが
- この話題のついでに
- ついでに言えば
- 追加情報として
- 補足すると
- 関連して
- ~となると
- ところで・話はかわりますが
- ~と言えば
- 蛇足ですが
- 念のために
- ~的に言えば(~ly speaking)
それぞれの意味に近い英語を表現を順にまとめました。
ただし、以下に紹介する英語表現は、上記の日本語に1対1で意味的に対応しているわけではなく、状況により他の意味にも類語として使えるものばかりです。
Letの使い方をマスターしよう
Just for your information/reference, (ご参考までに)
FYI = 参考までに、ちなみに、なお
例文
Just for your information, we have to finish this meeting within 10 minutes as we have another meeting with a customer.
(一応参考までに【ちなみに】、このミーティングは後10分で負えないといけないです。顧客との別の打ち合わせが控えています)
Just for your reference, that restaurant opens from 6:00PM, so we have to wait one hour.
(一応参考までに【ちなみに】、そのレストランは6時PMにオープンするので1時間待たないといけません)
「特にない」の英語表現
if that helps, (お役に立つかわかりませんが)
例文
The restroom is on your way right, if that helps.
(お役に立つかわかりませんが、トイレは向かって右側です。)
If it helps, you can use IC card for the payment instead of cash.
(お役に立つかわかりませんがちなみに、支払いには現金の代わりにICカードも使えます)
同意の英語表現
in case you were wondering, (疑問に思われているかもしれませんが)
例文
In case you were wondering, these figures include both domestic and international sales.
(ちなみに、これらの数字は国内とインターナショナルの両方の売上を含んでいます)
In case you were wondering, this magazine is about the history of ancient civilizations.
(ちなみに、これは古代文明の歴史に関する雑誌です)
丁寧さと婉曲表現
"were" を使うことで、相手が実際に疑問に思っているかどうかに関わらず、仮にそうであるとしたらという意味合いを持たせることができます。
これにより、話し手は相手に対して柔らかく情報を提供することができます。
仮定法過去を用いることで、直接的な表現よりも控えめで丁寧な印象になります。
while we are on the subject, (この話題の関連ついでに)
例文
While we're on the subject of the schedule, have we booked the venue on July 17 ?
(この話題のついでに、7/17の会場は予約できた?)
この表現では、実際に関連する話題を話している状況のため、areはwereではなく現在形のままでOKです。
仮定法の婉曲表現を使う必要はありません。
incidentally, (ついでに言えば)
例文
Incidentally, its price is 20% lower than those of competitors.
(ついでに言えば【ちなみに】、価格は競合他社より20%安いです。)
His promotion, incidentally, is unbelievable.
(ついでに言えば【ちなみに】、彼が昇格したことは信じられません)
He used to be a professional basketball player, incidentally.
(ついでに言えば【ちなみに】、彼は元プロバスケットボール選手です)
意見を述べるときの英語表現
As an additional information, (追加情報として)
- In addition (to that), ~
- Additionally speaking, ~
- Additionally, ~
例文
As an additional information, its price is 20% lower than those of competitors.
(追加情報として【ちなみに】、価格は競合他社より20%安いです。)
Additionally speaking, you can choose a color from 10 kinds as you like.
(さらに言えば【ちなみに】、色は10種類からお好きなのを選ぶことができます)
Additionally, the bus service runs on Sundays every one hour.
(追加情報として【ちなみに】、バスは日曜日は1時間おきにサービスしています)
英語の一言フレーズ
As a side note, (補足すると)
例文
This is as a side note, but its price is 20% lower than those of competitors.
(補足ですが【ちなみに】、価格は競合他社より20%安いです。)
Side note: The replacement for this part should be done by a certified consultant.
(補足:【ちなみに】 この部分の交換は認定コンサルタントが行わなければならない)
Related to~ (~に関連して)
例文
Related to the subject, I have a different idea.
(テーマに関連して、【ちなみに】、私は別のアイデアがあります。)
Related to the subject, I found several typos on the document.
(テーマに関連して、【ちなみに】、ドキュメントにタイプミスが何か所がありました。)
When it coms to ~ing, (~となると)
例文
When it comes to scheduling the next meeting, Friday is a holiday next week.
(次の打ち合わせの日程となると、【ちなみに】、来週の金曜日は祝日です)
When it comes to job interviews, first impressions are really important.
(仕事の面接となると【ちなみに】、最初の印象がとても重要です)
助動詞をマスターしよう
By the way/Aside from ~, (ところで/話は変わりますが)
話題を変える『ちなみに』の英語表現
- By the way (ところでちなみに~)
- Aside from~(話題は変わりますが、ちなみに~)
- Sorry to change the subject but~(話題を変えて申し訳ないけど、ちなみに~)
- This is off the topic but~(話題は変わりますが、ちなみに~)
例文
By the way, How did you treat the issue ?
(ところで、【ちなみに】、あの件はどうなった?)
Aside from the theme, who will attend the conference next week ?
(そのテーマは置いといて、【ちなみに】、来週の会議には誰が参加する予定?)
Sorry to change the subject but, I am anxious about the plan of next week.
(話題を変えて申し訳ないけど、【ちなみに】、来週の予定が気になります。)
This is off the topic but, did you finish your homework ?
(話題が変わるけど、【ちなみに】、宿題終わらせた?)
「ありがとう」のいろいろな言い方
Speaking of which, (~と言えば)
今度開催されるパーティに関する会話をしているとき
Speaking of the party, dress code is casual.
(今度のパーティと言えば、【ちなみに】、ドレスコードはカジュアルです)
Speaking of which, dress code is casual.と、partyの代わりにwhichを使うことができます。
旅行に関する会話をしているとき
Speaking of which, I found a very cheap tour to Thailand.
(旅行と言えば【ちなみに】、タイ行きの格安ツアーがネットに出ていました)
会社業績説明の英語
Maybe this is not so important (relevant), but~ (蛇足ですが)
例文
Maybe this is not important but, the company has been looking for a candidate of good sales person.
(これは重要ではないかもしれませんが【ちなみに】、その会社はよい営業マンをずっと探しています)
Maybe this is not relevant but, he wanted to be hired by a better company.
(これは関係ないかもしれませんが【ちなみに】、彼はもっと良い会社に採用されたがっていた)
英語で質問する際の定型英語
Just to be sure, (念のために)
「念のために」「確認のために」の意味で『ちなみに』と言いたいときに使える英語です。
言い漏らしたことなどがある場合、この"Just to be sure", "Just in case"などがピッタリですね。
Justはなくてもいいですが、外すと「一応」の意味もなくなってしまいます。
例文
Did you turn off the light and air conditioner of the room? Just to be sure.
(確認ですが【ちなみに】、部屋のライトとエアコンは切りましたか?)
Just to be sure, the deadline of the homework is tomorrow, right?
(確認ですが【ちなみに】、宿題の提出期限は明日ですよね?)
「協力する」の英語表現
~ly speaking, (~的に言えば)
~ly speaking, はいろいろな単語と一緒に使って、「~的に言えば」の意味で使えます。
カジュアルにもビジネスにも、2語なので使いやすいですね。
「~的に言えば」と言いたいときに便利です。
2語で伝えられるパターンの言い方を以下の記事にまとめています。
~ly speakingの英語
例文
Practically speaking, I don't think it's difficult to do it by the end of this week.
(【ちなみに】現実的に言えば、今週末までにそれを終わらせるのは難しくありません)
Roughly speaking, I don't have a good feeling on their way of treating this issue.
(【ちなみに】大雑把に言うと、彼らのこの課題に対するやり方には好感が持てません)
ビジネスMTGでよく使う表現一覧